Users Guide
忘れたシステム管理者パスワードのリセット
管理操作を行うには、システム管理者 の権限が必要となります。CMC ソフトウェアには、ユーザーアカウントをパスワード保護するセキュリティ機能が搭載されていますが、システム管理者アカウント
のパスワードをお忘れになった場合、この機能を無効にすることができます。システム管理者アカウントのパスワードを忘れた場合、CMC ボードの PASSWORD_RSET ジャンパを利用して回復するこ
とができます。
CMC ボードには、図12-1 で示すように、2 ピンのパスワードリセットコネクタが搭載されています。リセットコネクタにジャンパが取り付けられている場合、デフォルトのシステム管理者アカウントおよび
パスワードが有効になり、ユーザー名: root および パスワード: calvin に設定されます。システム管理者アカウントは、アカウントが削除された場合やパスワードが変更された場合でも、リセットさ
れます。
管理操作を行うには、システム管理者の権限が必要となります。システム管理者アカウントのパスワードを忘れた場合、CMC ボードの PASSWORD_RSET ジャンパを利用して回復することができま
す。
PASSWORD_RST ジャンパは 図12-1 で表示されているように 2 ピンコネクタを使用します。
PASSWORD_RST ジャンパが取り付けられている場合、デフォルトのシステム管理者アカウントとパスワードは次のデフォルト値に設定されます。
ユーザー名:root
パスワード:calvin
システム管理者アカウントは、削除されている場合、またはパスワードが変更された場合でも、一時的にリセットされます。
cfgSerialBaudRate=115200
cfgSerialConsoleEnable=1
cfgSerialConsoleQuitKey=^\
cfgSerialConsoleIdleTimeout=0
cfgSerialConsoleNoAuth=0
cfgSerialConsoleCommand=""
cfgSerialConsoleColumns=0
1. ハンドルに付いている CMC リリースラッチを押し、ハンドルを回してモジュールの前面パネルから離します。CMC モジュールをエンクロージャから引き出します。
2. パスワードリセットコネクタからジャンパプラグを取り外し、2 ピンのジャンパを取り付けて、デフォルトのシステム管理者アカウントを有効にします。CMC ボード上のパスワードジャンパの位置に
ついては、図12-1 を参照してください。
図 12-1.パスワードリセットジャンパの位置
注意: 修理作業の多 くは、認定されたサービス技術者のみが行うことができます。製品マニュアルで許可されている範囲に限り 、またはオンラインサービスもしくはテレホンサー
ビスとサポートチームの指示によってのみ、 トラブルシューティングと簡 単な 修理を行うようにしてください。デルで認められていない修理(内部作業)による損傷は、保証の対象と
なりません。製品に付属しているマニュアルの「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
メモ: 作業を開始する前に、CMC モジュールがパッシブ状態にあることを確認してください。
メモ: PASSWORD_RST ジャンパが取り付けられると、次のように(設定プロパティ値ではなく)デフォルトのシリアルコンソールの設定が使用されます。
メモ: 静電気障害(ESD)イベントで CMC を損傷する可能性があります。その状況によっては、ESD は人体や物体に蓄積され、CMC などの別の物体に放出されることがあります。ESD による
損傷を避けるため、シャーシ外部で CMC を取り扱う場合は、体から帯電を除去するための予防措置を取る必要があります。