Users Guide
システムレベル設定NetXtreme-E ユーザー マニュアル
2018 年 2 月 26 日 • NetXtreme-E-UG100 ページ 46
リンク トレーニング
リンク トレーニングを使用すると、両方のエンドポイント (Broadcom アダプタとその反対側) で、電源設定
やその他の調整パラメタを調整して、2 台のデバイス間で通信チャネルの信頼性と効率性を最大限に高めら
れます。目標は、さまざまなケーブルの長さと種類に対応して、チャネル固有の調整を不要にすることです。
リンク トレーニングは CR/KR 速度に対して実行され、自動ネゴシエーションに先行します。自動ネゴシ
エーションが有効である場合、リンク トレーニングは実行可能です。リンク トレーニングでリンク パート
ナーとのリンクが確立されない場合、リンク ポリシーはリンク トレーニングを自動的に無効にします。この
リンク ポリシーは、リンク トレーニングをサポートしていないリンク パートナーとの互換性を保証します。
BCM5730X、BCM5740X、および BCM5741X イーサネット コントローラを対象として、メディアの種類と
速度の関係を表 28 に示します。
表 27:BCM5741X でサポートされる FEC 設定
ローカル
FEC 設定
リンク パートナー FEC 設定
強制速度、
FEC なし
強制速度、
Base-R FEC
CL74
強制速度、
RS-FEC CL91/
CL108
AN (なし)
An
(なし、Base-R)
AN (なし、
Base-R、RS)
強制、
FEC なし
リンクあり/
FEC なし
リンクなし リンクなし リンクなし リンクなし リンクなし
強制速度、
Base-R
FEC CL74
リンクなし
Base-R FEC
CL74
リンクなし リンクなし リンクなし リンクなし
強制、RS-
FEC CL91/
CL108
リンクなし リンクなし
RS-FEC CL91/
CL108
リンクなし リンクなし リンクなし
AN (なし) リンクなし リンクなし リンクなし リンクあり、
FEC なし
Base-R FEC
CL74
RS-FEC CL91/CL108
AN (なし、
Base-R)
リンクなし リンクなし リンクなし
Base-R
FEC CL74
Base-R FEC
CL74
RS-FEC CL91/CL108
AN (なし、
Base-R、RS)
リンクなし リンクなし リンクなし
RS-FEC
CL91/CL108
RS-FEC
CL91/CL108
RS-FEC CL91/CL108
注:強制速度の場合は、両側で同じ速度設定にする必要があります。
注:AN {None} は、AN が Base-R 対応ビットを通知することを意味します。IEEE802.3by では
F0 ビット、Consortium では F2 ビットを設定します。
注:AN {None, Base-R} は、AN が Base-R 対応ビットと要求ビットを通知することを意味します。
IEEE802.3by では F0 と F1 ビット、Consortium では F2 と F4 ビットを設定します。