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FlexAddress Plus について
FlexAddress Plus は、カードバージョン 2.0 に追加された新機能であり、FlexAddress カードバージョン 1.0 のア
ップグレード版です。FlexAddress Plus には、FlexAddress よりも多くの MAC アドレスが含まれています。ど
ちらの機能も、シャーシによるファイバチャネルおよびイーサネットデバイスへのワールドワイドネーム /
メディアアクセスコントロール(WWN/MAC)アドレスの割り当てを可能にします。シャーシによって割り
当てられた WWN/MAC アドレスはグローバルレベルで一意であり、サーバースロット固有です。
FlexAddress のアクティブ化
FlexAddress はセキュアデジタル(SD)カードに搭載されており、機能をアクティブ化するには SD カードを
CMC に挿入する必要があります。FlexAddress 機能をアクティブ化するには、ソフトウェアのアップデートが
必要な場合があります。FlexAddress をアクティブ化しない場合は、これらのアップデートは不要です。次の
表にリストされているアップデートには、サーバーモジュール BIOS CMC ファームウェアが含まれます。
これらのアップデートは FlexAddress を有効化する前に適用する必要があります。これらのアップデートが
適用されていないと FlexAddress が正しく機能しない場合があります。
メモ: FlexAddress は、DELL モノリシックサーバーではアクティブ化できません。
24. FlexAddress をアクティブ化するための前提条件
コンポーネント 必要最低限のバージョン
サーバーモジュール BIOS
M620
M520
メモ: M520 および M620 BIOS バージョンは、1.7.6 以降である必
要があります。
iDRAC7 バージョン 1.40.40 以降
LC–USC バージョン 1.1.5 以降
CMC バージョン 1.0 以降
FlexAddress 機能の正しい導入を確実にするため、BIOS とファームウェアを次の順序でアップデートしてくだ
さい。
1. サーバーモジュールの BIOS をアップデートします。
2. サーバーモジュールの iDRAC ファームウェアをアップデートします。
3. シャーシ内の CMC ファームウェアをすべてアップデートします。冗長 CMC がある場合は、両方をアッ
プデートするようにしてください。
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