Reference Guide
Table Of Contents
- 目次
- 本書について
- 製品概要
- ハードウェアの取り付け
- ソフトウェアのインストール
- ブートコード
- 仕様
- アダプタ設定
- MIB リファレンス
- 略語一覧
- 索引
Brocade
アダプタのインストールとリファレンスマニュアル
21
53-1002144-01
アダプタ機能
1
SNMP はネットワークデバイスを監視および管理するための業界標準の方法です。Brocade CNA ア
ダプタ、および CNA モードで設定されたファブリックアダプタポートは SNMP に対するエージェ
ントと MIB サポートを提供します。詳細については、33 ページの「シンプルネットワーク管理プ
ロトコル」 を参照してください。
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ターゲットレートの制限。この機能は特定のポートで有効化または無効化できます。ターゲット
レート制限は、検出したリモートポートの速度能力の判断をストレージドライバに依存し、この情
報を使って FCP トラフィックレートを低流出ターゲットにスロットル調整します。これはター
ゲットの高速化のためにネットワークの混雑を軽減または解消し、I/O 低下を緩和します。
ターゲットレート制限は、最高速度のターゲットより動作速度の遅いすべてのターゲットに対して
実施されます。ドライバがリモートポートの速度を判断できない場合は、1 Gbps と想定されます。
BCU コマンドを使用してデフォルト速度を変更することができます。ターゲットレート制限が保
護するのは FCP 書き込みトラフィックのみです。
•
vHBA
仮想 HBA(vHBA)は、ホストオペレーティングシステムに仮想または論理 HBA として認識される
仮想ポートパーティションです。複数の vHBA はサポートされないため、これらをアダプタで作成
することも削除することもできません。詳細については、16 ページの「I/O 仮想化」 を参照してく
ださい。
Data Center Bridging およびイーサネット機能
Brocade CNA、および CNA または NIC モードで設定されたファブリックアダプタポートは、次の DCB
(Data Center Bridging)およびイーサネットネットワーク機能に対応します。
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ポート(全二重)あたり 10 Gbps スループット
•
1500 または 9600 バイト(ジャンボ)フレーム
これらのフレームはより簡単にデータを転送し、CPU 使用率を低減し、スループットを向上させま
す。ミニジャンボフレームは DCB で FCoE フレームをカプセル化するために必要です。ネットワー
ク管理者は、付録 A、「アダプタ設定」 で説明されているようにホストオペレーティングシステムコ
マンドを使用して、ジャンボパケットサイズをデフォルト設定から変更することができます。MTU
サイズはネットワーク設定の MTU のみを指すことに注意してください。内部では、ハードウェア
は常にミニジャンボサイズフレームを必要とする FCoE フレームに対応するように設定されます。
メモ
ネットワークドライバに設定されたジャンボフレームサイズは、接続した FCoE スイッチの設定よ
り大きくしないでください。スイッチがジャンボフレームを受け入れられなくなります。
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シンプルネットワーク管理プロトコル(SNMP)
SNMP はネットワークデバイスを監視および管理するための業界標準の方法です。Brocade CNA、
および CNA または NIC モードで設定されたファブリックアダプタポートは SNMP に対するエー
ジェントと MIB サポートを提供します。詳細については、33 ページの「シンプルネットワーク管
理プロトコル」 を参照してください。
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FCoE パケット、IPv4/IPv6 TCP と UDP パケット、および IPv4 ヘッダのチェックサム / CRC オフロー
ド
チェックサムオフロードは、TCP と UDP パケットおよび IPv4 ヘッダのチェックサムオフロードに
対応します。これにより、CNA でのチェックサムの計算が可能となり、ホスト CPU サイクルを軽
減します。TCP チェックサムオフロードの CPU 使用率の節約は、1500 の MTU での数パーセントか
ら 9000 の MTU での最大 10 ~ 15% までの範囲があります。パケットが大きいほど節約率も大き
くなります。
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Data Center Bridging Capability Exchange プロトコル(DCBCXP)(802.1)
CNA、または CNA モードで設定されたファブリックアダプタポートと FCoE スイッチ間で、設定を
直接接続ピアと交換するために使用します。LLDP を使用して 2 つのリンクピア間でパラメータを
交換します。
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拡張伝送選択(802.1Qaz)