Reference Guide
Table Of Contents
- 目次
- 本書について
- 製品概要
- ハードウェアの取り付け
- ソフトウェアのインストール
- ブートコード
- 仕様
- アダプタ設定
- MIB リファレンス
- 略語一覧
- 索引
Brocade
アダプタのインストールとリファレンスマニュアル
27
53-1002144-01
アダプタ機能
1
•
LUN マスキング。
LUN マスキングは共有ストレージに対するアクセスコントロールを確立して、同一ストレージター
ゲットにゾーニングされた異なるイニシエータ間のトラフィックを分離します。LUN マスキングは
ゾーニングと似ており、特定のゾーンにあるデバイスは、同じゾーン内のファブリックに接続され
ているデバイスのみと通信することができます。LUN マスキングでは、イニシエータポートは特定
のターゲットとして特定された LUN にのみアクセスすることができます。
HCM Basic Port Configuration(基本ポート設定)ダイアログボックス、および BCU fcpim –
lunmaskadd コマンドによってアダプタ物理ポート上の LUN マスキングを有効化し、その LUN 番号
の論理ポート(イニシエータ)とリモート WWN(ターゲット)を識別します。設定の詳細につい
ては『Brocade Adapters Administrator’s Guide』(Brocade アダプタ管理者ガイド)を参照してくださ
い。
この機能には次の制限があります。
-
物理ポートあたり 16 個の LUN マスキングエントリのみが許可されます。
-
LUN マスキングの追加および削除のための複数の BCU インスタンスはサポートされません。
-
この機能は Brocade HBA、および HBA モードで設定されたファブリックアダプタポートでのみ
サポートされます。
ネットワークに実際のデバイスが存在しなくても、特定のターゲットに対して LUN マスキングを
設定することができます。
SAN ブートの設定時には、ブート LUN をマスキングしてイニシエータがブート LUN に排他的アク
セスできるようにします。詳細については、『Brocade Adapters Administrator’s Guide』(Brocade ア
ダプタ管理者ガイド)を参照してください。
•
特定のソースまたは宛先トラフィックフローに高、中(デフォルト)、低のトラフィック優先度を
割り当てるために Brocade スイッチのサービスの品質(QoS)機能と連動する QoS。
各 HBA ポート、または HBA モードで設定されたファブリックアダプタポートに接続されたエッジ
スイッチには次のライセンスをインストールする必要があります。
-
Adaptive Networking(AN)ライセンス
-
サーバーアプリケーション最適化(SAO)ライセンス
接続されているスイッチにこれらのライセンスがインストールされているかどうかを判断するに
は、ファブリック OS の licenseshow コマンドを実行します。ファブリック OS コマンドと QoS サ
ポートの詳細については、『ファブリック OS 管理者ガイド』を参照してください。
•
FCP-IM I/O プロファイリング
HCM を介して利用できるこの機能は、物理ポートで有効化または無効化することができます。有
効化すると、ドライバファームウェアが I/O レイテンシデータを平均、最小、最大のカテゴリに分
類します。この機能を使用してトラフィックパターンを分析し、HBA、HBA モードで設定された
ファブリックアダプタポート、ファブリック、およびターゲットを調整するために役立ててパ
フォーマンスを向上させます。この機能を有効にすると I/O パフォーマンスに影響を及ぼすことに
注意してください。
•
割り込み一体化
この機能はホスト割り込みの生成を遅延することによって複数のイベントの処理を統合します。こ
れにより割り込み処理レートが低下し、CPU がコンテキスト切り替えに費やす時間も短縮されま
す。ポートごとに次のパラメータを設定して割り込み一体化を調整することができます。
-
割り込み時間遅延。ホストが割り込みを生成する間に遅延時間がある状態です。この遅延時間
を増加することによって、複数の割り込みイベントを 1 つに統合することができます。この
結果、割り込みイベントに対する割り込みが減少します。
-
割り込みレイテンシタイマ。指定した時間が経過した後に新しい応答メッセージ要求が発生し
ない場合、割り込みが生成されます。この時間を調整して I/O レイテンシを最小限に抑えるこ
とができます。
•
ポートあたり 16 個の仮想チャネル(VC)。VC-RDY フロー制御は、物理および仮想ネットワーク環
境におけるサービスの品質(QoS)およびトラフィック優先順位決定にこれらの複数のチャネルを
使用することができます。