クイック スタート ガイド Cisco Small Business 300 シリーズ マネージド スイッチ 【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意 (www.cisco.
はじめに この度は、Cisco Small Business ネットワーク通信デバイス、Cisco 300 シリー ズ マネージド スイッチをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。このデ バイスは、詳細な設定が不要で標準ブリッジとしてすぐにご使用いただけます。デフォ ルト設定では、電源投入後、接続しているデバイス間でパケットの転送が行われます。 パッケージの内容物 • Cisco マネージド スイッチ(SF 300-08、SF 302-08、SF 302-08MP、 SF 302-08P、SG 300-10、SG 300-10MP、SG 300-10P、SG 300-20、 SF 300-24、SF 300-24P、SG 300-28、SG 300-28P、SF 300-48、 SF 300-48P、SG 300-52 モデル) • ラックマウント キット • 壁面マウント キット • 電源コード(8 ポート デバイスには電源アダプタが付属) • クイック スタート ガイド(本書) • 製品 CD • シリアル ケーブル • ゴム足 このマニュアルでは、マネージド ス
機械的過負荷:デバイスが滑ったり移動したりしないよう、水平で安定した状態 でしっかりと固定させてください。 回路の過負荷:電源コンセントにデバイスを追加接続することで、その回路に過 負荷をかけることのないようにしてください。 ラックマウント設置 標準ラックにスイッチを取り付けるには、付属の金具を使用してスイッチの両側面に ラックマウント ブラケットを取り付け、ブラケットをしっかりと固定します。 注意 安定性を確保するために、最も重いデバイスから順に下から上へと ラックに載せていきます。重いデバイスをラックの一番上に載せる と、不安定になり、転倒する可能性があります。 壁面への取り付け 本スイッチの 8 ポート モデルの場合は、壁面への取り付けが可能です。 (注)スイッチは、ポートが上向きまたは下向きになるように取り付ける必要があり ます。ポートが側面に来るような向きにスイッチを取り付けないでください。 本スイッチには、壁面マウント キットが同梱されています。マウント キットの寸法 は次の通りです。 1 3 2 196243 4 1 8 mm (0.4 インチ) 2 22.2 mm (0.
警告 2 不安定な取り付けを行うと、デバイスの損傷やけがを招く恐れがありま す。シスコは、壁面への不安定な取り付けによって生じた損傷につい て、いかなる責任も負いません。 ネットワーク デバイスの接続 マネージド スイッチをネットワークに接続するには、次の手順に従います。 ステップ 1 イーサネット ケーブルをコンピュータ、プリンタ、ネットワーク スト レージ、または他のネットワーク デバイスのイーサネット ポートに接 続します。 ステップ 2 ネットワーク イーサネット ケーブルのもう一端を、マネージド スイッ チのイーサネット ポート番号に接続します。 接続されたデバイスがアクティブ状態の場合、ポートの LED が点灯し ます。各スイッチのポートおよび LED の詳細については、「Cisco Small Business マネージド スイッチの機能」(P.
3 Cisco Small Business マネージ ド スイッチの設定 作業を開始する前に Microsoft Internet Explorer(バージョン 6 以上)または Firefox(バージョン 2.
Web ベースのインターフェイスの使用 マネージド スイッチを設定するには、次の手順に従います。 ステップ 1 コンピュータとスイッチの電源をオンにします。 ステップ 2 コンピュータをスイッチに接続します。コンピュータをスイッチと同じ IP サブネットに接続するには、イーサネット ケーブルでコンピュータ とスイッチを直接接続するか、他のスイッチを介して目的のスイッチに 辿ることが可能な同一の LAN にコンピュータを接続します。また、複 数の IP ルータを経由して、別の IP サブネットのスイッチにコンピュー タを接続することもできます。 ステップ 3 コンピュータの IP 構成を設定します。 a. スイッチがデフォルトのスタティック IP アドレス 192.168.1.254 を 使用している場合、未使用の 192.168.1.1 ∼ 192.168.1.253 の範囲内 の IP アドレスを選択する必要があります。 b.
Web ベースのインターフェイスを終了する前に、[ 保存 ] アイコンを 注意 クリックして設定の変更内容を必ず保存してください。設定を保存す る前に終了した場合、変更内容は失われます。 [ はじめに ] ウィンドウが表示されます。これで、スイッチを設定する準備が整いまし た。詳細については、『Cisco Small Business マネージド スイッチ アドミニスト レーション ガイド』を参照してください。 コンソール ポートの使用 マネージド スイッチを設定するには、次の手順に従います。 ステップ 1 付属のコンソール ポート ケーブルを使用して、コンピュータをスイッ チのコンソール ポートに接続します。 ステップ 2 コンピュータのハイパーターミナルなどのコンソール ポート ユーティ リティを実行します。 ステップ 3 次のパラメータを使用してユーティリティを設定します。 • 115200 ビット / 秒 • 8 データ ビット • パリティなし • 1 ストップ ビット • フロー制御なし ステップ 4 ユーザ名とパスワードを入力します。ユーザ名とパスワードはどちらも
次の手順 • ネットワークで DHCP を使用していない場合、マネージド スイッチの 接続の種類をスタティックに設定し、現在のネットワーク トポロジに 一致するようにスタティック IP アドレスとサブネット マスクを変更し ます。 • 設定を保存します。 • コンピュータを元の設定に戻します。 これらのタスクを実行するには、 『Cisco Small Business マネージド スイッチ アド ミニストレーション ガイド』の手順に従います。 接続に関するトラブルシューティング Web ベースのインターフェイスを使用してスイッチにアクセスできない場合、スイッ チはコンピュータから接続不能な状態になっている可能性があります。Windows コン ピュータの場合、ping を使用してネットワーク接続をテストすることができます。 ステップ 1 [ スタート ] > [ ファイル名を指定して実行 ] を選択し、cmd と入力し て、コマンド ウィンドウを開きます。 ステップ 2 コマンド ウィンドウ プロンプトで ping と入力し、マネージド スイッ チの IP アドレスを入力します。たとえば、pin
コンソール ポートの接続不良: コンソール ケーブルのコネクタがスイッチとコンピュータにしっかりと接続さ れていることを確認します。コンソール ポート ユーティリティが正しいパラメー タで設定されていることを確認してください。 不正な IP アドレス: スイッチで正しい IP アドレスが使用されていることを確認してください。電源 LED により、スイッチの現在の IP アドレスをどこで受信しているかを判断でき ます。スイッチの現在の IP アドレスは、コンソール ポート インターフェイスを 使用してメニュー CLI で決定するか、ネットワーク管理者が決定できます。 別のデバイスがスイッチと同じ IP アドレスを使用していないことを確認してく ださい。 IP ルートがない: スイッチとコンピュータが異なる IP サブネットに存在する場合、2 つのサブネッ ト間でパケットをルーティングするために、複数のルータが必要になります。 アクセス時間が異常に長い: 標準的なスパニング ツリーのループ検出ロジックにより、新しい接続を追加する と、その影響を受けるインターフェイスや LAN が動作可能な状態になるまで 30
miniGBIC(存在する場合):miniGBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ) ポートは、miniGBIC モジュールの接続ポイントです。光ファイバを接続してマネー ジド スイッチを他のスイッチへアップリンクすることができます。 • シスコ製 Small Business 製品専用モジュール(MGBSX1、MGBLX1)をご 使用ください。またこのモジュールは、Small Business 製品以外の他のシスコ 製品では使用できませんので、ご注意ください。 • miniGBIC インターフェイスはコンビネーション ポートとなっており、もう 1 つの RJ-45 インターフェイスと共有されています。miniGBIC がアクティブ な場合、隣接した RJ-45 ポートはディセーブル(無効)になります。 • 対応する RJ-45 ポートの LED は、miniGBIC インターフェイスのトラフィック に応答すると点灯します。 前面パネル LED (グリーン)スイッチの電源がオンになると LED が点灯し、ブート [System] LED: やセルフテストの実行中、または IP アドレス
前面パネルの追加機能 スイッチには、[Reset] ボタンも付いています。 [Reset] の開口部へピンまたはペーパー クリップを挿入することで、スイッチをリ セットできます。詳細については、 「デバイスの工場出荷時設定への復元」を参照して ください。 背面パネル 電源ポートおよびコンソール ポートは、マネージド スイッチの背面に配置されてい ます。 [POWER]:この電源ポートにスイッチを接続し、電力を供給します。 [CONSOLE]:端末エミュレーション プログラムを使用して設定を行うには、この コンソール ポートにシリアル ケーブルを挿入してコンピュータのシリアル ポートに 接続します。 300 シリーズ マネージド スイッチ 11
5 デバイスの工場出荷時設定への復元 [Reset] ボタンを使用してマネージド スイッチをリブートまたはリセットするには、 次の手順に従います。 • マネージド スイッチをリブートするには、[Reset] ボタンを 10 秒未満押し続け ます。 • マネージド スイッチの設定を工場出荷時設定に復元するには、次の手順に従い ます。 1. ネットワークからマネージド スイッチを切断するか、ネットワーク上のす べての DHCP サーバを無効にします。 2.
6 関連情報 Cisco Small Business シリーズの製品、マニュアル、サポート等に関する詳細につ いては、www.cisco.com/jp/go/sb を参照してください。また、サポートに関する 詳細については、www.cisco.
Cisco Small Business 製品に関する制限付き特別ライフタイム 保証規定 ハードウェアの保証に適用される規定は以下の通りです。シスコのソフトウェアに適用さ れる保証を含む正式な保証書は、以下およびシスコ製品に付属の『シスコ情報パッケー ジ』に記載されています。 ハードウェア保証期間:シスコ製ハードウェアは購入したエンドユーザが製品を所有また は使用している限り保証されます。製品の製造が中止された場合は、シスコでは製造中止 の通知から 5 年間保証します。 ハードウェアに関する交換、修理、払い戻しの手順:シスコまたはその代理店では、準備 可能な場合、翌営業日の配達に間に合うように交換部品を出荷するよう商業上合理的な努 力を致します。それ以外の場合は、欠陥製品を受領してからただちに交換部品を出荷する ように商業上合理的な努力を致します。交換部品は送料前払いの陸上輸送で出荷されま す。お届け先により、実際の配達所要日数は異なります。 シスコは購入代金を払い戻すことにより一切の保証責任とさせて頂く権利を留保します。 Return Materials Authorization(RMA; 返品許可)番
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