Users Guide
6. 適用 をクリックして変更を保存します。
RACADM の使用
CMC への Telnet/SSH テキストコンソールを開いて、ログイン後、以下を入力します。
racadm config -g cfgChassisPowerCap -o cfgChassisInMaxPowerCapacity <値>
ここで、<値> はシャーシで使用可能な電力(ワット)の最大値を表します。
次に、例を示します。
racadm config -g cfgChassisPowerCap -o cfgChassisInMaxPowerCapacity 7928
電力バジェットを保持するためのスロットルの有効化
AC 電力の上限値を維持するために追加電力が必要になった場合、CMC は優先度の低いサーバーに電力をスロットルします。たとえば、新しいサーバーが追加された場合§CMCは優先順位が低い
サーバーへの電力を低減し、新しいサーバーに供給する電力を増やすことができます。優先順位の低いサーバーへの電力を低減しても十分な電力が得られない場合、次に優先順位の低いサーバー
への電力を低減させるというように CMC は十分な電力が得られるまで優先順位の低い順にサーバーへ供給する電力を低減させ続けます。
スロットルは以下の 2 とおりの場合に実行されます。
l 総消費電力が設定可能な電力の上限値を超える場合(「電力バジェットの設定」を参照)
l 非冗長構成で電力故障が発生した場合
サーバーへの優先レベルの割り当ての詳細については、「シャーシに対する電力制御操作の実行」を参照してください。
シャーシに対する電力制御操作の実行
CMC は、ユーザーが順を追ったシャットダウンなどシャーシ全体(シャーシ、サーバー、IOM、iKVM、PSU)におけるいくつかの電源管理操作をリモート実行できるようにします。
ウェブインタフェースの使用
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーで シャーシ を選択します。
3. 電力管理 タブをクリックします。電力バジェットステータス ページが表示されます。
4. 制御 サブタブをクリックします。電力管理 ページが表示されます。
5. 以下の 電源制御操作 のいずれかのラジオボタンをクリックして選択します。
l システムの電源を入れる - シャーシの電源を入れます(シャーシの電源がオフのときに電源ボタンを押す操作と同じ)。シャーシの電源がすでにオンの場合は、このオプションが無効
になっています。
l システムの電源を切る - シャーシの電源を切ります。 シャーシの電源がすでにオフの場合は、このオプションが無効になっています。
l システムの電源を入れなおす(コールドブート)- サーバーの電源を切ってから再起動します。シャーシの電源がすでにオフの場合は、このオプションが無効になっています。
メモ: 値の変更がワット単位で指定された場合は、実際に適用される値と同じになります。しかし、BTU/時 またはパーセント単位で指定した変更は、実際に適用される値と異なる場合が
あります。これは、これらの値をワット数に変換してたから適用し、丸め誤差が発生するためです。
メモ: 電力バジェットは、全部で 6 台の PSU のうち、最大 3 台までに制限されています。お使いのシャーシの電力限界を超える AC 電力バジェット値を設定しようとすると、エラーメッセージが
表示されます。
メモ: 電力の管理を行うには、シャーシ制御システム管理者の権限が必要です。
メモ: 電源制御操作はシャーシ全体に影響します。IOM に対する電力制御操作については、「IOM 上で電源制御操作の実行」を参照してください。サーバーに対する電力制御操作について
は、サーバーに対する電力制御操作の実行を参照してください。
メモ: この操作は、シャーシおよびその他のサブシステム(サーバー上の iDRAC、IOM および iKVM)の電源をオンにします。サーバーの電源はオンになりません。
メモ: この操作は、シャーシ(シャーシ、サーバー、IOM、iKVM および電源装置)の電源をオフにします。CMC は電源オンのままですが、仮想スタンバイ状態になります。電源装置およ
びファンがこの状態にある CMC を冷却します。また、電源装置は、低速で動作するファンに対しても電力を供給します。
メモ: この操作は、シャーシ全体(シャーシ、常に電源オンに設定されているサーバー、IOM、iKVM および電源装置)の電源をオフにし、再起動します。