Users Guide
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FlexAddress の使用
DellChassisManagementControllerファームウェア バージョン 3.2 ユーザーズガイド
FlexAddress の有効化
FlexAddress の無効化
CLI を使用した FlexAddress の設定
CLI を使用した FlexAddress ステータスの表示
GUI を使用した FlexAddress の設定
FlexAddress のトラブルシューティング
コマンドメッセージ
FlexAddress DELL ソフトウェア製品ライセンス契約
FlexAddress 機能は、オプションのアップグレードです。この機能により、工場出荷時にサーバーモジュールに割り当てられたワールドワイドネームおよびメディアアクセスコントロール(WWN/MAC)
のネットワーク ID をシャーシで提供される WWN/MAC ID に置き換えることが可能となります。
各サーバーモジュールには、製造過程で一意の WWN および MAC ID が割り当てられます。FlexAddress 機能が登場する以前は、サーバーモジュールを取り替える際に WWN/MAC ID が変
更してしまうため、新しいサーバーモジュールを認識するように Ethernet ネットワーク管理ツールや SAN リソースを再設定する必要がありました。
FlexAddress により、CMC は特定スロットに WWN/MAC ID を割り当て、工場設定の ID を上書きすることが可能になります。サーバーモジュールを取り替えた場合でも、スロットベースの
WWN/MAC ID は同じままとなります。この機能により、新しいサーバーモジュールに対応するためにイーサネットネットワーク管理ツールと SAN リソースを再設定する必要がなくなります。
また、工場設定の ID を無効にする処理は、FlexAddress が有効になったシャーシにサーバーモジュールを挿入した場合にのみ行われます。サーバーモジュールに対して永久的な変更は行われま
せん。サーバーモジュールが FlexAddress をサポートしないシャーシに移された場合、工場設定の WWN/MAC ID が使用されます。
FlexAddress をインストールする前に、SD カードを USB メモリカードリーダーに挿入し、pwwn_mac.xml のファイルを表示することで、FlexAddress 機能カードに含まれている MAC アドレス
の範囲を特定できます。これにより、この一意の MAC アドレス範囲のために使用される 16 進数の MAC 開始アドレスである XML タグ mac_start が含まれる SD カード上の XML テキストファイ
ルがクリアされます。mac_count タグは、SD カードによって割り当てられる MAC アドレスの総数です。割り当てられる MAC 範囲の合計は、次の式で求めることができます。
<mac_start> + 0xCF (208 - 1) = mac_end
ここで、208 は MAC アドレス数を表し、次の式で求めることができます。
<
開始
MAC
アドレス
> + <MAC
アドレス数
> - 1 = <
終了
MAC
アドレス
>
例:(開始 MAC アドレス)00188BFFDCFA + 0xCF =(終了 MAC アドレス)00188BFFDDC9
FlexAddress の有効化
FlexAddress は SD カードに搭載されており、機能を有効にするには SD カードを CMC に挿入する必要があります。FlexAddress 機能を有効にするには、ソフトウェアのアップデートが必要な場
合があります。FlexAddress を有効にしない場合、これらのアップデートは不要です。下記の表で記載されるアップデートには、サーバーモジュール BIOS、I/O メザニン BIOS またはファーム
ウェア、および CMC ファームウェアが含まれます。FlexAddress を有効にする前に、これらのアップデートを適用する必要があります。アップデートを適用しないと FlexAddress が正しく機能しない
場合があります。
メモ:USB メモリカードリーダーに SD カードを挿入する際、SD カードの内容が誤って変更されないように事前にロックしてください。CMC に挿入する前に SD カードのロックを解除する必要が
あります。
コンポーネント
最低必要なバージョン
Ethernet メザニン カード - Broadcom M5708t、5709、
5710
ブートコードファームウェア 4.4.1 以降
iSCSI ブートファームウェア 2.7.11 以降
PXE ファームウェア 4.4.3 以降
FC メザニン カード - QLogic QME2472、FC8
BIOS 2.04 以降
FC メザニン カード - Emulex LPe1105-M4、FC8
BIOS 3.03a3 とファームウェア 2.72A2 以降
サーバーモジュール BIOS
PowerEdge M600 - BIOS 2.02 以降
PowerEdge M605 - BIOS 2.03 以降
PowerEdge M805
PowerEdge M905
PowerEdge M610
PowerEdge M710
PowerEdge M710HD
PowerEdgeM600/M605 LAN(マザーボード上)(LOM)
ブートコードファームウェア 4.4.1 以降
iSCSI ブートファームウェア 2.7.11 以降