Users Guide
SD カードのインストール手順については、「Chassis Management Controller (CMC) Secure Digital (SD) Card Technical Specification」の文書を参照してください。
SD 機能カードがインストールされていると、CMC の再起動時に FlexAddress 機能は自動的に有効になります。この有効化により、機能は現在のシャーシとバインドされます。SD カードを冗長
CMC システムにインストールした場合は、冗長 CMC がアクティブになるまでは、FlexAddress 機能は有効になりません。冗長 CMC をアクティブにする方法については、「Chassis
Management Controller (CMC) Secure Digital (SD) Card Technical Specification」の文書を参照してください。
CMC が再起動したら、「FlexAddress 有効化の検証」のセクションの手順に従い、アクティベーションプロセスを検証します。
FlexAddress 有効化の検証
FlexAddress の正しい有効化を確認するために、RACADM コマンドを使用して、SD 機能カードおよび FlexAddress 有効化を検証します。
SD 機能およびそれのステータスを検証するには、以下の RACADM コマンドを使用します。
racadm featurecard -s
下記の表では、コマンドによって返されるステータスメッセージが記載されています。
表 6-1.featurecard-s コマンドによって返されるステータスメッセージ
シャーシ上で有効なすべての機能を表示するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -s
このコマンドで、以下のステータスメッセージが返されます。
Feature = FlexAddress
Date Activated = 8 April 2008 - 10:39:40
Feature installed from SD-card SN = 01122334455
(機能 = FlexAddress
有効開始日 = 8 April 2008 - 10:39:40
Feature installed from SD-card SN = 01122334455)
シャーシ上に有効な機能が存在しない場合は、コマンドはメッセージを返します。
racadm feature -s
No features active on the chassis.
(シャーシ上に有効な機能はありません。)
両コマンドを実行したら、FlexAddress 機能の有効化が検証されます。RACADM コマンドの詳細については、「機能」および「機能カード」を参照してください。
FlexAddress の無効化
RACADM コマンドを使用して、SD カードをインストール前の状態に戻し、FlexAddress 機能を無効にすることができます。ウェブインタフェースでは、無効にする機能は提供されません。無効化は、
SD カードをオリジナルの状態に戻し、別のシャーシ上にインストールし、有効にすることが可能になります。
メモ: FlexAddress をサポートする CMC ファームウェア(バージョン 1.10 以降)がインストールされないと、FlexAddress の機能は有効になりません。
メモ: FlexAddress 機能は SD カードに格納されています。システム機能障害の発生を防ぐため、SD カードに格納されているデータは暗号化されており、いかなる複製や変更も禁止されて
います。
メモ: SD カードはシャーシ 1 台につき 1 枚のみ使用できます。シャーシが複数台ある場合は、必要な台数分の SD カードを別途購入してください。
ステータスメッセージ
操作
機能カードが挿入されていません。
SD カードが正しく CMC に挿入されていることを確認してください。冗長 CMC 構成では、SD 機能カードが取り付けられ
ている CMC がスタンバイ CMC ではなく、アクティブ CMC であることを確認します。
挿入されている機能カードは有効で、次の FlexAddress 機能が含まれて
います。機能カードはこのシャーシにバインドされています。
処置の必要はありません。
挿入されている機能カードは有効で、次の FlexAddress 機能が含まれて
います。機能カードは他のシャーシにバインドされています。
svctag = ABC1234, SD card
SN = 01122334455
SD カードを取り外し、現在のシャーシ用の SD カードを取り付けます。
挿入されている機能カードは有効で、次の FlexAddress 機能が含まれて
います。機能カードはシャーシにバインドされていません。
機能カードを他のシャーシに移動、または現在のシャーシで有効にできます。現在のシャーシで再び有効にするには、機
能カードが取り付けられている CMC モジュールがアクティブになるまで racadm racreset を入力し続けます。