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せん。電力負荷とは、インフラストラクチャに割り当てられた電力と電源の入ったサーバーに割り当てられ
た最小電力の合計です。
メモ: 電力上限機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
総電力バジェットを
システム入力電力上限
以下に保つために必要な場合、CMC はサーバーに対して要求され
た最大電力よりも少ない値を割り当てます。サーバーには
サーバー優先順位
設定に基づいて電力が割り当て
られるので、優先順位の高いサーバーには最大電力が提供され、優先度
2 のサーバーは、優先度 1 のサーバ
ーの後に電力が割り当てられることになります。優先順位の低いサーバーは、
システム入力最大電力容量
ユーザー設定の
システム入力電力上限
設定に基づいて優先度 1 のサーバーより少ない電力が提供される場合
があります。
シャーシ内における追加サーバー、共有 HDDPCIe カードなどの構成の変化には、
システム入力電力上限
引き上げが必要な場合があります。温度状態が変化し、ファンをより高速で稼働させる必要がある時にも、
追加電力を消費する原因となることから、モジュラーエンクロージャでの電力需要が増加します。I/O モジュ
ール、ストレージアダプタ、PCIe カード、物理ディスク、メイン基板の装着や、PSU の台数、タイプ、構成
によっても、モジュラーエンクロージャの電力需要が増加します。管理コントローラを起動させておくため
にサーバーの電源が切られる時でさえも、サーバーによってごく少量の電力が消費されます。
追加サーバーは、十分な電力が使用可能である場合にのみ、モジュラーエンクロージャ内での電源投入が可
能です。
システム入力電力上限
は、追加サーバーへの電源投入を行うため、最大値の 5000 ワットまで常時増
加させることができます。
電力割り当てを削減するモジュラーエンクロージャの変化には、次が含まれます。
サーバーの電源オフ
I/O モジュールの電源オフ
ストレージアダプタ、PCIe カード、物理ディスクドライブ、およびメイン基板の電源オフ
シャーシの電源オフ状態への移行
システム入力電力上限
は、シャーシの電源がオンであるかオフであるかに関わらず、再設定することができ
ます。
サーバースロットの電力優先順位の設定
CMC では、エンクロージャ内の 4 個のサーバースロットのそれぞれに電力優先順位を設定することができま
す。優先順位設定は、1(最高)から 9(最低)になります。これらの設定はシャーシ内のスロットに割り当
てられ、スロットの優先順位はそのスロットに挿入されるサーバーによって引き継がれます。CMC はスロッ
トの優先順位を使用して、エンクロージャ内で優先順位が最も高いサーバーに優先的に電力をバジェットし
ます。
デフォルトのサーバースロット優先順位設定では、電力はすべてのスロットに均等に分配されます。スロッ
トの優先順位を変更することによって、システム管理者は電力割り当ての優先権が与えられたサーバーを優
先することができます。より重要なサーバーモジュールをデフォルトのスロット優先順位 1 のままにする
と、重要度の低いサーバーモジュールは低い優先値 2 以降に変更され、優先順位 1 サーバーが最初に電源投
入されます。これらの優先順位の高いサーバーには最大の電力割り当てが提供されますが、優先順位の低い
サーバーには、システム入力電力上限とサーバー電力要件がどれだけ低いかによって最大パフォーマンスで
稼働するために十分な電力が割り当てられなかったり、電源投入されない場合もあります。
システム管理者が優先順位の高いサーバーモジュールより先に優先順位の低いサーバーモジュールを手動で
起動すると、その優先順位の低いサーバーモジュールが、優先順位の高いサーバーに対応するために最小値
まで電力割り当てが削減される最初のモジュールになります。従って、使用できる割り当て電力の全てが消
費されると、CMC が、優先順位が低い、または同じサーバーから、それらの最低電力レベルに達するまで電
力を回収します。
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