MSCハートレートコンピュータ ユーザーマニュアル はじめに このたびは、CAT EYE MSC-3Dxをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 MSC-3Dxは、サイクロコンピュータの機能を備えた心拍数計測モニターです。時間とともに変化する心 拍数、走行速度、走行距離、ケイデンス (ペダル回転数) を計測して記憶します。心拍センサーには定評 あるダブルパルス方式を採用し、信頼のおける計測を実現します。 またMSC-3DxはオプションのPCダ ウンロードキットを使うことで、パソコンへ記憶したデータをダウンロードすることも可能です。 本書は、MSC-3Dxの操作のしかたと、 ご使用の注意点などについて説明しています。 ご使用の前に別冊のスタートアップマニュアルをよくお読みいただき、内容を十分に理解したうえで、正 しくお取り扱いください。 なお、お読みになった後もマニュアル類は大切に保管し、すぐに参照できるようにしてください。 万一、 マニュアル類を紛失したり、傷みが激しいときは、弊社またはご購入元にご連絡ください。 お願い ・本書内の警告マーク に記載されている内容は、必ずお守りください。 ・本書
マニュアルの読み方 マニュアルの種類 MSC-3Dxのマニュアルは、以下のように構成されています。 ・スタートアップマニュアル(別紙) 必ず最初にお読みください。 自転車への取付とメインユニットの準備について説明しています。 初めてお使いいただく方へMSC-3Dxの基本操作とMSC-3Dxがどのようなも のかを分かりやすく説明しています。 ・ユーザーマニュアル(本書) ある程度MSC-3Dxに慣れられてからお読みください。MSC-3Dxのいろいろな 使いかたや使用時の注意点について詳しく説明しています。 ・クイックチャート(キャリーバッグ内) キャリーバッグに入れいつもMSC-3Dxといっしょにお持ちください。使用途中で 操作がわからなくなったときお役に立ちます。 本文中のマークの意味(アラートシンボルマーク) このマークのついた文章は、安全上および取り扱い上たいへん重 要です。必ず守ってください。 このマークは、人体への影響や物的損 傷の程度によって 「警告」 「注意」 を区分しています。 知っておくと便利な機能または補足説明について記載しています。 ユーザー登録のご案内 お求めいただきました製品
目次 はじめに ------------------------------------------------------------------------------------------------ 1 マニュアルの読み方 -------------------------------------------------------------------------------- 2 正しくご使用いただくために (必ずお読みください)-------------------------------------------- 4 各部の名称と付属品 -------------------------------------------------------------------------------- 5 ボタンの働きと画面 --------------------------------------------------------------------------------- 6 上段ディスプレーの切替え方 ---------------------------------------
正しくご使用いただくために(必ずお読みください) 本器を安全に、末永くお使いいただくために次の点を守ってお使いください。 ・ ペースメーカーをご使用の方は、絶対にこの製品をお使いにならないでください。 ・ 飛行機内でのご使用は避けてください。 ・ 走行中はデータに気を取られないで、安全走行を心掛けてください。 ・ 幼児の手の触れるところに放置しないでください。 また幼児が使用する場合は保護者が付 き添ってください。 ・ 電池交換により取り出した電池は、幼児の手の届かないところに置き、正しく処理してくださ い。万一飲み込んだときは、すぐに医師と相談してください。 ・ 次のような強い電磁波を発するものの近くや場所では、干渉を受け正しく計測できません。 1. テレビ、パソコン、 ラジオ、モーターなどの近くや、自動車、鉄道車両内。 2.
各部の名称と付属品 4 6 7 8 5 9 12 10 14 13 11 18 15 16 H T/A SE LT C T B D 1 2 G A S/S DE MO 3 F E メインユニット チェストベルト心拍センサー A ディスプレー 1 上段ディスプレー 2 中段ディスプレー 3 下段ディスプレー 4 速度アイコン 5 時計アイコン 6 ケイデンスアイコン 7 速度単位 8 心拍目標ゾーンアイコン 9 オートアイコン 10 心拍アイコン 11 メモリ容量使用率アイコン 12 タイヤ周長アイコン 13 アラームアイコン 14 メモリ計測アイコン 15 心拍数単位 16 ペースアロー 17 選択モードアイコン B ラップボタン(LAP) C セットボタン(SET/AT) D ライトボタン(LT) E モードボタン(MODE) F スタート/ストップボタン(S/S) G オールクリアボタン(AC) H リストバンド I バッテリーカバー J 接点 K 製品シリアルNo.
ボタンの働きと画面 ○モードボタン(MODE) 計測画面のとき、下段ディスプレーの表示データを切替えるボタンです。 下段ディスプレーは、 メインモードとそのサブモードで構成されています。 メインモードはそれぞれサブモー LT SE T/A T LAP ドを持ちます。 モードボタンを 「普通に押す」 か 「2秒間押し続ける」 かで移動する表示データが変わります。 ・ メインモードからメインモードへの移動は、MODEボタンを押します。 S/S DE MO ・ メインモードからサブモードへの移動は、MODEボタンを2秒間押します。 ・ サブモードからメインモードに戻るときは、MODEボタンを押します。 ・ サブモードからサブモードには直接移動できません。 モード (MODE)ボタン メインモードとサブモードの構成と移動順序は下図を参照してください。 設定画面のとき、 このボタンは点滅する数値をプラスします。 LP ラップ回数 サブモード ※上段が走行速度の場 合は「ケイデンス」を、 ケ イデンスの場合は「走 行速度」を表示します。 C (S) ケイデンス※ (走行速度) MXP TM
○セットボタン(SET/AT) セット (SET/AT)ボタン 計測画面のときこのボタンを押 下段ディスプレーの表示データ SET/AT すと、各種の機能設定エリアに SE T/A LT T LAP DE S/S MO 走行時間・平均速度・走行距離 入ります。下段ディスプレーの表 ケイデンス 示によって、移動するエリア・設 最高速度 時刻 定項目が異なります。 TM ラップ回数 停 設定画面のときは表示内容を確 止 最大心拍数 時 積算距離 定したり、画面を次へ移動します。 移動するエリア・設定項目 オート機能オン/オフの切替え 心拍目標ゾーン エリアへ 時刻設定 エリアへ ラップ エリアへ メモリ計測機能 エリアへ タイヤ周長設定 エリアへ ○スタート/ストップボタン(S/S) 計測画面のとき、 このボタンを押すごとに、走行時間、平均速度、走行距離の計測をスタートまたはストッ プします。計測中は、中段bpmが点滅します。 オート機能がオンのときはスタート・ストップしません。 SE T/A LT T LAP 上段ディスプレーを切替えるときにも使用します。 DE S/
計測データ 上段ディスプレー 上段ディスプレーの表示は 「走行速度」 か 「時刻」 または 「ケイデンス」 から選択できます。各データの表 示のさせ方は7ページ 「スタート/ストップボタン」 を参照ください。 走行速度 走行速度が選択されているとき速度アイコンが点灯し、 1秒ごとに速度を更新します。 計測範囲:0.0(4.0)∼105.9km/h [0.0(3.0)∼65.
C ケイデンス 走行中のペダル回転数をリアルタイムで表示します。 1秒ごとにペダル回転数を更新します。上段ディス プレーがケイデンスの場合、下段ディスプレーにケイデンスは表示されません。 計測範囲:0(20)∼299rpm S 走行速度 現時点の走行速度を表示します。 1秒ごとに速度を更新します。 上段ディスプレーが走行速度表示の場合、下段ディスプレーに走行速度は表示されません。 計測範囲:0.0(4.0)∼105.9km/h [0.0(3.0)∼65.9mile/h] LP ラップ回数 時刻 (または走行速度) のサブモードで計測開始から現時点までのラップ回数を表示します。 リセット操 作でゼロに戻り、 ラップデータも消去されます。 計測範囲:LP-00∼LP-50 AvS 平均速度 計測開始から現時点までの平均速度を表示します。 リセット操作でゼロに戻ります。 27時間46分39秒または999.99km[mile]をこえると 「.E」 を表示し、計測できません。 計測範囲:0.0∼105.9km/h [0.0∼65.
心拍数計測機能の使い方 心拍数計測機能は、胸部にチェストベルト心拍センサーを装着したときに計測できます。 ただ 単に心拍数を計測するだけでなく、 メインユニットで心拍目標ゾーンを設定することで、 ター ゲットゾーンを設定したトレーニングが実践できます。 チェストベルト心拍センサー メインユニット チェストベルト心拍センサーとは チェストベルト心拍センサーは、病院で使われる心電計の理論を応用し簡素化、小型化したものです。心 電計では数個の電極を身体に貼り付け、 その電位差により心電計測を行いますが、 チェストベルト心拍 センサーは、ベルトに内蔵された2個の電極を身体に当てることで電位差を感知し、 その信号をトランス ミッターでメインユニットへ送信し、表示することで、 より簡単に心拍数を計測できるようにしたものです。 メインユニット受信可能距離: 約90cm チェストベルト心拍センサーを装着する前に ペースメーカーをご使用の方は、絶対にご使用にならないでください。 ・ チェストベルト心拍センサーは、胸の中央部分に装着してください。 また、電極ベルトが肌に接触して いる必要があります。 ・ 計測ミスをなく
チェストベルト心拍センサーの装着 チェストベルト心拍センサーには方向性があります。必ずTOPが上を向く (文字が読 める) 方向で身体に装着してください。逆向きに装着した場合、心拍信号の送信距離 装着ベルト が短くなることがあります。 1. 胸回りに合わせて装着ベルトの長さを調節してください。 きつく閉めすぎると、計測中、苦痛にな ることがあります。 フック 2. 胸の中央部分に装着ベルトのフックを電極ベルトに引っかけて取り付けてください。必ず、ベル トの電極部分が身体に密着するようにしてください。 シャツの上から装着するときは、電極部分を濡らすと効果的です。 また、冬場皮 電極ベルト 膚が乾燥しているときは、直接肌に装着した場合でも計測ミスを起こすことが あります。 このようなときも、電極部分を濡らしてください。 電極部分 3.
メインユニットの設定 タイヤ周長の設定 タイヤ周長ガイド サイクロコンピュータとして使うためには、 ご使用になる自転車のタイ ヤ周長 (タイヤ外周の長さ) を登録する必要があります。MSC-3Dxで は、 2つのタイヤ周長が登録でき、周長の違う2台の自転車で周長を 切替えて共用することができます。 1. 自転車のタイヤ周長を実測して求めます。 L タイヤ接地面にペンキなどで印を付けて転がし、路面についた印 の間隔を測ってください。簡易的に下記のタイヤ周長ガイドで、自 転車のタイヤサイズから周長を求めることもできます。 通常、 タイヤ側面にサイズが表示されています。 2. ACボタンを押して、速度単位を設定します。 画面がいったん全点灯し、 「km/h」 または 「mph」 が点滅します。 MODEボタンを押すと 「km/h」 と 「mph」 が切り替わりますので希 望の速度単位を選択してください。 3.
タイヤ周長設定画面 ・ タイヤ周長 -------- 2096(27インチのロードタイヤ:700x23C) ・ タイヤ周長 -------- 2050(MTB用:26x1.95) ○タイヤ周長AとBの切替え 「走行時間 Tm」 が作動していない状態で行います。 下段ディスプレーの表示を 「積算距離 Odo」 にしてSET/ATボタンを押し、 タイヤ周長設定画面に します。 MODE + MODEボタンとLTボタンを同時に押すと、2つのタイヤ周長 LT と が交互に切り替わります。 ○タイヤ周長の確認 下段ディスプレーの表示が 「積算距離 Odo」 のとき、MODEボタンとS/Sボタンを同時に押すと、 Odo 現在のタイヤ周長値が確認できます。 ○タイヤ周長の変更 使用途中において一旦登録したタイヤ周長を変更する場合は、Tmが作動していない状態で、下 段ディスプレーの表示を 「積算距離 Odo」 にしてから 「タイヤ周長の設定」 12ページの手順3∼5 を実施してください。 時計の時刻設定 1.「走行時間 Tm」 が作動していない状態であることを確認します。 2.
メインユニットの機能 オート機能(オートスタート/ストップ) オート機能オフ オート機能は自転車に装着した時にS/Sボタンを使わず車輪の回転を検知して、自動的に計測をスター ト、ストップする機能です。 この機能はディスプレーに アイコンを表示させると働きます。 オート機能をオンにするとボタン操作によって計測のスタート・ストップはできなくなります。自転車装着 SET/AT オート機能の 時のみ使用可能な機能といえます。 メインユニットを自転車から外して使用する際は、 オート機能をオフ オン・オフ切替 にして、S/Sボタンの操作で計測をスタート・ストップしてください。 腕に装着して計測中にオート機能をオンにすると計測はストップしてしまうのでSET/ATボタ オート機能オン ン操作には注意してください。 オート機能オンオフの切替え 1. 下段ディスプレーの表示が 「走行時間 Tm」 、 「平均速度 AvS」 、 「ケイデンスC」 または 「走行距離 Dst」 であることを確認します。 2.
LAP LAP ラップ機能 START 0.00.
心拍目標ゾーン機能 心拍目標ゾーンとは、計測中、設定した心拍数の範囲内にどれだけの時間留まっていたかを記憶し、後で読み出す機能です。 心拍目標ゾーンは 「Zone.1」 ∼ 「Zone.4」 まで4つのゾーン設定ができます。 また、 それぞれのゾーンにアラームをセットして、 ブザーで指定ゾーンから外れたことを知ることもでき、アイデア次第で様々なトレーニング に活用できます。 心拍数 0 bpm 20 40 Zone.1 40 - 80 bpm 60 100 120 140 Zone.1 Zone.2 70 - 110 bpm Zone.3 110 - 140 bpm 80 160 180 心拍目標ゾーン Zone.2 目標とするトレーニングゾーン Zone.3 アラームセット Zone.4 140 - 180 bpm Zone.4 200 各ゾーンの心拍数は自由に変更できます。 この図は110∼140 bpmでトレーニングを行 うために 「Zone.
アラームについて(心拍目標ゾーン設定画面で行います) アラーム解除状態 アラームをセットすると、 その範囲から心拍数が外れたときにブザーを鳴らせて知らせます。 アラーム がセットされると画面に アイコンが点灯します。 アラームは4つのゾーンで個別に設定し、複数のゾーンでのセットが可能です。アラームをセットし たゾーンはゾーン番号 「Zone.」 が「AL--」 に替り、 どのゾーンでセットしているかが確認できます。 S/S アラーム音は心拍が一旦セットしたゾーンに到達し、 そのゾーンから外れたとき初めて鳴ります。 ストップ状態の時はアラーム音は鳴りません。 セットの仕方と解除 アラームセット状態 アラームをセットしたいゾーンを表示し、S/Sボタンを押すとセットできます。 アラームを解除したいゾーンを表示し、S/Sボタンを押すと解除できます。 LAP ○心拍目標ゾーン滞留時間の確認 ゾーン1∼4までの心拍目標ゾーンごとの滞留時間が確認できます。 1. 下段ディスプレーの表示が 「最高速度 MxS」 であることを確認します。 ダウンロード SET/AT 2.
メモリ計測機能 メモリ計測機能とは指定した秒間隔 (タイミング) で走行時間・心拍数・走行速度・走行距離・ケイデンスを記憶する機能で す。 メモリ計測を作動させる前に、 タイミングとデータを記憶させる場所(ファイル) を選びます。 タイミングは4通りの秒数か ら、 ファイルはF-1∼F-5の中から選択します。 ・ メモリ計測が作動中は アイコンが点灯します。 ・ 記憶された計測データは、 ファイル単位で消去します。 ・ インターフェイスユニットを介してパソコンにダウンロードできます。 メモリ計測は全体で最大2560ポイント (128ブロック) のメモリ容量を持ち、 ファイル単位の使用状況はメモリ容量使用率 (%) で表示されます。 メモリ計測で使用するメモリ容量とラップ機能のメモリとは個別のものです。両方の機能を併用しても記憶容量が減 タイミング 5秒 データ保存場所F-1∼F-5 0.01 .00 0.01 .30 0.01 .30 42時間40分 0.01 .15 0.00 .30 最大計測時間 0.01 .00 0.01 .00 15 秒 0.00 .
○メモリタイミングの選択 メイン/サブモード メモリ計測を行うにはまずタイミング (間隔) を4通りの秒数から選択します。 メモリ計測中を除 MODE + SET/AT き、 どの計測画面でもこの操作を行えます。 メモリタイミング選択画面 メモリタイミングの選択は、 以下の状態で行ってください。 MODE タイミング時間選択 5秒→15秒→30秒→60秒 SET/AT タイミング時間確定 消灯 ※ アイコンが点灯していないこと アイコンが点灯しているときは21ページの説明に従い消灯させます。 1. メインモードまたはサブモードのとき、MODEボタンとSET/ATボタンを同時に押します。 メモリタイミング選択画面になり、下段にタイミング秒数が表示されます。 2. MODEボタンを押して、希望のタイミング秒数を選択します。 タイミング秒数は、 5秒、15秒、30秒、60秒から選択します。 計測画面「走行時間」 3.
○メモリ計測の準備 メモリ計測を行うには、 あらかじめ 「メモリタイミングの選択」 と 「記憶させるファイルの選択」 が 必要です。 メモリ計測の準備は、以下の状態で行ってください。 消灯 アイコンが点灯していないこと TM 「走行時間 Tm」 が作動していないこと (ストップ状態) STOP TM (リセット操作を行ってください) 0.00.00 「走行時間 Tm」がゼロであること ※ アイコンが点灯しているときは21ページの説明に従い消灯させます。 1. 下段ディスプレーの表示が 「最大心拍数 MxP」 であることを確認します。 SET/AT 2. SET/ATボタンを押します。 メモリファイル画面 LAP メモリファイル画面になります。 3. LAPボタンを押して、 メモリ計測するファイル番号 「F1∼F5」 を選択します。 LAPボタンを押す毎にファイル番号が順次切替ります。 ファイル選択 MODE + S/S 記憶データ消去 ファイル番号 4.
○メモリ計測の実行 メモリ計測の開始 中段ディスプレーに メモリ計測スタン バイ状態 アイコンが表示されている状態 (メモリ計測-スタンバイ) で、S/Sボタン を押すとメモリ計測が開始され、データの記憶を始めます。 オート機能がオンのとき ( アイコン点灯時) は、走行を開始して走行時間のカウントが始まる と自動的にメモリ計測を開始します。 メモリ計測中でもラップ機能を同時に使うことができます。 また他の計測に関しても通 S/S メモリ計測 常通り行えます。 選択した間隔 (タイミング) での 計測データの記憶 メモリ計測の終了 S/S S/Sボタンを2秒以上押すと、 ・ オート機能がオンのとき ( アイコンが消えてメモリ計測が終了します。 アイコン点灯時) は自転車が止まって走行時間が停止しても、 メモリ計測は終了しません。S/Sボタンを2秒以上押してメモリ計測を終了してください。 メモリ計測終了 ( アイコン消灯) ・ リセット操作を行っても同様にメモリ計測は終了します。 リセット操作で計測を終了する場合、 メモリ計測で記憶されたデータは残りますが、通常のデータは消去されますので
○メモリ計測データの読出し メモリ計測で記憶したデータは次の手順で読み出せます。 メモリ計測中は読出しできません。 最大心拍数 MxP メモリ計測データの読出しは、以下の状態で行ってください。 消灯 TM STOP ※ SET/AT メモリファイル画面 アイコンが点灯していないこと 「走行時間 Tm」 が作動していないこと (ストップ状態) アイコンが点灯しているときは21ページの説明に従い消灯させます。 1. 下段ディスプレーの表示が 「最大心拍数 MxP」 であることを確認します。 2. SET/ATボタンを押します。 LAP メモリファイル画面になります。 ファイル選択 3. LAPボタンを押して、読み出すファイル番号を選択します。 LAPボタンを押す毎にファイル番号が順次切替ります。 MODE メモリ読出し画面 S/S 上段C/S切替え MODE 4.
パソコンへのダウンロード オプションのダウンロードキットを使うと、 メモリ計測機能・ラップデータ・心拍目標ゾーンの各デー タをパソコンへダウンロードできます。取込むデータは下記のようになります。 メモリ計測機能 タイミング毎の心拍数・走行速度・走行時間・走行距離・ケイデンスがCSV形式でダウンロードさ れ、 グラフ表示されます。 ラップデータ ラップ毎の区間心拍数・区間走行速度・走行時間・走行距離・区間ケイデンスがダウンロードされ CSV形式のファイルになります。 心拍目標ゾーン ゾーン番号・心拍範囲・滞留時間がダウンロードされCSV形式のファイルになります。 ダウンロードの仕方 メインユニットをインターフェイスユニットに装着します。 図のようにボタン操作でダウンロードしたい機能の読出し画面を表示させます。 (詳細は各機能の 説明参照) LAPボタンを押し続けるとダウンロードを開始します。 ダウンロード中はダウンロードしているデータ が早送りされます。 メモリ計測 読出し画面 ラップデータ 読出し画面 MODE LP SET/AT メモリ計測ファイル画面 SET/AT M XP C (S)
心拍数管理によるトレーニング 人の心拍数は、一般に運動によって高くなります。同一人においては、運動レベルと心拍数はほ ぼ比例関係にあり、心拍数は運動レベルの大変よい指標です。従って、心拍数を設定してその 心拍数を維持するように運動するトレーニング方法は、科学的なトレーニング方法であり、一般 の人の健康増進から一流選手のトレーニングまで広く応用できます。 なお、 トレーニングを開始 する前に、医師または専門トレーナーへの相談をお勧めします。 1.
2.選手のためのトレーニング できるだけ実際のあなたの安静心拍数、最大心拍数を求めて、所要の運動レベルに応じた目標心拍数の範 囲 (ターゲットゾーン) を決め、 トレーニングを行います。 A) 長期持久力向上のためのトレーニング 数日間にわたってのレース等、持久力向上トレーニング 運動レベル:60∼70% 有酸素運動 B)2時間程度の持久力の向上のためのトレーニング 運動レベル:70∼80% 有酸素運動 C) 40秒程度持続できるフルパワー向上のトレーニング 運動レベル:85%以上 無酸素運動 D) 数秒間持続できる瞬発力の向上のためのトレーニング 運動レベル:95%以上 運動レベル(%) = 無酸素運動 目標心拍数−安静心拍数 最大心拍数−安静心拍数 目標心拍数 =(最大心拍数−安静心拍数) × × 100 運動レベル (%) 100 +安静心拍数 安静心拍数の求め方 たとえば、朝目覚めたときの心拍数のように、安静状態にあるときのあなたの心拍数を求めます。 最大心拍数の求め方 求める方法はいろいろありますが、標準値として 「220−年齢」 または 「204−0.
トラブルと処理 次の場合は故障ではありません。修理を依頼する前にチェックしましょう。特に次の点をまず確認してください。 心拍数の計測値がおかしいとき: 周りに計測を妨害するものがないかまず確認してください。 トラブル チェック項目 対策 液晶表示画面が黒ずみ、正しい表示以外の部分が見える。 直射日光に長時間さらしませんでしたか? 日陰にはいれば元に戻ります。データに影響はありません。 表示の動きが鈍くなる。 周囲温度が低温 (0℃以下) になっていませんか? 温度が上がれば元に戻ります。データに影響はありません。 まったく表示がでない。 電池が消耗していませんか? 新しい電池 (CR2032) と交換します。 (交換後は、必ずACボタンを押し再設定します。) 意味のない表示が出る。 ACボタンを押しオールクリアします。12ページ 「メインユニットの設定」 またはスタートアップマニュアル に従って再設定をします。 心拍数の計測値に異常な値が出る。 電磁波等を発生するようなもの (テレビ・パソコン等) がありませんか? 原因と思われる機器から離れてください。データはリセットしてください。 走行速度 (ケイデ
心拍信号を受信しない。 節電機能が働きスリープ状態になっていませんか? ACボタン以外のボタンを押して節電機能を解除します。 心拍センサーの装着位置は正しいですか? 装着の手順に従い正しい位置に装着します。 心拍センサーの装着がゆるすぎませんか? ベルトの電極部分が身体に密着するように装着します。 皮膚が乾燥していませんか? (特に冬期) 心拍センサーの電極部分を少し湿らせます。 心拍センサーの電池が消耗していませんか? 新しい電池(CR2032)と交換します。 メインユニットの電池が消耗していませんか? 新しい電池(CR2032)と交換します。 電極ベルトが長期間の使用で劣化損傷していませんか? 新しい電極ベルトと交換します。 心拍数表示が0になったり、計測されたりする。 心拍センサーの装着位置は正しいですか? 装着の手順に従い正しい位置に装着します。 身体からメインユニットを遠ざけると0になり、近付けると計測する。 メインユニットの電池が消耗しています。新しい電池と交換します。 メモリファイル画面にならない。 アイコンが点灯していませんか?「走行時間 Tm」 が作動していませんか? メモリ計測が選択されて
電池の交換 取り出した電池は、幼児の手の届かないところに置き、正しく処理してください。万一飲み込んだときは、 すぐに医師と相談してください。 バッテリーカバー 防水パッキング 購入時には、モニター用電池が装着済みです。電池の寿命がきたら次の手順で交換します。 メインユニットかチェストベルト心拍センサーのどちらか一方が電池寿命を迎えたときは同時 に電池交換することをお勧めします。 電池押さえ ○メインユニット 参考電池寿命: 1日1時間使用した場合 約2年 ※電池寿命はあくまで目安であり、使用状況によって著しく違う場合もあります。 ・防水性能を維持するためには防水パッキングが重要です。組立て時に正しくはまっているか確認し 防水パッキング てください。 リチウム電池 ・電池交換の際は各部品に無理な力をかけないよう扱ってください。 CR2032 ・電池交換に自信のない方はお近くの時計店にご相談ください。 電池押さえ 1. メインユニット裏面のネジ4本を精密ドライバーNo.0で外し、バッテリーカバーを取り外します。 2.
電極ベルトの交換 長期間の使用で電極ベルトは劣化します。外観上ヒビが入ったり、計測ミスを起こすときは、次の手順で 交換してください。 ネジ 1. チェストベルトセンサー裏面の4本のネジをゆるめて外します。 スペーサー スペーサー 2. スペーサーを外し、 トランスミッターを電極ベルトから分離します。 電極ベルト 3. 新しい電極ベルトに分離したトランスミッターをはめ込みます。 はめ込む前にトランスミッターの通電部分 (2カ所) の汚れを良くふき取ってください。 通電部分に汚れが付着していると心拍を感知しない場合があります。 トランスミッター 通電部分 4.
製品仕様 MSC-3Dx 製品仕様 表示機能 上段 走行速度 ケイデンス 時刻 速度アイコン ケイデンスアイコン 時計アイコン 中段 心拍数 心拍アイコン メモリ計測アイコン オートアイコン アラームアイコン メモリ容量使用率アイコン タイヤ周長アイコン 下段 走行時間 最大心拍数 時刻 ケイデンス 走行速度 ラップ回数 平均速度 最高速度 走行距離 積算距離 ゾーン滞留時間 ペースアロー 付加機能 心拍目標ゾーン メモリ計測機能 ラップ機能 その他 制御方式 表示方式 速度・ケイデンス信号検知方式 心拍信号送信方式 使用温度範囲 保存温度範囲 タイヤ周長セット範囲 速度センサー取付可能パイプ径 センサーコード長さ 電源/電池寿命 寸法/重量 30 MSC-3Dx アイコン 範囲 標準精度 0.0 (4.0)∼105.9km/h[0.0 (3.0) ∼65.9mph] ±0.5km/h (50km/h以下) 0 (20)∼299 r pm ±1r pm 0:00’∼23:59’ [1:00’∼12:59’] ±0.
索引 ア シ チ モ アラーム 17 安静心拍数 25 時刻 8 チェストベルト心拍センサー 10 中段ディスプレー 8 モードボタン 6 目標心拍数 24, 25 ウ 上段切替え 7 心拍数 8 テ ユ 電極部分 11 有酸素運動 25 運動レベル 24 オ 時刻設定 13 上段ディスプレー 8 心拍目標ゾーン 滞留時間の確認 16 17 オート機能 14 オールクリア 7 キ 機能設定エリア 7 電極ベルト 11 ラ ダウンロード 17 心拍目標ゾーン滞留時間 ト 17 リセット 17 トランスミッター 11 ス ライトボタン 6 ヘ スタート/ストップボタン 7 ペース機能 14 平均速度 9 区間平均心拍数 6 セ ム 区間平均速度 6 積算距離 9 無酸素運動 25 ケ セットボタン 7 節電機能 14 メ ソ メインモード 6 メモリ計測 18 ク 下段ディスプレー 8 サ 最高速度 9 最大心拍数 8, 25 サブモード 6 ゾーン滞留時間 9 走行距離 9 走行時間 8 ラップ 9, 15 入れ方 15 ダウン
交換部品/オプション部品 交換部品 HEART RATE COMPUTER MSC 3Dx #166-5150 リチウム電池CR2032 #169-9826 交換用MSC HR電極ベルト #169-9816 装着ベルト #249-9980 リストバンドキット オプション部品 #240-1000 PCダウンロードキット インターフェイスユニットおよびダウンロードソフト e-Train Data™ Windows95/98対応 #169-9806 日本語版 接続用RS232Cケーブル付 MSC-Dxチェストベルト心拍センサーキット ベルクロタイプリストバンド #249-9991 ブラケットセンサーキット #249-9996 MSC-3Dx(ブラケット) アタッチメント #169-6070 ホイールマグネット #169-9760 コンポジットホイール用マグネット #169-9765 ケイデンスマグネット #169-6280 ユニバーサルセンサーバンド #249-9971 アタッチメントキット(MSC-3Dx) ※ 後輪への速度センサー取付は別売部品#16