Users Guide

ファームウェアアップデート ページに、リストされた各コンポーネントに対するファームウェアの現行バー
ジョンが表示され、ファームウェアを最新バージョンにアップデートすることを可能にします。
シャーシに iDRAC がリカバリモードにある前世代のサーバーが存在する場合、または iDRAC のファームウ
ェアが破損していることを CMC が検出した場合には、これらの前世代 iDRAC ファームウェアアップデー
ページにリストされます。
RACADM を使用した現在インストールされているファームウェアバージョンの
表示
RACADM を使用して iDRAC CMC IP 情報、および CMC サービスタグまたは資産タグを表示するには、
racadm getsysinfo サブコマンドを実行します。その他の RACADM コマンドの詳細については、
Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参
照してください。
CMC ファームウェアのアップデート
ウェブインタフェースまたは RACADM を使用して、CMC ファームウェアをアップデートできます。ファー
ムウェアアップデートは、デフォルトで現在の CMC 設定を保持します。アップデート処理中に、CMC の設
定を工場出荷時のデフォルト設定にリセットすることができます。
メモ: CMC 上でファームウェアをアップデートするには、シャーシ設定システム管理者権限が必要で
す。
システムコンポーネントファームウェアのアップデートにウェブユーザーインタフェースのセッションを利
用する場合、ファイル転送時間を許容できるように アイドルタイムアウト06010800 を高めに設定
する必要があります。ファームウェアのファイル転送は、場合によっては最大 30 分かかることがあります。
アイドルタイムアウト値を設定するには、
サービスの設定」を参照してください。
CMC ファームウェアのアップデート中における、シャーシ内の冷却ファンの一部または全部の 100% 速度で
の回転は、通常の動作です。
シャーシに冗長 CMC を取り付けた場合、両方の CMC を一度の操作で同時に同じファームウェアバージョ
ンにアップデートすることをお勧めします。ファームウェアのバージョンが異なるときにフェールオーバー
が発生した場合、不測の結果が生じることがあります。
ファームウェアが正常にアップロードされた後、アクティブ CMC がリセットされ、一時的に使用不可にな
ります。スタンバイ CMC が存在する場合、スタンバイとアクティブの役割が入れ替わり、スタンバイ CMC
がアクティブ CMC になります。アクティブ CMC のみにアップデートが適用される場合、リセット完了後、
アクティブ
CMC はアップデートされたイメージを実行せず、スタンバイ CMC だけがそのイメージを持つ
ことになります。概して、アクティブおよびスタンバイ CMC には同一ファームウェアバージョンを維持す
ることを強くお勧めします。
スタンバイ CMC がアップデートされたら、新しくアップデートした CMC がアクティブ CMC になり、以前
のバージョンのファームウェアを持つ
CMC がスタンバイ CMC になるように、CMC の役割を交代させま
す。役割の交代については、Chassis Management Controller for PowerEdge VRTX RACADM コマンドライ
ンリファレンスガイド』の cmcchangeover コマンドの項を参照してください。このコマンドの実行は、2
番目の CMC のファームウェアをアップデートする前に、アップデートが正常に完了し、新しいファームウ
ェアが正しく機能していることを確認するために役立ちます。両方の
CMC をアップデートしたら、
cmcchangeover コマンドを使用して CMC をそれぞれ元の役割に戻すことができます。CMC ファームウ
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