Users Guide
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電源管理
ユーザーズガイド
概要
冗長性ポリシー
電源の設定と管理
概要
M1000e のシャーシには工場出荷時に 3 台または 6 台(最大数)の電源装置ユニット (PSU) が装備されます。3 台しか装備されていない場合は、さらに 3 台まで追加できます。
PSU はシャーシとシャーシ内のすべてのモジュール(CMC、IOM、ikVM、ファン、フロントパネル LCD、サーバー)に電力を供給します。CMC はすべてのシャーシモジュールの電力バジェットを管理
します。
PSU 6 台の構成で AC 冗長性を実現するには、左側の PSU 3 台を 1 つの AC 電源グリッドに、そして右側の 3 台を別の電源グリッドに接続する必要があります。PSU 3 台構成では§AC冗長性
は実現できません。各 PSU は CMC がモジュールへの配電を管理する助けとなります。
ハードウェアモジュールの電力バジェット
CMC は、M10003 シャーシにモジュールが取り付けられると同時に、動的にこれらモジュールに電源を割り当てます。
図 8-1.PSU6台構成のシャーシ
PSU の動的制御
PSU の動的制御は、CMC が使用されていない PSU の電源を切って必要なときに備えてスタンバイモードにして節電を行うことができるオプションです。これによってアクティブな状態にある PSU の
使用率を増加することで使用効率が上がり、節電につながります。
単一または一連の PSU をスタンバイモードにする要因には、以下が含まれます。
l モジュール数
l シャーシ内の PSU の台数
l 冗長性ポリシー
l PSU 構成の機能と最大効率ポイント
最適効率を保つために、CMC はこの情報を使って与えられた構成で必要な PSU 台数を算出し、不要な PSU をスタンバイにします。新しいモジュールが追加された場合、必要性と最適化に基づいて
CMC は新しい電源をオンにするかどうかを判定します。
冗長性ポリシー
冗長性ポリシーは、CMC がシャーシへの電力供給をどのように管理するか決定付ける一連の設定可能なプロパティです。以下の冗長性ポリシーは、PSU の動的制御の有無にかかわらず設定可能で
す。
l AC 冗長性
l 電源装置冗長性