Users Guide
4. トラップ警告を有効にするには、次を入力します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsEnable 1 -i <インデックス>
ここで、<インデックス> は 1~4 の値です。インデックス番号は、CMC によりトラップ警告の宛先として設定可能な 4 つまでの IP 送信先の識別に使用されます。
5. トラップ警告の送信先 IP アドレスを指定するには、次を入力します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsAlertDestIPAddr <IP アドレス> -i <インデックス>
ここで、<IP アドレス> は有効な IP アドレスで、<インデックス> は手順 4 で指定したインデックス値です。
6. コミュニティ名を指定するには、次を入力します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsCommunityName <コミュニティ名> -i <インデックス>
ここで <コミュニティ名> はシャーシが属する SNMP コミュニティの名前で、 <インデックス> は手順 4 および 5 で指定したインデックス値です。
トラップ警告の送信先 IP アドレスを 4 つまで設定できます。それ以上の IP アドレスを追加するには、手順 2~6 を繰り返します。
警告送信先へのイベントトラップをテストするには:
racadm testtrap -i <インデックス>
ここで、<インデックス> は 1~4 の値で、テストする警告送信先を表します。インデックス番号がわからない場合は、次を入力します。
racadm getconfig -g cfgTraps -i <インデックス>
電子メール警告の設定
CMC が環境についての警告やコンポーネントエラーなどのシャーシイベントが検出した場合、電子メール警告を 1 つまたは複数の電子メールアドレスに送信するように設定できます。
表11-1 は、SNMP および電子メール警告をトリガーするイベントの概要を記載しています。電子メール警告の詳細については、「SNMP アラートの設定」を参照してください。
ウェブインタフェースまたは RACADM を使って SNMP 警告を追加、設定できます。
ウェブインタフェースの使用
1. CMC ウェブインタフェースにログインします。
2. システムツリーで シャーシ を選択します。
3. 警告管理 タブをクリックします。シャーシイベント ページが表示されます。
4. 警告の有効化:
a. 警告を有効にするイベントのチェックボックスを選択します。すべてのイベントの警告を有効にするには、すべて選択 チェックボックスを選択します。
b. 適用 をクリックして設定を保存します。
5. 電子メール警告設定 サブタブをクリックします。電子メール警告の送信先 ページが表示されます。
6. SMTP サーバー IP アドレスを指定します。
ハードウェアログエラー
0x4000
ハードウェアログ警告
0x8000
サーバーの不在
0x10000
サーバーエラー
0x20000
KVM の不在
0x40000
KVM エラー
0x80000
IOM の不在
0x100000
IOM エラー
0x200000
ファームウェアの不一致
0x400000
メモ: 手順 2~6 のコマンドは、指定するインデックス (1~4) の既存の設定をすべて上書きします。インデックスに既に値が設定されているかを調べるには、racadm get config -g
cfgTraps -i <インデックス> を入力します。インデックスが設定されていると、その値が cfgTrapsAlertDestIPAddr と cfgTrapsCommunityName オブジェクトに表示されます。
メモ: 電子メール警告を追加または設定するには、シャーシ設定システム管理者 の権限が必要となります。