Reference Guide
Table Of Contents
- 目次
- 本書について
- 製品概要
- ハードウェアの取り付け
- ソフトウェアのインストール
- ブートコード
- 仕様
- アダプタ設定
- MIB リファレンス
- 略語一覧
- 索引
Brocade アダプタのインストールとリファレンスマニュアル
121
53-1002144-01
ネットワーク起動
4
ネットワーク起動の Brocade BIOS サポート
アダプタファームウェアに内蔵された
PXE
メカニズムは、
SAN
ブートまたはホストのローカルディス
クからではなく、イーサネット
LAN
上のリモートシステムからホストオペレーティングシステムを起
動する機能を提供します。
UNDI
(ユニバーサルネットワークデバイスインタフェース)は、
I/O
の基
本制御を有効にするために
PXE
プロトコルによって使用されるアプリケーションプログラムインタ
フェース(
API
)です。これは、
MAC
アドレスのセットアップやアダプタからの統計の取得などの、
その他の管理上の作業を行います。
UNDI
ドライバはアダプタファームウェアに内蔵されています。
PXE
起動または
PXE BIOS
が有効になると、システム起動プロセスを実行するために次が行われます。
•
PXE
クライアント(またはアダプタ)は、動的ホスト設定プロトコル(
DHCP
)を使用して、ネッ
トワーク上にある
PXE
起動サーバーの
IP
アドレスなどの情報を
DHCP
サーバーから取得します。
•
クライアントは該当する起動サーバーにアクセスし、ネットワークブートストラッププログラム
(
NBP
)のファイルパスを取得します。
•
クライアントは、トリビアルファイル転送プロトコル(
TFTP
)を使用して、システムの
RAM
に
NBP
をダウンロードし、検証を行ってから
NBP
を実行します。
•
PXE
プロトコルは、基本的なネットワーク
IO
サービスやクライアントメモリの領域の可用性など
の適切な実行環境を設定し、制御を
NBP
に移行します。
•
NBP
は、設定ファイルや実行可能ファイルなどのその他のファイルをロードします。このアク
ションでは、診断を行ったり、ファームウェアアップデートユーティリティを実行したり、ネット
ワークからオペレーティングシステム全体を起動したりすることができます。
PXE
起動クライアントは、アダプタファームウェアに実装されています。これは新しいサーバー向け
の
UEFI
または
UEFI
をサポートしないサーバーのレガシー
BIOS
をサポートします。クライアント
PXE
コードは、
BIOS
またはダウンロードされた
NBP
による使用のために次のサービスを提供します。
•
プレブートサービス
API
この
API
は、グローバル制御機能と情報機能を提供します。
•
TFTP API
TFTP
(トリビアルファイル転送プロトコル)
API
は、
TFP
接続のオープンとクローズ、
TFTP
接続
に対するパケットの読み取りと書き込みを可能にします。
PXE
クライアントは
TFTP
サーバーから
PXE
ブートローダーをダウンロードします。
•
UDP API
ユーザーデータグラムプロトコル(
UDP
)
API
は、
UDP
接続のオープンとクローズ、
UDP
接続に
対するパケットの読み取りと書き込みを可能にします。
•
UNDI API
ユニバーサルネットワークデバイスインタフェース(
UNDI
)
API
は、アダプタを介した
I/O
の基
本制御を可能にします。これにより、この
API
を実装するネットワークインタフェースすべてで使
用できるユニバーサルプロトコルドライバの使用が可能になります。
UNDI
は
I/O
の基本制御を可
能にし、
MAC
アドレスの設定やアダプタ経由での統計の取得など、その他の管理業務を実行する
ために
PXE
プロトコルによって使用されます。
Brocade PXE BIOS
設定ユーティリティ(ブートコードとともに内蔵)、
BCU
コマンド、および
HCM
により、次のタスクを実行できます。
•
BIOS
の有効化または無効化。
有効にすると、システム
BIOS
はネットワークからの
PXE
起動のために特定のアダプタに対して
Brocade BIOS
コードを実行できます。
•
ネットワーク起動中に使用される
VLAN ID
を特定のポートに設定。
メモ
ネットワーク起動中の
VLAN
の有効化は、オペレーティングシステムでのサポートを必要とし、オ
ペレーティングシステムの制限により完全には検証されていません。