MODEL EC-MD100 取扱説明書 UPRIGHT EC-MD1OO BIKE キャットアイ メディカルエルゴサイザー
この取扱説明書の使い方 この取扱説明書はメディカルエルゴサイザーEC-MD100を利用される施設内の管理者やインストラクターの方を対 象に作成されており、本機の使用方法やトレーニングされる方に安全にお使いいただくための注意事項が記載されて います。本書の内容をよくお読みになり、実際にトレーニングされる方はもちろん付き添いの方にも本機の使用方法を 十分に説明してください。また、この説明書は保証書と共に大切に保管してください。 本書の構成 スタート編 オペレーション編 リファレンス編 最初にお読みいただく項目です。 メディカルエルゴサイザーEC-MD100の組立方法・各部の調整方法・基本 的な使用の流れについて説明しています。 メディカルエルゴサイザーEC-MD100が持つプログラムの概要および各 プログラムごとの操作方法について説明しています。 不意に発生したトラブルの処理方法・オプション部品・本製品の仕様につい て説明しています。 本書の表記について マークのついた文章は、安全上及び取り扱い上非常に重要です。必ず守ってください。 警告 : 守らなかったとき死亡あるいは人体に重大な危害が及ぶ場合がある
はじめに このたびはキャットアイ・メディカルエルゴサイザーEC-MD100をお買い上げいただき誠に有難うございます。 このメディカルエルゴサイザーは施設内でのリハビリを必要とされている方や運動不足の高齢者の方を対象に設計されたコン ピュータ制御のトレーニングシステムです。本製品は人の健康の基礎となる全身持久力の維持、増進を目的とし、心肺循環器系 の機能を高めるためのハートのスポーツ(有酸素運動)を科学的に行えるように設計されています。 全身持久力をテストするプログラムと3種類のトレーニングプログラムがあり、激しい運動が困難な方でも体に無理なく楽しみ ながら体力の維持・増進がはかれます。 安全にお使いいただくために 本機を使用する前には、必ずこの注意事項および取扱説明書をよくお読みの上、正しく安全にお使いください。 お読みになった後は、いつでも見られるところに大切に保管してください。 警 告 ・ 心臓病(狭心症、心筋梗塞など)、高血圧症、糖尿病、呼吸器疾患(ぜんそく、慢性気管支炎、肺気腫など)、変形性関節症、リュウマ チ、痛風、妊娠中の方、その他病気や障害のある方は、 トレーニングを始める前に必ず専門医
各部の名称と機能 構成品一覧 開封後に下記の部品および付属品が揃っていることをご確認ください。 操作ユニット (正面) 操作ユニット正面には、操作ボタンおよびトレーニング中の 経過内容や結果を確認するための液晶画面があります。 7 操作ユニット 脈拍センサー 1 本体 ハンドルポスト ACアダプター 切替 リセット D 開始 終了 A T A C A R D データカード(10枚) ナベネジ(4本) 工具セット 取扱説明書・保証書 2 3 4 5 6 操作ユニット調整ノブ 操作ユニット ハンドル ハンドル調整レバー シート ハンドルポスト ハンドルポスト調整レバー サポートバー ワイヤーホルダー シートポスト 接続ケーブル ペダル 脈拍(耳たぶ)センサー クランク 前脚パイプ ACアダプター インレット(前) 電源スイッチ キャスター 後脚パイプ 前脚アジャスター 4 ACアダプターインレット(後) シートポスト調整ペダル 後脚アジャスター
操作ユニット (裏面) 操作ユニット裏面には、液晶画面に表示されるペダル重さの単位、出力ポートの切替 えを行なうためのセレクトスイッチや、ケーブル、コードとの接続口があります。 1 1 液晶画面 2 切替ボタン(本書内の表記は 切替 2 3 ボタン) ・条件設定時 .................. 条件設定を次の項目へ進めます。 ・トレーニング中/ クールダウン中/ トレーニング終了時 ....
STARTING UP スタート編 1 組立から始めましょう ............................................... 7 2 各部の調整をしましょう ............................................ 8 3 脈拍(耳たぶ)センサーの使い方 ............................. 10 4 セレクトスイッチの設定 .......................................... 11 5 基本的な使用方法 ................................................... 12 6 4種類のプログラムがあります .................................
1 スタート編 組立から始めましょう 付属の工具セットを使用してEC-MD100を組み立てます。 2 注意 本製品は重量物ですので、1人で作業すると怪我や機器 を破損する恐れがあります。組立時は必ず2人以上で行っ てください。 1 1 ハンドルポストを取り付けます 1 ハンドルポストを取り付ける前に、固定ネジ(2ヶ所 )を矢印方向に2回転して締め付けを緩めます。 重 要 固定ネジを必要以上に緩めるとハンドルポストに差し込めなくなります。 2 ハンドルポストを本体に差し込みます。 重 要 本体側の通し孔から固定ネジが見えるように位置を合わせて差し込んでください。 3 固定ネジ(2ヶ所 )を回してハンドルポストをしっかりと固定します。 ハンドルポスト 固定ネジ 1 1 3 2 3 通し孔 本体 2 操作ユニットを取り付けます 1 接続ケーブルのケーブルコネクターをハンドルポスト上部のブラケットに通し、操作ユニット裏面のケーブル インレットに差し込みます。 重 要 ケーブルコネクターは奥までしっかりと差し込んでください。差し込みが不十分で接触が悪いと機能 しません。 2 操作
2 スタート編 各部の調整をしましょう EC-MD100を使用される方が理想的な姿勢でトレーニングできるよう に各部を調整します。 4 2 注意 調整後に各部がしっかりと固定されていることを確認してください。 3 1 6 5 6 1 シートの高さを調整します サポートバー シートの高さはペダル位置が一番下の時に、膝が軽く曲がる程 度に調整します。 ・ シートの高さを上げる場合は後脚パイプを踏んで押さえ、サ ポートバーをつかんでシートポストを引き上げます。サポート バーを離すとシートの位置が固定されます。 ・ シートの高さを下げる場合はシートポスト調整ペダルを踏み込 んでシートポストを下げます。ペダルから足を離すとシートの シートポスト 位置が固定されます。 シートポスト調整ペダル 2 ハンドルの角度を調整します 1 2 ハンドル ハンドル調整レバーを上げるとハンドルの固定が解除され、レ バーを下に押し込むと固定されます。 1 ハンドル調整レバーを上げてハンドルの固定を解除します。 2 ハンドルの角度を調整します。 3 ハンドル調整レバーを下に押し込んでハンドルをしっかりと固
スタート編 4 操作ユニットの角度を調整します 1 液晶画面を見やすいように操作ユニットの角度を調整します。 1 操作ユニット調整ノブを矢印方向に回して操作ユニットの固 定を解除します。 2 操作ユニットの角度を調整します。 参考 操作ユニット インストラクターや付き添いの方が操作ユニットを 操作ユニット調整ノブ 使用する場合は図のように操作ユニットを回転させ ることもできます。 3 操作ユニット調整ノブを矢印方向に回して操作ユニットをしっ かりと固定します。 5 ペダルベルトを調整します 6 脚アジャスターを調整します 2 3 ・ ペダルベルトは靴の大きさに合わせて5段階に調整できます。 ・ 本体が水平を保つように後ろ2ヶ所の脚アジャスターを回して 高さを調整します。 低く 高く 後脚アジャスター(2ヶ所) 本機の移動 ・ 本機を移動させる場合は後脚パイプを持ち上げ、キャスターを使って移動さ せます。 ・ サポートバーやシートをつかんで持ち上げるとシートポストが上昇しますの 後脚パイプ で注意してください。 設置時の注意 ・ 床の固い水平な場所に設置してください。
3 スタート編 脈拍(耳たぶ)センサーの使い方 メディカルエルゴサイザーEC-MD100 は脈拍(耳たぶ)センサーによって脈拍を耳たぶから検出します。 ここでは脈拍(耳たぶ)センサーの装着方法と注意事項について説明しています。 注意 脈拍センサーを取り付ける前にEC-MD100の可動部分がしっかりと固定されていることを確認してください。脈拍センサー装着後 に操作ユニットを動かすとセンサーが破損したり、 トレーニングされる方が怪我をする恐れがあります。 1 脈拍(耳たぶ)センサーを操作ユニットに取り付けます ・ 脈拍(耳たぶ)センサープラグを操作ユニット裏面の脈拍(耳たぶ) センサージャックに差し込みます。 操作ユニット 脈拍(耳たぶ) センサージャック 脈拍(耳たぶ) センサープラグ 2 脈拍(耳たぶ)センサーを装着します ・ 耳たぶセンサーは図のように左右どちらかの耳たぶの中央部分に 挟み付けます。 重 要 ・寒いときは耳たぶをよくマッサージして血行をよくしてか らお使いください。 脈拍(耳たぶ) センサー ・イヤリングなどは必ず外してください。 参考 耳たぶセンサーを使用しない
4 スタート編 セレクトスイッチの設定 操作ユニット裏面のセレクトスイッチで、使用する出力ポートや液晶 セレクトスイッチ 画面に表示されるペダル重さの単位を切り替えることができます。 参考 セレクトスイッチNo.3、4は使用しません。 1 2 3 4 未使用 出力ポート ペダル重さ単位 ペダル重さ単位の切り替え ・ 表示されるペダル重さの単位は「N・m」または「kg・m」から選択でき、 セレクトスイッチNo.1で切り替えることができます。 ・ スイッチがONの場合は「kg・m」に、OFFの場合は「N・m」に設定さ ON OFF 1 れます。 No.1 ペダル重さの単位 ON .................................. kg・m OFF .................................
5 スタート編 基本的な使用方法 ここではメディカルエルゴサイザーEC-MD100の基本的な使用方法について説明しています。 警告 お身体の不自由な方が本機に乗り降りされる際は、付き添いの方およびインストラクターの方が補助してください。また、EC-MD100を使用す る前にトレーニングされる方に合わせて各部を調整し、可動部分がしっかりと固定されていることを確認してください。 注意 破損する恐れがあるため操作ユニットをつかんで乗り降りしないでください。 1 電源を入れます ・ ACアダプターのプラグを本体後部または前部のACアダプターインレットに差 し込みます。 ・ ACアダプターの電源プラグを家庭用コンセント(100V)に差し込み、本体後 部の電源スイッチを入れます。 電源スイッチ 電源プラグ 警告 濡れた手でコンセントにプラグを差し込むと感電の恐れがあります。 プラグ 注意 前後のACアダプターインレットに同時にACアダプターを接続しな いでください。 重 要 ・ACアダプターは必ず専用の(AD1212MD-J)をお使いください。 ・電源プラグは直接壁面等の電源コンセントに接続してくだ
スタート編 データカードを使用する場合 T A C A R D H I 0 D 1 R 2 A 3 C 4 A 5 T 6 A 7 A 9 8 D D B C D E F G データカード TEST AUTO INTVL CONST MANU 参考 HILL A ・ データカードを使用する場合は、初期画面が表示されている時に条件を記録し たデータカードをカードインレットに差し込みます。 ・ データカードアイコンが点灯し、カードに記録されている内容で条件設定画面 が表示されます。 ・出荷時のデータカードには運動条件が記録されていないため、お使 いになっても作動しません。 カードインレット ・データカード読み込み後に表示される設定数値は増減ダイヤルで 変更することができます。 ・カードはゆっくり差し込んでください。 ・カードをすばやく差し込んだり、カードの表裏を間違って差し込んだ 場 合、またはカード が 正しく作られていなかった場 合は 画 面に クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 体力テスト ワット一定 年
6 スタート編 4種類のプログラムがあります 体力テストプログラム(全身持久力のテスト) ・トレーニングされる方が自分に適したトレーニング内容を知るためのテストプログ ラムです。 ・ 9分間、一定のリズムでペダルを回転させます。その間にペダル重さが3段階に変 化し、それに対する脈拍数の変化から、全身持久力の指標とされるエアロビックパ ワー:最大酸素摂取量(MOU,VO2maxとも言います)を推定します。この数値が 大きいほど全身持久力があるとされます。 ・ この最大酸素摂取量の数値を、同性・同年配と相対的に比較し1から5の体力レベ ルとして評価します。 ・ これらの推定結果から、相応しいトレーニングの方法・強さを決めることで、より一 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ワット一定 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 体力テスト ペダル重さ 性別 Kg W kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー kcal
スタート編 ワット一定トレーニングプログラム ・ メディカルエルゴサイザーで表示されるワット数(運動強度)は、ペダル重さ(N・ m、kg・m)と1分間あたりのペダル回転数(rpm)によって決まります。 ・ ワット一定トレーニングにおいては、体力テストで得られた結果をもとにトレーニン グの目標をワット数(運動強度)でセットします。 トレーニング中にペダルの回転数 が変わってもペダル重さをメディカルエルゴサイザーが自動的に調整し、結果とし てのワット数(運動強度)を一定に保ちます。 ・ 定ワット制御とも呼ばれ、心肺リハビリテーションの運動処方などによく使われま す。 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 体力テスト 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・ m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー 制御範囲 ペダル回転数 : 40∼100 rpm ワット数 ワット一定 kcal ペダル
OPERATION オペレーション編 1 トレーニングのねらい ......................................... 18 2 体力レベルとトレーニングの指標 ......................... 20 3 体力テスト ......................................................... 22 4 体力テスト (補足) ............................................... 24 5 ペダル負荷一定トレーニング ................................ 26 6 脈拍一定トレーニング ......................................... 28 7 ワット一定トレーニング ...................................... 30 8 データカードの作り方 .........................................
1 オペレーション編 トレーニングのねらい トレーニングのねらい ・ 階 段を昇ったり、急いで 歩いたりしたときに 息 切れを感じることはありませんか。 歩いたり走ったり、寝ているときでさえ、人間の体は酸素を取り入れエネルギーを作っ ています。肺から取り入れた酸素を心臓ポンプで血液を通じて全身に送り届けること、 脈拍数(拍/分) 200 難しく言うと心臓循環器系の働き:エアロビックパワー、この基本的な働きが不足する と息切れを感じたり体の不調の元となります。 ・ そこで、現代人が普段余り使わなくなったこの心臓ポンプを週に何回かほんの少し余 180 分に動かし、心臓循環器系に酸素の供給を盛んにする「ハートのスポーツ」 (有酸素運 グのねらいとしています。 特別トレーニングを だ方の目標脈拍数範 85% 動)を行なうこと、これにより全身持久力やスタミナとも言われる心肺循環器系の働 き:エアロビックパワーを高めること、メディカルエルゴサイザーはこれらをトレーニン 80% 160 70% トレーニングプラン ・「ハートのスポーツ」を効果的に行ないエアロビックパワーを高めるには、年齢や体力
オペレーション編 用語の解説 最高心拍数 運動するとその強さに応じて心拍数は上昇しますが、それには限界があり、その人の耐え られる最高の心拍数を最高心拍数と言います。最高心拍数は一般に年を取ると共に低下 しますが、この低下率には個人差があり、その差の原因は主として運動を行なっているか どうかによります。運動を続けていると低下率は小さくなります。 を積ん 範囲 最高心 拍数( 心拍数と脈拍数の違い 204 −0.
2 オペレーション編 体力レベルとトレーニングの指標 体力レベルとトレーニング指標 体力テストプログラムが、 トレーニングされる方の体力を5段階の体力レベルや最大酸素摂取量、最 大運動能力の推定値で評価します。 その結果をもとに、それぞれのトレーニングプログラムに応じた指標(運動時間や運動の強さ)を決め ます。 参照 体力テストの進め方については22∼23ページ「体力テスト」を、テスト結果の詳細につい ては24∼25ページ「体力テスト(補足)」をご覧ください。 体 力テストの 結 果 表 示 最大酸素摂取量:MOU 全身持久力の指標として広く用いられており、運動能力の限 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 体力テスト ワット一定 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 Kg W ペダル重さ 性別 界時にどれだけの酸素を摂取できるかを推定して表示しま す。 体力レベル:PFL 最大酸素摂取量の値を、同年代・同性の人と比較した5段階 の相対評価です。 kg・m
オペレーション編 脈拍一定トレーニング ・ このプログラムでは運動の強さを目標脈拍数(1分間あたりの脈拍数: 拍/分)でセットします。 トレーニングされる方の年齢・1から5で示され る体力レベル値、これらにより表から目標脈拍数を選びます。 ・ もしこの目標で苦しいようでしたら10拍/分下げてください。最初から無 理をすることはありません。何よりも続けることが肝心です。 ・ 下の表は運動の経験の余りない方でも使えるように考慮してあり、経験 を積まれた方には少し弱いかもしれません。 トレーニングされる方に合わ せて18∼19ページの図のターゲットゾーンを参考に、目標脈拍数を 10拍/分単位で上げてみてください。 ・1回あたりの運動時間は最低15分間、できれば20∼30分行ないま ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ワット一定 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 ・ 肥満対策(カロリー燃焼)を目的とする場合は、目標脈拍数を低めにテレ ビでも見ながら楽にできる強さで、そのかわり時間を長く30分以上行な います。 参照 脈拍一定トレーニングの進め方につい
3 1 オペレーション編 体力テスト 体力テストプログラムを選択します ・ 脈 拍( 耳たぶ )セン サーを装 着し、 トレーニングプログラムの選択 切替 ボタンを押して 体力テスト 切替 アイコンを点滅させます。 開始 終了 ・ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ワット一定 拍/分 才 rpm ml/kg・min データカードを使用した場合は 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 アイコンが点灯し、記録されている 条件で設定画面が表示されます。 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー 開始 終了 2 体力テスト 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 ボタンを押すとプログラムが確定され、設定画面が表示されます。 参考 ウォームアップ 条件を設定します 数値の増減、性別の切替 ・「年齢→上限脈拍数→体重→性別→ピッチ音間隔」の順に条件を設定しま す。初期表示は次のようになり、年齢の数値が点滅表示されています。 初期値 設定範囲 4
オペレーション編 4 体力テストを続けます ・ 経過時間が4分と7分の時に、その時の脈拍数によりペダル重さが変化しま す。 クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ペダル重さの変化については、25ページ「テスト・プロトコル」をご 覧ください。 ボタンを押すと、時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 切替 重 要 ・ペダル回転が10秒間無い場合、または脈拍信号を10秒間受信 しない場合は、テストを中止しクールダウンに入ります。 体力テスト ワット一定 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 参照 ・ ウォームアップ 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 ウォームアップ 目標 時間 消費カロリー ペダル負荷一定 ペダル重さ 性別 Kg W kg・m N・m 拍/分 クールダウン 1分間安静にして お待ちください 脈拍一定 ワット一定 ペダル回転を 開始してください kcal ・脈拍数が上限脈拍数を超えると、上限アラームが鳴り、安全のた めテストを中止してクールダウンに入ります。 ・テスト
4 オペレーション編 体力テスト(補足) 体力レベル:PFL ・ 1から5の5段階の体力レベル評価は、 「体力テストプログラム」により推定 された最大酸素摂取量(MOU)の値を、同年代・同性の人の値(体力レベル 評価表)と比較した相対評価です。 ・ メディカルエルゴサイザーEC-MD100には下記の体力レベル評価表が記 憶されています。 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 体力テスト ワット一定 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー kcal [日本人男性] (ml/kg·min) 0 最大酸素摂取量(MOU)による体 力レベル評価 5: 非常に良い 4: 良い 3: 平均的 2: まあまあ 1: 劣る ※池上春夫著 「運動処方 理論と実際」より 54 最 大 酸 素 摂 取 量 ︵ M O U 値 ︶ 48 42 36 3
オペレーション編 テスト・プロトコル ・ メディカルエルゴサイザーEC-MD100の体力テストは、前段階の脈拍数によって次段階 のペダル重さの値が決まります。つまり、体力テスト中の脈拍数の変化によってペダル重 さは下図のいずれかの経路を取ります。 ・ 図の分岐を示す脈拍数は20才の場合で、年齢が20才以上の場合は下記の計算式によ る年齢補正係数(K)を乗じた値となります。 K= 204−0.69×年齢 204−0.
5 1 オペレーション編 ペダル負荷一定トレーニング ペダル負荷一定トレーニングプログラムを選択します ・ 脈 拍( 耳たぶ )セン サーを装 着し、 切替 ボタンを押して トレーニングプログラムの選択 ペダル負荷一定 アイコンを点滅させます。 開始 終了 ・ 切替 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ワット一定 ボタンを押すとプログラムが確定され、設定画面が表示されます。 体力テスト 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 参考 データカードを使用した場合は アイコンが点灯し、記録されている 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 条件で設定画面が表示されます。 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー 開始 終了 2 条件を設定します 数値の増減 ・「年齢→上限脈拍数→ペダル重さ→運動時間→ピッチ音間隔」の順に条件 を設定します。初期表示は次のようになり、年齢の数値が点滅表示されてい
オペレーション編 5 設定ペダル重さを維持してトレーニングします ・ ウォームアップが終了すると設定ペダル重さを維持してトレーニングを行な います。 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ことができます。 ・ 切替 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 参 考 トレーニング中に増減ダイヤルを回すと設定ペダル重さを変更する ボタンを押すと、時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 参 考 ・ 脈拍数が上限脈拍数を超えると上限アラームが鳴ってトレーニング は中止されます。クールダウンには入らずペダル重さは最低値の 2 N・mに下がります。 ・ トレーニング途中に 開始 終了 拍/分 rpm 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 目標 時間 消費カロリー ウォームアップ Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください クールダウン ボタンを押すと、 トレーニングを中止して 切替 1分間安静にして お待ちください ペダル回転を 開始してください kcal クールダウン ・ 設定
6 1 オペレーション編 脈拍一定トレーニング 脈拍一定トレーニングプログラムを選択します ・ 脈拍(耳たぶ)センサーを装着し、 切替 ボタンを押して トレーニングプログラムの選択 脈拍一定 ア イコンを点滅させます。 開始 終了 ・ 切替 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ワット一定 ボタンを押すとプログラムが確定され、設定画面が表示されます。 体力テスト 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 参考 データカードを使用した場合は アイコンが点灯し、記録されている 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 条件で設定画面が表示されます。 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー 開始 終了 2 条件を設定します ペダル回転を 開始してください kcal 数値の増減 ・「年齢→上限脈拍数→目標脈拍数→運動時間→ピッチ音間隔」の順に条件 を設定します。初期表示は次のようになり、年齢の
オペレーション編 5 目標脈拍数を維持してトレーニングします ・ ウォームアップが終了すると目標脈拍数を維持してトレーニングを行ないま す。 クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ペダル重さは目標脈拍数を維持するように自動的に変化しますが、 増減ダイヤルを回してペダル重さを変更することもできます。 切替 ボタンを押すと、時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 参 考 ・ 脈拍数が上限脈拍数を超えると上限アラームが鳴ってトレーニング は中止されます。クールダウンには入らずペダル重さは最低値の 2 N・mに下がります。 ・ トレーニング途中に開始終了ボタンを押すと、 トレーニングを中止し てクールダウンに入ります。 体力テスト ワット一定 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 参考 ・ ウォームアップ 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 目標 時間 消費カロリー ペダル重さ 性別 Kg W kg・m N・m 拍/分 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 1分間安静に
7 1 オペレーション編 ワット一定トレーニング ワット一定トレーニングプログラムを選択します ・ 脈 拍( 耳たぶ )セン サーを装 着し、 切替 ボタンを押して トレーニングプログラムの選択 ワット一定 アイコンを点滅させます。 開始 終了 ・ 切替 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ワット一定 ボタンを押すとプログラムが確定され、設定画面が表示されます。 体力テスト 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 拍/分 才 rpm ml/kg・min 参考 データカードを使用した場合は アイコンが点灯し、記録されている 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 条件で設定画面が表示されます。 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー 開始 終了 2 条件を設定します ペダル回転を 開始してください kcal 数値の増減 ・「年齢→上限脈拍数→目標脈拍数→運動時間→ピッチ音間隔」の順に条件 を設定します。初期表示は次のように
オペレーション編 5 目標ワット数を維持してトレーニングします ・ ウォームアップが終了すると目標ワット数を維持してトレーニングを行ないま す。 ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 とができます。 ・ 年齢 回転数 体力レベル 上限 脈拍数 最大酸素摂取 参 考 トレーニング中に増減ダイヤルを回すと目標ワット数を変更するこ 切替 ボタンを押すと、時間と消費カロリーを切替えて表示できます。 参 考 ・ 脈拍数が上限脈拍数を超えると上限アラームが鳴ってトレーニング は中止されます。クールダウンには入らずペダル重さは最低値の 2 N・mに下がります。 ・ トレーニング途中に 開始 終了 体力テスト ワット一定 拍/分 才 rpm ml/kg・min 体重 目標 ワット 目標脈拍数 最大運動能力 Kg W ペダル重さ 性別 kg・m N・m 拍/分 1分間安静にして お待ちください 目標 時間 消費カロリー ウォームアップ クールダウン ペダル負荷一定 脈拍一定 ペダル回転を 開始してください kcal ワット一定 ボタンを押すと
8 オペレーション編 データカードの作り方 このデータカードに運動条件を記録しておくと、操作ユニットのカード 置の銀色の部分をコインなどで削り取り、その位置を操作ユニット内 A A 5 CONST 4 C INTVL 3 2 R AUTO 1 データカードは一つの運動条件ごとに一枚必要です。複数の TEST 0 A 条件を記録することはできません。 U N A M L IL H CO IN T 6 プ ロ グ ラ ム の光センサーが感知できるようにします。 参考 7 HILL A グラムを始めることができます。 このデータカードに条件を記録するためには、カード裏面の所定の位 8 D 開始 本体の電源を入れてカードを差し込み、 終 了 ボタンを押すだけでプロ 9 MANU D インレットに差し込むだけでその条件がセットでき、毎回、条件設定を する必要がなくなります。 B C D E F G H I メモスペース TO U A L V T T IN NS O C 年齢 T A S E T トレーニング目標 B 運
オペレーション編 データカード作成見本(●の部分を削ります) MANU 9 MANU 9 8 HILL 7 HILL 6 9 MANU 8 8 7 7 HILL MANU 9 8 HILL 7 6 6 6 INTVL 5 INTVL 5 INTVL 5 INTVL 5 CONST 4 CONST 4 CONST 4 CONST 4 3 AUTO 2 AUTO 2 1 0 TEST A B C D E F G H I ペダ ル 負 荷 一 定トレーニング 年齢: 32才 時間: 30分 設定ペダル重さ: 15 N・m 3 3 0 A B C D E F G H 2 1 0 TEST I A ワット一 定トレーニング 年齢: 57才 時間: 20分 設定ワット数: 65ワット AUTO 1 1 TEST 3 2 AUTO B C D E F G H 0 TEST I A 脈 拍 一 定トレーニング 年齢: 28才 時間: 35分 目標脈
REFERENCE リファレンス編 1 オプションのシリアルケーブルで外部コンピュータによる制御ができます .... 35 2 オプションのプリンターで結果を出力できます ................. 36 3 トラブルと処理.............................................................. 37 4 日頃のお手入れ/保証修理サービス/別売部品 ................. 38 5 製品仕様 .......................................................................
1 リファレンス編 オプションのシリアルケーブルで外部コンピュータによる制御ができます メディカルエルゴサイザーEC-MD100にオプション部品の「EC-MD100 シリアルケーブル」を接続することで、EC-MD100と外部 コンピュータ間でのデータの送信、外部からのEC-MD100の動作制御を行なうことができます。 EC-MD100側からは液晶画面に表示される運動条件、運動中の計測データを外部コンピュータに送信でき、外部コンピュータ側からは運 動プログラムの選択および運動条件を指示することができます。また、 トレーニングされる方の状態に合わせて運動中の設定値を変更させ ることもできます。なお、外部コンピュータによる制御では、BASICなどで作成した通信・制御用プログラムに従ってEC-MD100を動作 させ、EC-MD100へ送る制御コマンド(命令)は、下記に示すようにASCII(アスキー)の文字コードとして構成します。EC-MD100は制 御コマンドを生成することができ、かつシリアル接続できるシステムであれば、どのような外部コンピュータとでも接続することができます。 重 要 「EC-MD100 シリ
2 リファレンス編 オプションのプリンターで結果を出力できます EC-MD100 プリンターSETを使用すると、メディカルエルゴサイザーEC-MD100によって得られた計測データをプリンターから出力 することができます。 重 要 「EC-MD100 プリンターSET」を使用する場合はセレクトスイッチNo.
3 リファレンス編 トラブルと処理 次の場合は故障ではありません。修理を依頼される前に一度ご確認ください。 トラブル 液晶表示がまったく出ない。 データカードを差し込んでも アイコンが点滅表示された り、異常な表示しかしない。 チェック項目 処理 電源は接続されていますか? ACアダプターを正しく接続します。 (12ページ参照) 電源スイッチはONになっていますか? 電源スイッチをONにします。 (12ページ参照) ACアダプターのコードが破損していませんか? ACアダプター内の回路やコードが破損した場合、ACア ダプター全体(部品NO.
4 リファレンス編 日頃のお手入れ/保証修理サービス/別売部品 日頃のお手入れ メディカルエルゴサイザーEC-MD100を末永くご愛用いただくために、次のことをお守りください。 注意 ・ 使用しないときは電源スイッチをオフにし、ACアダプターの電源コードをコンセントから抜 いてください。ACアダプターは管理者の方が大切に保管してください。 ・ 汚れたときは中性洗剤を含んだ布で拭いた後、乾いた布でよくカラ拭きしてください。本体 をシンナー、ケロシン、ガソリン、アルコールなどの有機溶剤で拭かないでください。 ・ 故障した場合はそのまま使用せずに、弊社またはお買上になった販売店にご相談ください。 保証修理サービスについて ・ 株式会社キャットアイはお買い上げいただいたメディカルエルゴサイザーModel EC-MD100が、 お買上の日から1年間、通常の使用状態において材質および製造上の欠陥により万一故障したとき は、別紙保証書記載の内容で商品/装置の修理・交換を致します。 ・ 保証修理サービスが必要となられた際は、弊社またはお買上になった販売店にご相談ください。 ・ 保証対象は本体、操作ユニットのみで、脈
5 リファレンス編 製品仕様 項目 仕様 電源 家庭用電源 (AC100 V)専用ACアダプター使用 消費電力 最大約15 W 負荷方式 渦電流方式 増速機構 タイミングベルトによる2段階増速 制御方式 8ビットマイクロコンピュータによる制御 表示方式 液晶表示 表示機能 機能 データ入力方式 有効表示範囲 脈拍数 50∼199 拍/分 ペダル回転数 20∼199 rpm 運動時間 0分00秒∼99分59秒 消費カロリー 0∼999 Kcal( 推定計算値) 負荷トルク 2∼35 N・m 運動強度 (ワット数) 0∼350ワット 光カード方式(専用カード使用) 押しボタン方式 ダイヤル方式 脈拍センサー 光電脈波検出方式耳タブセンサー(特殊外光影響除去方式による) 運動プログラム プログラム 体力テスト 仕様 最大酸素摂取量の測定による体力評価 測定範囲: 年齢20∼69才 脈拍一定 脈拍数一定のトレーニングプログラム 設定範囲: 60∼180拍/分 ワット一定 運動強度(ワット数)一定のトレーニング 設定範囲: 10∼185ワ
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