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スキーム 1 とスキーム 2 の MAC アドレスの割り当て
FA との下位互換性により、FA+ のアドレスは 2 つのグループに分けられます。1 番目のグループには 208 個のアドレス、2 番目のグループには 2928 個のアドレスがあります。1 番目のグループ
では、FA と同様に、16 ある各スロットに 13 個の MAC アドレスが割り当てられます。2 番目のグループでは、各スロットに 183 個の MAC アドレスが割り当てられます。
各サーバーに対する 1 番目のグループの 13 個の MACアドレスの割り当ては、iDRAC に 1 つ、各ファブリック A、B、C に 4 つずつとなります。A、B、C の各ファブリックのポート 1 とポート 2 にア
ドレスが 2 つずつ割り当てられます。その結果は次の通りです。
l iDRAC 管理に 1 つの MAC アドレス
l ファブリック A に 4 つの MAC アドレス(ポート 1 に 2 つ、ポート 2 に 2 つ)
l ファブリック B に 4 つの MAC アドレス(ポート 1 に 2 つ、ポート 2 に 2 つ)
l ファブリック C に 4 つの MAC アドレス(ポート 1 に 2 つ、ポート 2 に 2 つ)
参考のため、この MAC アドレスの割り当て方法をスキーム 1 と呼びます。
各サーバーに対する 2 番目のグループの 183 個の MAC アドレスを割り当ては、iDRAC に 3つ、 各ファブリック A、B、C に 60 個ずつとなります。各ファブリックのポート 1 とポート 2 にアドレスが
30 個ずつ割り当てられます。その結果は次の通りです。
l iDRAC 管理に 3 つの MAC アドレス
l ファブリック A に 60 個の MAC アドレス(ポート 1 に 30 個、ポート 2 に 30 個)
l ファブリック B に 60 個の MAC アドレス(ポート 1 に 30 個、ポート 2 に 30 個)
l ファブリック C に 60 個の MAC アドレス(ポート 1 に 30 個、ポート 2 に 30 個)
参考のため、この MAC アドレスの割り当て方法をスキーム 2 と呼びます。
MAC アドレスを割り当てる一般的な方法は、最初にスキーム 1 からファブリックごとに MAC アドレスを割り当てます。ファブリックが、スキーム 1 で割り当て可能な数よりさらに多くのアドレスを必要と
する場合には、スキーム 2 から各ファブリックごとに 2 個の MAC アドレスが追加で割り当てられます。
シャーシが FA のみで有効化され、スキーム 1 で割り当て可能な数よりさらに多くのアドレスを必要とするネットワーク設定のサーバーを持つ場合、追加のアドレスは割り当てられません。ステータス
は、インストールされませんでしたと表示されます。
シャーシで現在 FA が有効になっている場合、FA+ を追加するために FA を無効にする必要はありません。
この場合、MAC アドレスは次のように割り当てられます。
l スキーム 1 の MAC アドレスは、カード 1.0 の FA から割り当てられます。以前の WWN/MAC 設定は変更されません。
l スキーム 2 の追加の MAC アドレスは、FA+ のスキーム 2 アドレスから割り当てられます。
MAC アドレスの割り当て例
FA の MAC のアドレスが 00:FA:AE:58:59:2B で始まるとすると、FA+ のスキーム 2 の MAC アドレスは 00:FB:AE:58:59:FB で始まります。サーバーはスロット 1 にあり、サーバーのネット
ワーク設定は、次のようになります。
l iDRAC 管理に 1 つの MAC アドレス
l ファブリック A に 8 つの MAC アドレス
l ファブリック B に 4 つの MAC アドレス
l ファブリック C に 4 つの MAC アドレス