Users Guide
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iKVM モジュールの使用
DellChassisManagementControllerファームウェアバージョン 3.1 ユーザーガイド
概要
物理的な接続インタフェース
OSCAR の使用
iKVM によるサーバーの管理
CMC からの iKVM の管理
トラブルシューティング
概要
Dell M1000e サーバーシャーシのローカルアクセス KVM モジュールは Avocent 内蔵 KVM スイッチモジュールまたは iKVM と呼ばれます。iKVM はキーボード、ビデオ、マウスなどのアナログス
イッチで、シャーシに差し込みます。iKVM はシャーシにホットプラグできるオプションモジュールで、シャーシ内のサーバーとアクティブな CMC のコマンドラインにローカルのキーボード、マウス、ビデ
オでアクセスできるようになります。
iKVM ユーザーインタフェース
iKVM では、ホットキーでアクティブになる On Screen Configuration and Reporting(OSCAR)グラフィカルユーザーインタフェースが使用されています。OSCAR では、アクセスするサーバー
や Dell CMC コマンドラインをローカルのキーボード、ディスプレイ、マウスなどで選択できます。
シャーシ 1 つに 1 つの iKVM セッションのみが許可されています。
Security(セキュリティ)
OSCAR ユーザーインタフェースを使用すると、システムをスクリーンセーバーのパスワードで保護できます。ユーザーが定義した時間が経過すると、スクリーンセーバーモードになり、正しいパスワード
を入力して OSCAR を再びアクティブにするまでアクセスが禁止されます。
スキャン
OSCAR ではサーバーのリストを選択できます。サーバーは OSCAR がスキャンモードの間に、選択した順序で表示されます。
サーバーの識別
CMC はシャーシ内のすべてのサーバーにスロット名を割り当てます。階層接続から OSCAR インタフェースを使用してサーバーに名前を割り当てることもできますが、CMC が割り当てた名前が優先
され、OSCAR を使用してサーバーに割り当てた新しい名前はすべて上書きされます。
CMC は固有の名前を割り当てててスロットを識別します。CMC Web インタフェースを使用してスロット名を変更する方法については、スロット名の編集 を参照してください。RACADM を使用してスロ
ット名を変更する方法については、『Command Line Reference Guide for iDRAC6 and CMC』の setslotname を参照してください。
ビデオ
iKVM ビデオ接続では、640 x 480(60Hz)から最大 1280 x 1024(60Hz)までのビデオ画面解像度がサポートされています。
プラグアンドプレイ
iKVM はデータ表示チャネル(DDC)プラグアンドプレイをサポートしています。DDC はビデオモニタの設定を自動化するもので、VESA DDC2B 規格に準拠しています。
FLASH アップグレード可能
CMC ウェブインタフェースまたは RACADM の fwupdate コマンドを使用して iKVM ファームウェアをアップデートできます。詳細については、CMC からの iKVM の管理 を参照してください。
物理的な接続インタフェース
シャーシの前面パネル、アナログコンソールインタフェース(ACI)、およびシャーシの背面パネルから、iKVM を介してサーバーまたは CMC CLI コンソールに接続できます。