Users Guide
カードがインストールされていない状態、または異なるシャーシのカードをインストールした状態で、無効化コマンドを実行した場合、機能は無効になりますが、カードに変更は加えられません。
FlexAddress の無効化
FlexAddress 機能を無効にし、SD カードを復元するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -d -c flexaddress
feature FlexAddress is deactivated on the chassis successfully.
(シャーシ上の FlexAddress 機能の無効化に成功しました。)
コマンド実行前に、シャーシの電源をオフにしなかった場合、コマンドは失敗し、以下のエラーメッセージが生成されます。
ERROR: Unable to deactivate the feature because the chassis is powered ON
(エラー: シャーシの電源がオンのため、機能を無効にすることはできません。)
コマンドの詳細については、「機能」を参照してください。
CLI を使用した FlexAddress ステータスの表示
コマンドラインインタフェースを使用して、FlexAddress のステータス情報を表示することができます。シャーシ全体または特定のスロットのステータス情報の表示が可能です。表示される情報には、以
下が含まれます。
l ファブリック構成
l FlexAddress 有効化/無効化
l スロット番号および名前
l シャーシ指定およびサーバー指定のアドレス
l 使用アドレス
シャーシ全体の FlexAddress ステータスを表示するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm getflexaddr
特定のスロットの FlexAddrss ステータスを表示するには、次のコマンドを使用します。
racadm getflexaddr [-i <スロット番号>]
<スロット番号> = 1~16
FlexAddress 設定にに関する追加情報については、「FlexAddress の設定」を参照してください。コマンドの追加情報については、「getflexaddr」を参照してください。
CLI を使用した FlexAddress の設定
コマンドラインインタフェースを使用して、ファブリックごとに FlexAddress を有効または無効にすることができます。また、スロットごとに、機能を有効/無効にすることも可能です。ファブリックごとに機
能の有効化を行う場合は、有効にするスロットを選択できます。たとえば、ファブリック-A で FlexAddress を有効にする場合、ファブリック-A のスロットのみが FlexAddress が有効になります。その
他のファブリックは、サーバー上で工場で割り当てられた WWN/MAC を使用します。
FlexAddress が有効なスロットは、すべてのファブリックでも有効になります。たとえば、ファブリック-A および B を有効にし、ファブリック-A のスロット1で FlexAddress を有効にして、ファブリック-
B のスロット1で無効にすることはできません。
ファイブリック上で有効または無効にするには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm setflexaddr [-f <ファブリック名> <状態>]
<ファブリック名> = A, B, C
<状態> = 0 または 1
0 は無効、1 は有効を示します。
スロット上で有効または無効にするには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm setflexaddr [-i <スロット番号> <状態>]
<スロット番号> = 1~16
<状態> = 0 または 1
注意: SD カードは、物理的に CMC に取り付ける必要があり、無効化コマンドを実行する前に、シャーシを電源オフにしないと、データ損失を招く恐れがあります。