Users Guide
RACADM へのリモートアクセス
表4-2 に、リモート RACADM サブコマンドのオプションを掲載しています。
表 4-2.リモート RACADM サブコマンドオプション
RACADM にリモートアクセスするには、以下のコマンドを入力します。
racadm -r <CMC IP アドレス> -u <ユーザー名> -p <パスワード> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
racadm -i -r <CMC IP アドレス> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
次に、例を示します。
racadm -r 192.168.0.120 -u root -p calvin getsysinfo
racadm -i -r 192.168.0.120 getsysinfo
CMC の HTTPS ポート番号をデフォルトポート(443)からカスタムポートに変更した場合は、次の構文を使用する必要があります。
racadm -r <CMC IP アドレス>:<ポート> -u <ユーザー名> -p <パスワード> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
racadm -i -r <CMC IP アドレス>:<ポート> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
racadm リモート機能の有効 / 無効化
ping
送信先の IP アドレスが現在のルーティングテーブルの内容で CMC から到達可能かどうかを確認します。
racdump
包括的なシャーシステータスおよび構成状況の情報と共に、イベントログの履歴を表示します。導入後の構成検証およびデバッグ時に使用します。
racreset
CMC をリセットします。
racresetcfg
CMC をデフォルト設定にリセットします。
serveraction
管理下システムの電源管理を行います。
setassettag
シャーシの管理タグを設定します。
setchassisname
シャーシの名前を設定します。
setflexaddr
シャーシ上で FlexAddress が有効になった際に、特定のスロット/ファブリック上で FlexAddress を有効/無効にします。
setled
モジュールの LED 設定を設定します。
setniccfg
コントローラの IP 設定を指定します。
setractime
CMC 時間を設定します。
setslotname
シャーシ内のスロットの名前を設定します。
setsysinfo
シャーシの名前と場所を設定します。
sslcertdownload
認証局が署名した証明書をダウンロードします。
sslcertupload
認証局が署名した証明書またはサーバー証明書を CMC にアップロードします。
sslcertview
認証局が署名した証明書またはサーバー証明書を CMC で表示します。
sslcsrgen
SSL CSR を生成してダウンロードします。
sslresetcfg
CMC ウェブ GUI で使用される自己署名の証明書を再生成します。
testemail
CMC に CMC NIC 経由で電子メールを送信させます。
testtrap
CMC に CMC NIC 経由でSNMPを送信させます。
オプション
説明
-r <racIpAddr>
-r <racIpAddr>:<ポート
>
コントローラのリモート IP アドレスを指定します。
CMC のポート番号がデフォルトのポート(443)と異なる場合は、<ポート番号> を使用します。
-i
インタラクティブにユーザーのユーザー名とパスワードを問い合わせるように RACADM に指示します。
-u <ユーザー名>
コマンドのトランザクションの認証に使用するユーザー名を指定します。-u オプションを使用すると、 -p オプションも必要になり、-i オプション(インタラクティブ)は使用
できなくなります。
-p <パスワード>
コマンドのトランザクションを認証するパスワードを指定します。-p オプションを使用すると、-i オプションは使用できなくなります。
メモ: -i オプションは、RACADM にユーザー名とパスワードの入力をインタラクティブにプロンプトするよう指示します。-i オプションを指定しない場合は、-u と -p オプションを使ってコマンド内
でユーザー名とパスワードを指定する必要があります。
メモ: デルでは、これらのコマンドをシャーシで実行することを推奨しています。