Users Guide
l SSH
Telnet は、他のインタフェースを介して有効にすることができます。Telnet は、他のインタフェースと比較して、セキュリティ的に安全ではないため、デフォルトで無効になっています。
表2-1は、それぞれの CMC ネットワークインタフェースについて、説明します。
表 2-1.CMCインタフェース
CMC と iDRAC ウェブインタフェースは、対応ウェブブラウザを使って CMC NIC を介してアクセスでき、Dell Server Administrator または Dell OpenManage IT Assistant を使って起動で
きます。
対応ウェブブラウザについては、「対応ウェブブラウザ」のリストを参照してください。対応ウェブブラウザを使用して CMC にアクセスする方法については、「CMC ウェブインタフェースへのアクセス」を参
照してください。Dell Server Administrator および Dell OpenManage IT Assistant の詳細については、「管理ステーションへのリモートアクセスソフトウェアのインストール」を参照してくださ
い。
Dell Server Administrator を使って CMC インタフェースにアクセスするには、管理ステーションで Server Administrator を起動します。Server Administrator ホームページの左ペインに
あるシステムツリーで、システム® メインシステムシャーシ® リモートアクセスコントローラ をクリックします。詳細については、『Dell Server Administrator ユーザーズガイド』を参照してくだ
さい。
Telnet または SSH を使って CMC コマンドラインにアクセスする方法については、「CMC にコマンドラインコンソールの使用を設定する方法」を参照してください。
RACADM の使い方の詳細については、「RACADM コマンドラインインタフェースの使用」を参照してください。
connect コマンドを使ってサーバーおよび IO モジュールに接続する詳細については、「Connect コマンドによるモジュールへの接続」を参照してください。.
CMC ファームウェアのインストールまたはアップデート
CMC ファームウェアのダウンロード
ファームウェアのアップデートを開始する前に、デルのサポートウェブサイト support.dell.com から最新ファームウェアをダウンロードして、ファイルをローカルシステムに保存します。
CMC ファームウェアパッケージには、次のソフトウェアコンポーネントが含まれています。
l コンパイルされた CMC ファームウェアコードとデータ
l ウェブインタフェース、JPEG、および他のユーザーインタフェースデータファイル
l デフォルト構成ファイル
シャーシに取り付けられた CMC の現在のファームウェアバージョンを確認するには、RACADM getsysinfo コマンド(「getsysinfo」を参照)またはシャーシの概要ページ(「現在のファームウェア
バージョンの表示」を参照)を利用できます。
スタンバイ CMC がある場合、まずスタンバイ CMC でファームウェアをアップデートすることをお勧めします。スタンバイ CMC をアップデートし終えたら、CMC の役割を交代させて新しくアップデートし
た CMC をプライマリにし、古いバージョンのファームウェアの CMC がスタンバイになるようにします (役割の交代についてのヘルプは、「cmcchangeover」を参照してください。)これによって、もう一
つの CMC のファームウェアをアップデートする前に、アップデートが正常に行われて新しいファームウェアが正しく動作していることを確認できます。両方の CMC がアップデートされたら、
cmcchangeover コマンドを使用して CMC をそれぞれ元の役割に戻すことができます。
インタフェース
説明
ウェブインタフェース
グラフィカルユーザーインタフェースを使って CMC へのリモートアクセスを提供します。ウェブインタフェースは CMC のファームウェアに組み込まれ、管理ステ
ーションで対応ウェブブラウザから NIC インタフェースを介してアクセスします。
対応ウェブブラウザについては、「対応ウェブブラウザ」のリストを参照してください。
リモート RACADM コマンドライン
インタフェース
管理ステーションからコマンドラインインタフェース (CLI) を使って CMC にリモートアクセスできます。リモート RACADM は、CMC の IP アドレスと共に
racadam -r オプションを使用して、CMC 上でコマンドを実行します。
Telnet
ネットワーク経由でコマンドラインによる CMC へのアクセスを提供します。サーバーと I/O モジュールのデバッグに使用される RACADM コマンドラインインタフ
ェースと connect コマンドが CMC コマンドラインから使用可能です。
メモ: Telnet はすべてのデータ(パスワードも含めて)をテキスト形式で送信するプロトコルです。機密情報を送信する場合は、SSH インタフェースを使用してく
ださい。
SSH
高度なセキュリティを実現するために暗号化されたトランスポート層を使用して、Telnet コンソールと同じ機能を提供します。
メモ: デフォルトの CMC ユーザー名は root で、デフォルトの パスワードは calvin です。
メモ: CMC ファームウェアのアップデート中、シャーシ内の冷却ファンの一部または全部が全速回転します。これは正常な動作です。
メモ: ファームウェアアップデートは、デフォルトで現在の CMC 設定を保持します。アップデート処理中に、CMC 構成設定を工場出荷時のデフォルト設定にリセットするオプションがあります。
メモ: シャーシに冗長 CMC がある場合、両方とも同じファームウェアバージョンにアップデートすることが重要です。ファームウェアのバージョンが異なる場合、フェールオーバーが起きた際、
予期せぬ結果になる恐れがあります。