MODEL EC-UB200 取扱説明書 UPPEREC-UB2OO BODY キャットアイ アッパーボディエルゴメーター
この取扱説明書の使い方 まず最初に 「スタート編」 をお読みいただき、機器を組み立て一度キャットアイ・アッパーボディエルゴメーター Model EC-UB200 をお使いになってみてください。 機器に慣れられてから 「オペレーション編」 をお読みになりますと、EC-UB200の豊富な機能を色々とお試しいただけます。 「リファレンス編」 は必要に応じてご覧ください。 目次 スタート編 リファレンス編 オペレーション編 1 組立から始めましょう.......................... 7 2 各部の調整をしましょう .................... 12 3 脈拍(耳たぶ) センサーを 取付けましょう ................................. 14 4 まず乗ってみましょう........................ 15 5 5種類のプログラムがあります .......... 18 6 データカードがなくても使えます ....... 20 1 トレーニングのねらい ....................... 26 1 知っておくと便利な機能 ..
はじめに このたびはキャットアイ アッパーボディエルゴメーター Model EC-UB200をお買い上げいただき誠に有難うございます。 このアッ パーボディエルゴメーターは人の健康の基礎となる全身持久力の維持・増進を目的として、心肺循環器系の機能を高めるための ハートのスポーツ (有酸素運動) を、科学的に行なえるよう設計された、 コンピュータ制御のトレーニングシステムです。本機は5種 類のトレーニングプログラムを持ち、楽しみながら体力の維持・増進がはかれます。 どうか末永くご愛用いただきあなたの健康のた めにお役立てください。 なお、 ご使用にあたり、 この説明書を良くお読みいただきますようお願い致します。 またこの説明書は保証書と共に大切に保管して ください。 本文中のマークの意味 マークのついた文章は、安全上及び取り扱い上非常に重要です。必ず守ってください。 警告 :守らなかったとき死亡あるいは人体に重大な危害が及ぶ場合がある事項です。 注意 :守らなかったとき人体に危害が及んだり機器が破損する場合がある事項です。 重 要 :注意が必要な操作、守っていただきたい事項または補足事項について説明していま
各部の名称 操作ユニット 本体 ヒ ル HR コントロール 1 上級エアロビクス 2 3 2 3 エアロビクス 1 インターバル ウエイトロス 1 2 素早くトレーニングを 始めるには "クイック "を 押して下さい。 3 4 HR コントロール ワイヤーホルダー 終了 5 脈拍(耳たぶ) センサー 定ワット コントロール ヒ ル 6 インターバル 切替 7 クイック 開始 8 9 操作ユニット 操作ユニット取付パイプ クランクノブ クランク ハンドル 背もたれ 座部 シート高さ調整レバー ACアダプターインレット 補強金具 フットレスト 電源スイッチ シートベース シート前後調整レバー シート脚パイプ キャスター ストッパー アジャスター 4
1 液晶画面 5 終了ボタン クールダウンをスキップしたり、 プログラムを終了します。 2 選択パターン表示 ヒルトレーニングやインターバルトレーニングを選択したときの 選択パターン (山の形状や運動の間隔) を点灯して表示します。 3 目標脈拍数レベル表示 HRコントロールトレーニング選択時、目標脈拍数のレベルを点 灯して表示します。 4 トレーニング選択ボタン HRコントロール ...... HRコントロールトレーニングが選択でき ます。 定ワット コントロール ........... 定ワットコントロールトレーニングが選択 できます。 ヒル ....................... ヒルトレーニングが選択できます。 インターバル .......... インターバルトレーニングが選択できま す。 クイック..................
STARTING UP スタート編 1 組立から始めましょう ............................................... 7 2 各部の調整をしましょう .......................................... 12 3 脈拍(耳たぶ)センサーを取付けましょう ................ 14 4 まず乗ってみましょう ............................................. 15 5 5種類のプログラムがあります ................................. 18 6 データカードがなくても使えます .............................
1 組立から始めましょう 図をご覧になり、次ページからの説明手順に従って組み立ててください。 なお、EC-UB200 の組立には次の工具をご使用ください。 <必要な工具> ・ ソケットレンチ (長さ190mm以上) ・ プラスドライバー ・ M8用六角レンチ 注意 本製品は重量物ですので、1 人で作業するとけがや機器を破損するおそれがあります。組立時は必ず2 人以上で行ってくだ さい。 3 4 5 2 1 7 6 7
ベースプレートに本体を取付けます 1 ・ ベースプレートのパイプに本体の接合部を乗せます。このときこのときネジ 本体 孔が合うように乗せてださい。 ・ 本体をM8×16六角孔付丸ボルト2本で、ベースプレートに仮止めします。 M8×16六角孔付丸ボルト M8 Sワッシャ M8ワッシャ ベースプレート ・ 補強金具を本体にはめ込みます。 このときネジ孔が合うようにはめ込んで ください。 ・ 補強金具をM8×60六角ボルト2本で、本体に仮止め します。 ・ 補強金具をM8×16六角ボルト2本で、ベースプレートに仮止めします。 ・ 微調整を行いながら、仮止めした各ボルトを本締めします。 ワッシャ ナット 本体 M8×16六角ボルト M8ワッシャ M8 Sワッシャ M8ワッシャ M8×60六角ボルト 2 フットレストを取付けます ・フットレストを本体に差し込みます。 このときネジ孔が合うように差し込んで ください。 ・フットレストをM8×16六角孔付丸ボルト2本で、ベ ースプレートに仮止め します。 補強金具 M8×40六角ボルト ベースプレート 本体 ・フットレストをM8×40六角
操作ユニットを取付けます 3 ・ ケーブル2本を操作ユニット取付パイプに通しま す。 ・ 操作ユニット取付パイプを本体に差し込みます。 ・ 操作ユニット取付パイプをM8×16六角孔付丸ボルト2本で、本体に固定 します。 ケーブルコネクター1 ケーブルコネクター2 操作ユニット取付 パイプ M8ワッシャ 本体 M8 Sワッシャ M8×16六角孔付丸ボルト ・ 操作ユニットをM4ナベネジ4本で、操作ユニット取付パイプの先端に取付 けます。 M4ワッシャ M4ナベネジ 操作ユニット取付 パイプ 操作ユニット ・ ケーブルコネクター1を操作ユニット裏面のケーブルインレットに差し込み コネクターカバーを被せます。 ケーブルコネクター1 ケーブルインレット ・ ケーブルコネクター2を操作ユニット裏面のケ ーブルインレットに差し込み ます。 注意 ケーブルコネクター1、2はしっかりと奥まで差し込んでください。 差し込みが不十分でコネクターの接触が悪いと機能しません。 コネクターカバー ケーブルコネクター2 ハンドルを取付けます 4 ・ ハンドルをスパナで、クランクにしっかりと取付けます。
シートを組み立てます 5 ・ シート脚パイプをシートベースのネジ孔が合うようにはめ、M8×16六角孔 シートベース M8×16六角孔付丸ボルト 付丸ボルト2本づつで固定します。 M8 Sワッシャ M8ワッシャ シート脚パイプ ・ 座部をシートベースのネジ孔が合うようにはめ、M8×16六角孔付丸ボル 座部 ト4本で固定します。 M8ワッシャ シートベース M8 Sワッシャ M8×16六角孔付丸ボルト ・ 背もたれをシートベースのネジ孔が合うようにはめ、M8×40六角ボルト4 本で固定します。 背もたれ シートベース M8 Sワッシャ M8ワッシャ M8×40六角ボルト 10
シートをベースプレートに取付けます 6 ・シート前後調整レバーを押し込みながら、シートのレールローラーをベース プレートのレールに差し込みます。 ・ ベースプレートにストッパーを取付けます。 シート ストッパー レール レールローラー シート前後調整レバー ベースプレートのアシャスターを調整します 7 ・ 床の固い水平な場所でご使用ください。 ・ 本体がぐらつくときは、本体が水平になるように前足2ヶ所のアジャスター を回して調整します。 アジャスター 低く 高く 11
2 各部の調整をしましょう 3 2 1 シートの前後位置を調整します 1 ・シートに座った状態でシート前後調整レバーを足で踏みながら、シートを前 後に調整します。 ・ バネの力で一番近いレールの孔にピンが入り、 シートが固定されます。 ・レールの孔のピッチは1-1/2インチ (38.
各部の調整をします ・ 図のような姿勢になるように各部を調整してください。 ・ 手順1を参考にし、 シートの高を肩の高さがクランクの回転部より少し高く なる程度に調節します。 ・ 手順2、手順3を参考にし、 シートの位置、 クランクの長さを、ハンドルが一 番離れたときにひじが少し曲がる程度に調節します。 ・ 液晶画面が見やすいように操作ユニットの角度を調整します。 移動させるには ・ 本体を移動するときは、後方からベースプレートのレールを持ち上げて、 キャスターを使って移動してください。 注意 本体は重量物です。移動時は必ず2人で行ってくだい。また、 シートを持ち上げての移動はシート破壊のおそれがありますの で避けてください。 13
3 脈拍(耳たぶ)センサーを取付けましょう アッパーボディエルゴメーター EC-UB200は運動中の脈拍を耳たぶセンサーにより耳たぶから検出します。耳たぶセンサーはデリケートな 部品ですので手荒な扱いは避けてください。 脈拍(耳たぶ)センサーを取付けます 1 ・ 脈拍(耳たぶ)センサープラグを操作ユニット裏面の脈拍センサージャック 1 2 QU 3 INT HIL HR RO CO NT に差し込みます。 L P STO 脈拍 (耳たぶ) センサープラグ コードの処理をします コードクリップ ・コードクリップに脈拍(耳たぶ) センサーのコードを通します。 参 考 コードは必ずコードクリップで固定してください。運動中はハンドル にからまないように確認してください。 コード 脈拍(耳たぶ)センサーの使い方(トレーニング時の注意) 3 ・ 耳たぶセンサーは図のように左右どちらかの耳たぶの中央部分に挟み付 けてください。 ・ 寒いときは耳たぶをよくマッサージして血行をよくしてからお使いください。 ・ ワイヤーホルダーはコードの揺れ防止のため、衣服の襟などに挟んでくだ さい。 ・ イ
4 まず乗ってみましょう 電源を入れ耳たぶセンサーを装着します 1 ・ 本体のACアダプターインレットにACアダプターのプラグを差し込みます。 ・ 家庭用コンセント (100V) にACアダプターのプラグを差し込みます。 警告 濡れた手でコンセントにプラグを差し込むと感電の恐れがあり ますのでやめてください。 注意 ・ ACアダプターは必ず専用のものをお使いください。 ・ 電源プラグは直接壁面等の電源コンセントに接続してくださ い。延長コード等で複数台を接続したとき電圧の関係で正常 に作動しない場合があります。 電源スイッチ ACアダプター インレット プラグ ・ 電源スイッチを入れます。 ・ 画面には初期画面が表示され、 カードを差し込むかトレーニングモードを選 択するよう促します。 ・ 耳たぶに耳たぶセンサーを装着します。寒いときなど耳たぶの血行がよく ないときは少しマッサージしてください。 カードを 差し込む トレーニング モードを 選択する または スタートカード(添付の赤いカード)を差し込みます 2 ・ 梱包に入っている赤いカード(スタートカード)を図のようにカードインレッ
4・ ボタンを押してスタートします 開始 トレーニングのスタート 開始 ボタンを押してください。 ・ 電子音が鳴り、画面はヒルの運動画面に移行します。 定ワット コントロール ヒ ル ・ 画面にはスタートの文字とともに山の形状が表示されてヒルトレーニング が始まります。 ゆっくりとハンドルを回し始めてください。 インターバル クイック 切替 開始 参 考 本機では正回転と同様に逆回転でも運動ができます。 ヒル 運動時間 スタート 脈拍数 回転数 :重さ変更 重さ変更 :表示切替 表示切替 ・ この表示は刻一刻と変わるトレーニング中のあなたの状態を表わす画面 です。 画面表示 ヒル 1 4 2 運動時間 脈拍数 3 回転数 4 :重さ変更 重さ変更 :表示切替 表示切替 :終了 終了 5 1トレーニングを開始してからの経過時間です。 2 1分間あたりの脈拍数です。 3 1分間あたりのハンドル回転数です。 4 脈拍数とハンドル重さの推移をグラフ表示します。時間経過に伴ってグラフ上の点滅位置が移動します。10分間経過 すると5分間分左へスクロールします
5・ 切替 ヒル ボタンを押すとカロリー表示も出せます 運動時間 ボタンを押すと画面の表示が、運動時間、脈拍数、ハンドル回転数か らハンドル重さ、 ワット数、消費カロリーに変わります。 もう一度押すと元に戻 切替 ります。 ・しばらく乗るとハンドル重さが変わり、 それに伴いあなたの脈拍数も変わっ ていきます。 アッパーボディエルゴメーター EC-UB200をお使いいただくと、 このように 脈拍数 回転数 あらゆる情報を確認しながらトレーニングすることができます。 :重さ変更 重さ変更 :表示切替 表示切替 :終了 終了 ヒル 表示の切り替え 重さ 定ワット コントロール ヒ ル インターバル クイック 切替 開始 ワット 消費カロリー :重さ変更 重さ変更 :表示切替 表示切替 :終了 終了 ヒル トレーニングを終了します 6 ・ 16分たつと電子音が鳴りクールダウンに入ります。 のこり 参 考 16分続ける必要のないときは 終了 ボタンを押して途中で終わる こともできます。 終了 ボタンを押した段階でクールダウンとなりま す。 クールダウン 脈
5 5種類のプログラムがあります HRコントロールトレーニング(脈拍数一定のトレーニング) ・トレーニングの目標を脈拍数でセットすると、 アッパーボディエルゴメーターがあなたの脈拍 数をその目標に保つようにハンドル重さを自動的に増減させる、 もっとも基本的・理想的な エアロビック (有酸素) トレーニングです。 ・トレーニングを積むにしたがい、同じ脈拍数でより楽にトレーニングができるようになり、 また より高い脈拍数にチャレンジいただけるようになります。 脈拍数 定ワットコントロールトレーニング (運動強度:ワット数一定のトレーニング) ・ アッパーボディエルゴメーターで表示されるワット数 (運動強度) は、ハンドル重さ (トルク:N・ m) と1分間あたりのハンドル回転数(rpm) によって決まります。 ・ 定ワットコントロールトレーニングにおいては、 トレーニングの目標をワット数 (運動強度) で セットします。 トレーニング中にハンドルの回転数が変わってもハンドル重さをアッパーボディ エルゴメーターが自動的に調整し、結果としてのワット数(運動強度) を一定に保ちます。 ・ 定ワット制御とも呼ばれ
インターバルトレーニング(運動+休息の本格派向けトレーニング) ・ 運動と休息を交互に繰り返すインターバルトレーニングは、運動と休息の時間の配分やそ の強さによって強化をねらう本格派向けのプログラムです。 ・ アッパーボディエルゴメーター EC-UB200では3種類のパターンを用意し、 それぞれダッシュ 力・スピード・スタミナの強化をねらっています。 パターン1: ダッシュ力養成(スプリントパワー) 15秒間運動45秒間休息 パターン2: スピード養成(無酸素パワー) 30秒間運動60秒間休息 パターン3: スタミナ養成(有酸素パワー) 60秒間運動30秒間休息 ・ これらのパターンからひとつを選び運動時のハンドル重さ (トルク:N・m) でトレーニングの 強さを調整します。 ・ 運動時はハンドルを一気に早く回し、休息時にゆっくり回します。 また、パターン3:スタミナ (有 酸素パワー) 養成を選んだときはトレーニング中の脈拍数が最高心拍数の60∼80%を保つ ようにします。 (26∼27ページ図参照) クイックスタート(ハンドル重さを決めるトレーニング) ・ ハンドル重さ (トルク、N・mで示
6 データカードがなくても使えます 最初にお使いいただいた赤いカードはトレーニングの内容を指定するためのものですが、 カードがなくても同じことをボタンを使って行なうこ とができます。 電源を入れます 1 ・ コンセントプラグをつなぎ、本体の電源スイッチを入れます。 ・ 画面には初期画面が表示され、 カードを入れるかトレーニングモードを選択 するよう促します。 カードを 差し込む トレーニングプログラムを選びます 2 ・ 耳たぶセンサーを装着し、5つのトレーニング選択ボタンから好みのプログ ラムを選択します。 ・ 5つのトレーニング選択ボタンは左から下記の順で並んでいます。 1 HRコントロールトレーニング 2 定ワットコントロールトレーニング 3 ヒルトレーニング 4 インターバルトレーニング 5 クイックスタートトレーニング ・ 今回はHRコントロールトレーニングを選びましょう。 ・トレーニング選択ボタンの 20 HR コントロール を押してプログラムを決定します。 トレーニング モードを 選択する または トレーニングモード 1 HR コントロール 2 定ワット コントロール
トレーニング条件をセットします 年齢を入力して下さい 3 ・ 画面に従いトレーニング条件をセットします。 ・ 画面は図のようになり年齢の初期数値 「40」 が表示されています。 ・ 年齢は ボタンで増減できます。 どちらのボタンも1秒以上押し続ける と早送りします。 ・ 例えば ボタンを押し、表示している年齢40才を52才に変更してみましょ HRコントロール う。 ・ 年齢を変更したら 切替 ボタンで次に進みます。 才 注意 ・ 年齢以外の入力が終了していない時に ボタンを押すと 入力スキップ機能が働き、すぐに運動が始まります。今は操作 の説明ですので入力が全て終わるまで 開始 ボタンは押さな いでください。 開始 :+/- :次へ 次へ ・ 設定する条件の項目はプログラムによって異なります。 ・ 次に目標脈拍数を、表示されている 「117」 から 「109」 に変更してみましょ う。目標脈拍数に連動してエアロビクスからウエイトロスへ矢印が移動しま 目標脈拍数を入力してください す。 ・ 目標脈拍数を変更したら 切替 ボタンで次に進みます。 ・ 続けて運動時間も変更できます。 ト ・ 次
トレーニングのスタート トレーニングを開始します 4 ・トレーニング条件の設定が終わったら、 開始 ボタンを押してトレーニングを 始めます。画面に 「ウォームアップスタート」 と表示されてHRコントロールト レーニングが始まります。ハンドルをゆっくりと回し始めてください。 定ワット コントロール ヒ ル インターバル クイック 切替 開始 参 考 ウォームアップをスキップしてすぐにHRコントロールトレーニング に入る場合は 開始 ボタンを押します。 HRコントロール ・ウォームアップ中でもウォームアップ終了後でも任意にハンドル重さを変 運動時間 更することができます。ハンドル重さを変更するには ボタンを押して ください。 ・しばらくすると測定値と目標値との差が±3bpm以内になるよう、ハンドル 重さが15秒または30秒ごとに±0.
6 運動経過をスクロールさせ確認できます 画面のスクロール ・ 終了後、 トレーニングの経過を画面で見ることができます。 トレーニング時 HR コントロール 間が10 分より長い時は、 ボタンで表示していない部分を見ることが できます。 ボタンを押すと左へ5分間分、 ボタンを押すと右へ5分間 分のグラフがスクロールします。 ・トレーニングの経過を確認した後、 終了 ボタンを押すとプログラムは終了 定ワット コントロール ヒ インターバル ル 切替 左へスクロール し、初期画面に戻ります。 右へスクロール プログラムの終了 HR コントロール 定ワット コントロール ヒ ル 終了 アッパーボディエルゴメーター EC-UB200の使い方がご理解いただけたでしょうか? より詳しい内容については、機器に馴れられた後でオペレーション編をお読みください。 23
OPERATION オペレーション編 1 トレーニングのねらい ......................................... 26 2 トレーニングの指標 ............................................ 28 3 HRコントロールトレーニング ............................. 30 4 定ワットコントロールトレーニング ...................... 32 5 ヒルトレーニング ............................................... 34 6 インターバルトレーニング ................................... 36 7 クイックスタート ............................................... 38 8 データカードの作り方 .........................................
1 トレーニングのねらい トレーニングのねらい ・ 階段を昇ったり、急いで歩いたりしたときに息切れを感じることはありませんか。歩いたり 走ったり、寝ているときでさえ、人間の体は酸素を取り入れエネルギーを作っています。肺 から取り入れた酸素を心臓ポンプで血液を通じて全身に送り届けること、難しく言うと心 臓循環器系の働き:エアロビックパワー、 この基本的な働きが不足すると息切れを感じ たり体の不調の元となります。 ・ そこで、現代人が普段余り使わなくなったこの心臓ポンプを週に何回かほんの少し余分 に動かし、心臓循環器系に酸素の供給を盛んにする 「ハートのスポーツ」 (有酸素運動) を行なうこと、 これにより全身持久力やスタミナとも言われる心肺循環器系の働き:エア ロビックパワーを高めること、アッパーボディエルゴメーターはこれらをトレーニングのね らいとしています。 脈拍数(拍/分) 200 180 特別トレーニングを積ん だ方の目標脈拍数範囲 85% 80% 160 70% トレーニングプラン ・「ハートのスポーツ」 を効果的に行ないエアロビックパワーを高めるには、年齢や体力に 応じた強さで行
用語の解説 最高心拍数 運動するとその強さに応じて心拍数は上昇しますが、 それには限界があり、 その人の 耐えられる最高の心拍数を最高心拍数と言います。最高心拍数は一般に年を取ると 共に低下しますが、 この低下率には個人差があり、 その差の原因は主として運動を行 なっているかどうかによります。運動を続けていると低下率は小さくなります。 ん 最高 脈拍 拍数の 204− 0.
2 トレーニングの指標 HRコントロール HRコントロールトレーニング 運動時間 ・ このプログラムでは運動の強さを目標脈拍数(1分間あたりの脈拍数: 拍/分) でセットします。 あなたの年齢から目標脈拍数を選んでください。 ・もしこの目標で苦しいようでしたら10拍/分下げてください。最初から無理 をすることはありません。何よりも続けることが肝心です。 ・ 表は運動の経験の余りない方でも使えるように考慮してあり、経験を積ま れた方には少し弱いかもしれません。自信ある方は26∼27ページの図の ターゲットゾーンを参考に、 ご自分の目標を10拍/分単位で上げてみてく ださい。 ・1回あたりの運動時間は最低15分間、 できれば20∼30分間行なってくださ い。 ・ 肥満対策 (カロリー燃焼) を目的とする場合は、目標脈拍数を低めに楽にで きる強さで、そのかわり時間を長く30分以上行なってください。 消費カロリー 終 了 :スクロール スクロール :終了 終了 参考 年齢 ゆるめ ふつう きつめ 20∼ 40∼ 30才代 50才代 110拍/分 120拍/分 130拍/分 定ワットコン
インターバルトレーニング ・ このプログラムでは、 トレーニングで養成しようとするパワーにより3種類のパ インターバル ターンからひとつを選びます。運動の強さはトレーニング中にハンドル重さを ボタンで上下させて調節してください。 ・ このプログラムはトレーニング経験を積まれた本格派の方向けです。 ご自分の 体力・目的に合わせてセットしてください。 運動時間 終 了 消費カロリー ・1回あたりの運動時間は最低15分間、 できれば20∼30分間行なってください。 3分間のウォームアップ時間がありますので、 「実際のトレーニング時間+3分」 を運動時間にセットしてください。 ・ パターン3:スタミナ(有酸素パワー)養成パターンを選んだときは、 トレーニン グ中の脈拍数が26∼27ページのターゲットゾーンの60∼80%の範囲に入っ ているようにしてください。 ・ 体力と目的によっては、年齢から計算される上限脈拍数を越えてトレーニング される方もいるかもしれません。 その場合は充分気を付けてトレーニングしてく :スクロール スクロール :終了 終了 ださい。 クイック クイックスタート ・ このプ
3 HRコントロールトレーニング HRコントロールトレーニングプログラムを選択します 1 ・ 耳たぶセンサーを装着し、トレーニング選択ボタンの HR コントロール トレーニングプログラムの選択 を押しプログ 定ワット コントロール HR コントロール ラムを選択します。 ヒ ル 終了 条件を入力します 2 ・ 年齢、目標脈拍数、運動時間の順で条件を入力します。何も入力しない初 期表示は、次のようになります。 初期値 年齢 40 才 目標脈拍数 運動時間 年齢を入力して下さい 定ワット コントロール 75∼168拍/分 1∼95 分 :+/- ル :次へ 次へ 目標脈拍数を入力してください HRコントロール 参 考 年齢を入力すると、上限脈拍数が自動的に設定され、 グラフ上部 に表示されます。 あなたのレベルは 上級エアロビクス 入力項目の移動 ヒ エアロビクス ル インターバル クイック 切替 開始 ウエイトロス ボタンを押すと数字を増減でき、1秒以上長 押しすると、早送りになります。 ・ 切替 ボタンを押すと、目標脈拍数、運動時間の順に入力画面
目標脈拍数を維持してトレーニングします HRコントロール 5 ・ウォームアップが終了すると測定値と目標値との差が±3bpmになるよう、 運動時間 ハンドル重さを15秒毎に±0.
4 定ワットコントロールトレーニング 定ワットコントロールトレーニングプログラムを選択します 1 ・ 耳たぶセンサーを装着し、トレーニング選択ボタンの 定ワット コントロール トレーニングプログラムの選択 を押しプログ 定ワット コントロール HR コントロール ラムを選択します。 ヒ ル 終了 条件を入力します 2 ・ ワット数、年齢、運動時間の順で条件を入力します。何も入力しない初期表 設定ワット数を入力して下さい 定ワットコントロール 示は、次のようになります。 初期値 数字の増減 定ワット コントロール 設定範囲 ヒ ル ワット ワット数 年齢 運動時間 25 ワット 40 才 20 分 参考 ・ 12∼100 ワット 10∼99 才 1∼95 分 ボタンを押すと初期値の条件ですぐに運動を始めること ができます。 ・ 年齢を入力すると自動的に上限脈拍数が設定され、画面のグ 開始 :+/- :開始 開始 :次へ 次へ 年齢を入力して下さい ヒ :+/- ボタンを押すと数字を増減でき、1秒以上 ・ まずワット数を入力します。 長押しすると、早
定ワットコントロール 設定ワット数を維持してトレーニングします 5 ・ウォームアップが終了すると設定ワット数になるよう、ハンドル回転数に応 運動時間 じてハンドル重さを自動調節しますので、 ワット数を維持したトレーニングが 可能になります。 ・ ボタンで設定ワット数の調節ができます。 ・ 切替 脈拍数 ボタンを押すと、表示数値が切リ替わります。 回転数 注意 脈拍数が上限脈拍数を超えると、 「緊急停止」 の文字を点滅表示 し、 トレーニングが強制終了になりハンドル重さが最低になります。 参 考 ・ ハンドルの回転が5秒間ない場合、中断画面となります。 その時 は時間経過が止まり、 「中断中」 の文字が点滅表示し、ボタンナビ ゲーションと 「ハンドルを回してください!」 の文字が交互に表示さ れます。ハンドルを回し始めると復帰します。 ・ 画面は最大10分間のデータを表示します。10分を越えた時点で :ワット数変更 ワット数変更 :表示切替 表示切替 :終了 終了 表示の切り替え 定ワット コントロール ヒ ル インターバル クイック 切替 開始 運動経緯グラフが5分間分左
5 1 ヒルトレーニング ヒルトレーニングプログラムを選択します ・ 耳たぶセンサーを装着し、 トレーニング選択ボタンの トレーニングプログラムの選択 ヒ ル を押しプログ HR コントロール ラムを選択します。 定ワット コントロール ヒ ル インターバル 切替 条件を入力します 2 ・ 運動パターン、年齢、運動時間の順で条件を入力します。何も入力しない 初期表示は、次のようになります。 初期値 設定範囲 運動パターン 年齢 運動時間 1∼3 10∼99 才 1∼95 分 参考 ・ 1 40 才 20 分 ボタンを押すと初期値の条件ですぐに運動を始めること ができます。 ・ 年齢を入力すると、自動的に上限脈拍数が設定され、画面の 運動パターン パターン1:ロッキー パターンを選択して下さい ヒル パターン2:カスケード パターン :+/- パターン3:ピレネー 開始 :開始 :次へ 次へ 開始 年齢を入力して下さい ヒル グラフ上部に表示されます。 才 ・ まず運動パターンを選択します。画面にハンドル重さのパターンが表示が ボタンを押すとパターンを選
トレーニングを続けます 5 ・ パターンに応じて自動的にハンドル重さが変化します。 ヒル ・ 山形状は、15分で1セットになっています。15分を過ぎると同じ山形状が現 れて繰り返されます。 ボタンでハンドル重さを変更できます。最大の山頂部:20N・mから ・ 最低の谷部:2.
6 インターバルトレーニング インターバルトレーニングプログラムを選択します 1 ・ 耳たぶセンサーを装着し、トレーニング選択ボタンの インターバル を押しプログラム を選択します。 トレーニングプログラムの選択 定ワット コントロール ヒ ル インターバル クイック 切替 開始 条件を入力します 2 ・ 運動パターン、年齢、運動時間の順で条件を入力します。何も入力しない初期 運動パターン パターン1:ダッシュ力養成 15秒間運動 45秒間休息 表示は、次のようになります。 運動パターン 年齢 運動時間 参考 ・ 初期値 1 40 才 20 分 設定範囲 1∼3 10∼99 才 1∼95 分 パターンを選択して下さい インターバル パターン パターン2:スピード養成 30秒間運動 60秒間休息 ボタンを押すと初期値の条件ですぐに運動を始めることがで きます。 :+/- 開始 ・ 年齢を入力すると、自動的に上限脈拍数が設定され、画面のグラ フ上部に表示されます。 開始 :開始 :次へ 次へ パターン3:スタミナ養成 60秒間運動 30秒間休息 年齢を入力
「運動」「休息」を繰り返しトレーニングを続けます 5 ・ ハンドル重さが運動パターンに応じて周期的に変化します。 インターバル 運動時間 ・「運動」 の時は早く、 「休息」 の時はゆっくりとハンドルを回してください。 ・ ボタンでハンドル重さを変更できます。最大の 「運動」時:20N・mから最 低の 「休息」 時:2.
7 クイックスタート クイックスタートプログラムを選択します 1 ・ 耳たぶセンサーを装着し、トレーニング選択ボタンの クイック を押すとク イックスタートプログラムが開始します。 ・ 電子音が鳴り、 トレーニングを開始します。 トレーニングプログラムの選択 定ワット コントロール ヒ ル 参 考 ・ クイックスタートには条件設定はありません。 また上限脈拍数は 160拍/分で固定されます。 ・ 最長運動時間は95分です。95分を越えると自動的にクールダウ ンに入ります。 インターバル クイック 切替 開始 クイック ウォームアップを始めます 運動時間 ・ 画面に 「ウォームアップ」 と表示されます。ハンドルをゆっくり回し始めてくだ さい。 ・ ウォームアップから3分間でハンドル重さが5N・mになるように自動的に変 ウォームアップ スタート 化します。 参 考 ウォームアップ中、開始 ボタンを押した場合、 または ボタンで ハンドル重さを5N・m以上に変更した場合はウォームアップはス キップされます。 ・ 画面のグラフ下部にハンドル重さが表示されます。横軸は1ドットで
トレーニングを終了します 3 ・ やめたい時に 終了 トレーニングの終了 ボタンを押すとトレーニングが終了し5分間のクールダ ウンに入ります。ハンドル重さは最低の2.
8 データカードの作り方 このデータカードに運動条件を記録しておくと、操作ユニットのカードインレットに差 し込むだけでその条件がセットでき、 わずらわしいボタン操作の必要がありません。 開始 カードを差し込み ボタンを押すだけでプログラムを始めることができます。 このデータカードに条件を記録するためには、 カード裏面の所定の位置の銀色の 部分をコインなどで削り取り、 その位置を操作ユニット内の光センサーが感知でき るようにします。 さあ自分自身のデータカードを作ってみましょう。 プ ロ グ ラ ム 注意 データカードは一つの運動条件ごとに一枚必要です。複数の条件を記 録することはできません。 メモスペース トレーニング目標 運動パターン 年齢 運動時間 M CO A N U H IL L IN IN T V O L C N S T A U O T T E S T A B C D E D R A C A I T H A G D F 3 AUTO CONST ・ヒルトレーニング: ・ インターバルトレーニング: HILL INTVL 2 AU
INTVL 5 ・ 「G」「H」「I」欄はトレーニング目標値を指定します。 4 CONST C トレーニング目標値を指定します R 2 1 TEST D 1)HRコントロールトレーニング 目標脈拍数を指定し、「G」欄は100の桁、「H」欄は10の桁、「I」欄は1の 桁をそれぞれ指定します 2)定ワットコントロールトレーニング A 3 AUTO 0 A B C D E F G H I トレーニング目標値 (3桁) 目標ワット数を指定し、「G」欄は100の桁、「H」欄は10の桁、「I」欄は1の 桁をそれぞれ指定します 3)ヒルトレーニング 「G」「H」「I」欄は使用しません。 4)インターバルトレーニング 「G」「H」「I」欄は使用しません。 データカード作成見本 9 MANU 9 MANU 8 7 HILL 8 7 HILL 6 6 INTVL 5 INTVL 5 CONST 4 CONST 4 3 2 AUTO 3 2 AUTO 1 0 TEST A B C D E F G H 1 I A
REFERENCE リファレンス編 1 知っておくと便利な機能 ............................................ 44 2 トラブルと処理......................................................... 45 3 日頃のお手入れ/ 保証修理サービス/別売部品 ..................................... 46 4 製品仕様 ..................................................................
1 知っておくと便利な機能 車椅子で使用することができます ・ シートを取外し、車 椅子をベースプレート上に移動します。 ・ ベースプレートと車椅子を、ひもなどを使い固定します。 注意 安全のため確実に固定してください。 車椅子 結びつける ハンドルの回し方を変えることができます ・ クランクを同一方向に取り付けることで、両手を同時に回転させる運動を することができます。 ハンドル フットスイッチを使用することができます ・ オプションのフットスイッチを装着すると、足の操作でハンドル重さを変え ることができ、ハンドルから手を離すことなく運動を続けられます。 ハンドル重さの単位を切り替えることができます No. 2 ハンドル重さの単位 ON ......................... N・m OFF ........................ kg・m ・操作ユニット裏面にあるディップスイッチNo.
2 トラブルと処理 トラブルと処理 次の場合は故障ではありません。修理を依頼される前に一度ご確認ください。 トラブル 液晶表示がまったく出ない。 データカードを差し込んでもエ ラーや異常な表示しかしない。 チェック項目 電源は接続されていますか? ACアダプターを正しく接続します。 (15ページ参照) 電源スイッチはONになっていますか? 電源スイッチをONにします。 (15ページ参照) ACアダプターのコードが破損していませ んか? ACアダプター内の回路やコードが破損した場合、AC アダプター全体(部品NO.
3 日頃のお手入れ/保証修理サービス/別売部品 日頃のお手入れ 末永くご愛用いただくために、次のことをお守りください。 注意 ・ 使用しないときは電源スイッチをオフにし、電源コードをコンセントから抜いてください。 ・ 汚れたときは中性洗剤を含んだ布で拭いた後、乾いた布でよくカラ拭きしてください。 本体をシンナー、ケロシン、ガソリン、アルコールなどの有機溶剤で拭かないでくださ い。 ・ 故障した場合は、弊社またはお買上になった販売店にご相談ください。 保証修理サービスについて ・ 株式会社キャットアイはお買い上げいただいたアッパーボディエルゴメーター Model EC-UB200 が、お買上の日から1年間、通常の使用状態において材質および製造上の欠陥により万一故障 したときは、別紙保証書記載の内容で商品/装置の修理・交換を致します。 ・ 保証修理サービスが必要となられた際は、弊社又はお買上になった販売店にご相談ください。 ・ 保証対象は本体、操作ユニットのみで、脈拍センサーなどの付属品は保証の対象とはなりません。 付属部品/消耗部品 データカード 10枚入り (部品No.
4 製品仕様 項目 仕様 電源 消費電力 負荷方式 増速機構 家庭用電源(AC100 V)専用ACアダプター使用 最大約20 W 渦電流方式 タイミングベルトによる3段増速 制御方式 表示方式 表示機能 16ビットマイクロコンピュータによる制御 バックライト付フルドット液晶表示(320×240ドット) 機能 脈拍数 折れ線グラフ表示 ハンドル回転数 運動時間 消費カロリー ハンドル重さ データ入力方式 脈拍測定方式 運動プログラム ハンドルの 回転方向 アラーム機能 ブザー音 使用体重制限 寸法 重量 オプション部品 数値表示 数値表示 数値表示 数値表示 棒グラフ表示(現時点点滅) 有効表示範囲 40∼200 bpm 0(50)∼200 bpm 20∼199 rpm 0分00秒∼99分59秒 0∼999 Kcal (推定計算値) 0∼20 N・m (0∼2.0 kg・m) 数値表示 2.5∼20 N・m(0.25∼2.
〒546-0041 PHONE: FAX: 066660080 (J) 大阪市東住吉区桑津2丁目8番25号 (06) 6719-2638 (06) 6719-2362