Users Guide
備のためにオンラインのままとなっています。これにより、電源装置の冗長性プールが作成されます。
電力と冗長性のために必要な分を超えた PSU を利用することも可能で、これらは障害時に備えて冗長性プールに追加されます。
AC 冗長性の場合と異なり、電源冗長性が選択された場合でも、CMC では、PSU ユニットを特定の PSU スロットの位置に設置する必要がありません。
図 9-2.電源の冗長性:合計 4 台の PSU があり、 そのうち 1 台が故障。
冗長性なしモード
冗長性なしモードは、3 台の PSU 構成の工場出荷時のデフォルトであり、シャーシに電源の冗長性が設定されていないことを示します。この構成のとき、シャーシの全体的な冗長性が常に 冗長性
なし であることを示します。
冗長性なしが設定されている場合、CMC では、PSU ユニットを特定の PSU スロットの位置に設置する必要がありません。
図 9-3.シャーシにある冗長性なしモードの 3 台の PSU
1 台の PSU で障害が発生すると、シャーシの電源割り当てをサポートするために、必要に応じて他の PSU はスタンバイモードが解除されます。PSU が 4 台あり、3 台のみ必要な場合、1 台が故障
すると 4 番目の PSU がオンラインとなります。シャーシは、全 6 台をオンラインにできます。
DPSE を有効にすると、余剰 PSU がスタンバイモードになり、効率アップと節電につながります。詳細については、電源装置の動的制御 を参照してください。
ハードウェアモジュールの電力バジェット
図9-4 には、6 台の PSU 構成のシャーシが示されています。PSU は、エンクロージャの左端から 1~6 の番号が付けられています。
図 9-4.PSU6台構成のシャーシ
メモ: DPSE(動的電源供給)を使用すると、PSU をスタンバイ状態にできます。スタンバイ状態は、電源の状態ではなく、物理的状態を示します。DPSE を有効にすると、余剰 PSU がスタンバ
イモードになり、効率アップと節電につながります。
メモ: DPSE が 冗長性なし モードで無効になっている場合、シャーシ内のすべての PSU は オンライン としてリストされています。DPSE が有効な場合、シャーシのすべてのアクティブな
PSU は オンライン としてリストされ、追加の PSU は スタンバイ モードとなり、システムの電力効率が向上します。