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PSU 冗長性ポリシーの変更は、シャーシ内の PSU の数によって制限されます。PSU 冗長性設定は、
フォルトの冗長性設定」にリストされている 2 つの設定のどちらでも選択することができます。
新規サーバーの電源供給ポリシー
電源をオンにした新規サーバーがシャーシに利用できる電力を超えると、CMC は優先順位の低いサーバーに
対する電力を減らす可能性があります。これは、システム管理者が、サーバーにフル電力を割り当てるため
に必要な電力を下回る電力制限をシャーシに設定している場合や、シャーシ内のすべてのサーバーが高い電
力を必要とする状況で電力が不足する場合に発生します。優先順位の低いサーバーに割り当てられた電力を
削減しても充分な電力を解放できない場合は、新規サーバーの電源をオンにすることができません。
これは、システム管理者が、サーバーに対するフル電源割り当てよりも低い電力制限をシャーシに設定して
いるか、高電力を必要とするサーバーに利用可能な電力が不十分である場合に発生します。
次の表は、前述したシナリオで新しいサーバーの電源をオンにしたときに CMC が行う処置を説明していま
す。
29. サーバーへの電源投入試行時の CMC の対応
ワーストケース電力が使用
可能
CMC の対応
サーバーへの電源投入
はい 節電は不要 許可
いいえ
節電を実施:
新しいサーバーに必要な電力が使用可能
新しいサーバーに必要な電力が使用不可
許可
拒否
PSU の機能が停止すると、非重要な正常性状況が生じ、PSU 障害イベントが生成されます。PSU を取り外す
と、PSU 取り外しイベントが生成されます。
どちらか一方のイベントによって冗長性が損失された場合は、電力割り当てに基づいて、
冗長性の喪失
イベ
ントが生成されます。
その後の電力容量またはユーザーの電力容量がサーバーの割り当てよりも大きい場合、サーバーのパフォー
マンスが劣化する、または極端な場合には、サーバーの電源がオフになる可能性があります。これらの状態
はどちらも優先順位の逆順に行われます。つまり、優先順位の低いサーバーから電源がオフになります。
次の表では、さまざまな PSU 冗長構成における PSU の電源オフまたは PSU の取り外しに対するファームウェ
アの対応を示します。
30. PSU 障害または取り外しによるシャーシへの影響
PSU 構成 動的 PSU 電源供給
ファームウェアの対応
AC 冗長性
無効
CMC はユーザーに AC 冗長性の喪失を警告します。
電源装置冗長性 無効
CMC はユーザーに電源装置冗長性の喪失を警告します。
AC 冗長性
有効
CMC はユーザーに AC 冗長性の喪失について警告します。
PSU 障害または取り外しによって失われた電力バジェット
を補うため、スタンバイモードの PSU(存在する場合)の
電源がオンになります。
電源装置冗長性
有効
CMC はユーザーに電源装置冗長性の喪失を警告します。
PSU 障害または取り外しによって失われた電力バジェット
を補うため、スタンバイモードの PSU(存在する場合)の
電源がオンになります。
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