Users Guide
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FlexAddress Plus の使用
DellChassisManagementControllerファームウェアバージョン 3.1 ユーザーガイド
FlexAddress Plus の有効化
FlexAddress と FlexAddress Plus
スキーム 1 とスキーム 2 の MAC アドレスの割り当て
FlexAddress Plus は、カードバージョン 2.0 に追加された新機能であり、 FlexAddress カードバージョン 1.0 のアップグレード版です。FlexAddress Plus には、FlexAddress よりも多くの
MAC アドレスが含まれています。どちらの機能を使っても、シャーシは WWN/MAC(ワールドワイドネーム / メディアアクセスコントロール)アドレスをファイバチャネルと Ethernet デバイスに割り当
てられます。シャーシによって割り当てられた WWN/MAC アドレスは、全世界で一意なアドレスで、サーバースロットに固有なものです。
FlexAddress Plus の有効化
FlexAddress Plus は、FlexAddress 機能と共に FlexAddress Plus SD カードに含まれています。
PowerEdge M710HD などのいくつかのサーバーでは、設定により、FlexAddress(FA)が CMC に提供可能な数よりも多くの MAC アドレスを必要とする場合があります。これらのサーバーでは、
FA+ にアップグレードすることで、WWN/MAC の設定を完全に最適化できます。FlexAddress Plus 機能のサポートについては、デルにお問い合わせください。
FlexAddress Plus 機能を有効にするには、サーバー BIOS、サーバー iDRAC および CMC ファームウェアのアップデートが必要です。 アップデートを適用しない場合は、FlexAddress の機能
のみを利用できます。
表 7-1.FlexadressPlusに必要なアップデート
FlexAddress と FlexAddress Plus
FlexAddress は、208 個のアドレスを 16 のサーバースロットに分けます。つまり、各スロットには、13 個の MAC アドレスが割り当てられます。FlexAddress Plus は、2928 個のアドレスを 16
のサーバースロットに分けます。つまり、各スロットには、183 個の MAC アドレスが割り当てられます。下の表では、両方の機能での MAC アドレスの割り当て方法を示しています。
図 7-1.FlexAdress( FA)と FlexPlusAddress( FA+) の機能
メモ: FlexAddress とラベル表示されている SD カードには FlexAddress のみが含まれており、FlexAddress Plus とラベル表示されているカードには FlexAddress と FlexAddress
Plus が含まれています。機能を有効にするには、カードを CMC に挿入する必要があります。
コンポーネント
最低必要なバージョン
サーバーモジュール BIOS
PowerEdge M710HD
iDRAC
バージョン 3.0 以降
CMC
バージョン 3.0 以降
ファブリック A
ファブリック B
ファブリック C
iDRAC 管理
合計 MAC 数
FlexAddress
4
4
4
1
13
FlexAddress Plus
60
60
60
3
183