Reference Guide
Table Of Contents
- 目次
- 本書について
- 製品概要
- ハードウェアの取り付け
- ソフトウェアのインストール
- ブートコード
- 仕様
- アダプタ設定
- MIB リファレンス
- 略語一覧
- 索引
![](/manual/dell/brocade-adapters/reference-guide-japanese/images/img-113.png)
120
Brocade アダプタのインストールとリファレンスマニュアル
53-1002144-01
ネットワーク起動
4
bcu boot --update <ad_id> <
イメージファイル > -a
ここで、
<ad_id>
アダプタの
ID
(アダプタ)
<
イメージファイル
>
ファームウェアイメージファイルの名前
-a
ホストで検知されたすべての
Brocade
アダプタのブートコードをアップデート
する必要があることを示します。
-a
オプションを指定する場合はアダプタの識
別子(
ad_id
)を指定しないように注意してください。
ネットワーク起動
ネットワーク起動またはプレブート実行環境(
PXE
)起動機能では、ホストのローカルディスクまたは
SAN
からではなく、イーサネット
LAN
上のどこかにあるシステムからオペレーティングシステムを起
動することができます。リモート
LAN
からの起動には、ホストまたはアダプタの不具合から素早く回
復できるという明白な利点があります。特定のポート
ID
(または指定されたポートの
VLAN ID
)のた
めに
PXE BIOS
がアダプタで有効になっている状態での古いホストと新しいホストとの交換には、古い
ホストからのアダプタを同じ設定で新しいホストに取り付けてから新しいホストを起動します。ホスト
のオペレーティングシステムは、リモート
LAN
デバイスから自動的に起動します。
メモ
ネットワーク起動中の
VLAN
の有効化は、オペレーティングシステムでのサポートを必要とし、オペ
レーティングシステムの制限により完全には検証されていません。
不具合からの素早い回復は大きな利点ですが、交換時の状況に応じて、ホストとアダプタについて次を
考慮してください。
•
類似するホストを導入する場合でも、新しいホストには固有のシステム
BIOS
オプションとその他
の設定が必要になる場合があったり、ネットワーク起動を開始するために内部
IDE
ドライブを切
断または無効化する必要があることがあります。
•
ホスト内の
Brocade
アダプタを類似の
Brocade
アダプタに交換する場合は、適切なリモート起動
デバイスから起動するようにアダプタを再設定する必要があります。
•
ホストを異なるモデルに交換する場合は、既存のアダプタ用のアダプタドライバをインストールす
るプロンプトが表示される場合があります。
ネットワークからのサーバーの起動により、サーバー管理が大幅に簡素化され、サーバーの導入が容易
になります。個々のサーバーを手動で設定する代わりに、
LAN
ベースのシステムのブートイメージは
複製してサーバーのグループに同時に割り当てることができます。これによって初期設定が簡略化され
るだけではなく、ソフトウェアアップデートやメンテナンスをより簡単に管理できるようにします。
ブートイメージがネットワークで一元管理されると、サーバーのセキュリティ、統合性、データ回復の
機能も拡張されます。
次に、ネットワークから起動する利点を示します。
•
災害復旧
•
ソフトウェア配布のためのより優れた制御性と効率性
•
シンクライアントや専用システムなどのディスクなしシステムの起動
•
バックアップなどのシステムメンテナンスの自動化
•
ウィルススキャンなどのシステムチェックの自動化
•
セキュアなシステムが保証される必要がある場合でのセキュリティの確実化
•
一元化されたストレージ管理およびクライアントワークステーションの管理
•
オペレーティングシステムが可用性の高いデバイスから起動することによるホストの安定性
の向上
•
セキュリティの向上