Users Guide
機能NetXtreme-E ユーザー マニュアル
2018 年 2 月 26 日 • NetXtreme-E-UG100 ページ 24
SR-IOV
PCI-SIG は、Single-Root IO Virtualization (SR-IOV) のオプションのサポートを定義します。SR-IOV は、VM
が仮想機能 (VF) を使用して直接デバイスにアクセスできるように設計されています。NIC の物理機能 (PF)
は複数の仮想機能 (VF) に分けられ、各 VF は PF としてVM に提示されます。
SR-IOV は IOMMU 機能を使用して、変換テーブルに基づいて PCI-E 仮想アドレスを物理アドレスに変換し
ます。
物理機能 (PF) および仮想機能 (VF) の数は、UEFI HII メニュー、CCM、および NVRAM の設定によって管理
されます。SRIOV は NPAR モードと組み合わせてサポートできます。
ネットワーク パーティション化 (NPAR)
ネットワーク パーティション化 (NPAR) 機能を使用すると、1 つの物理ネットワーク インターフェイス ポート
を、複数のネットワーク デバイス機能としてシステムに表示できます。NPAR モードが有効になっている場合、
NetXtreme-E デバイスは複数の PCIe 物理機能 (PF) として列挙されます。各 PF または「パーティション」には、
最初の電源投入時に PCIe ファンクション ID が個別に割り当てられます。元の PCIe 定義では、1 デバイスごと
に 8 PF を使用できます。代替ルーティング ID (ARI) 対応システムの場合、Broadcom NetXtreme-E アダプタは、
デバイスごとに最大 16 PF をサポートしています。各パーティションには、独自のコンフィギュレーション ス
ペース、BAR アドレス、および MAC アドレスが割り当てられ、独立して動作できるようになっています。パー
ティションは、他の物理インターフェイスと同様に、VM、VLAN などへの直接割り当てをサポートしています。
RDMA over Converge Ethernet - RoCE
RDMA (Remote Direct Memory Access) over Converge Ethernet (RoCE) は、イーサネット ネットワーク上で
RDMA 機能を使用可能にする BCM5741X の完全なハードウェア オフロード機能です。RoCE 機能は、ユー
ザー モードとカーネル モードのアプリケーションで使用できます。RoCE 物理機能 (PF) と SRIOV 仮想機能
(VF) は、シングル ファンクション モードとマルチファンクション モード (NIC パーティション化モード)
で使用できます。Broadcom は、Windows、Linux、および VMWare の RoCE をサポートしています。
各オペレーティング システムの RDMA サポートについては、次のリンクを参照してください。
Windows
https://technet.microsoft.com/en-us/library/jj134210(v=ws.11).aspx
Redhat Linux
https://access.redhat.com/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/7/html/Networking_Guide/ch-
Configure_InfiniBand_and_RDMA_Networks.html
VMware
https://pubs.vmware.com/vsphere-65/index.jsp?topic=%2Fcom.vmware.vsphere.networking.doc%2FGUID-
4A5EBD44-FB1E-4A83-BB47-BBC65181E1C2.html
注: [システム セットアップ] > [デバイス設定] > [Broadcom 5741x Device/Broadcom 5741x デバ
イス] > [デバイス レベル設定] ページで、[NParEP] を有効にすると、NXE アダプタはデバイスごと
に最大 16 PF をサポートできます。2 ポートのデバイスの場合、これはポートごとに最大 8 PF を表
しています。