Users Guide
電源バジェットを維持するためのサーバー電力の低減
CMC は、システムの消費電力量をユーザー設定の
システム入力電力制限
の範囲内に維持するために追加の電力が必要なとき、優先
順位の低いサーバーへの電力割り当てを削減します。たとえば、新しいサーバーが起動すると、CMC は新しいサーバーにより多くの
電力を供給するため、優先順位が低いサーバーへの電力を削減することがあります。優先順位の低いサーバーへの電力割り当てを削
減した後も電力量が不十分である場合は、CMC は新しいサーバーへの電力投入に十分な電力が解放されるまで、サーバーのパフォ
ーマンスを低下させます。
CMC は次の 2 つの場合にサーバーの電力割り当てを削減します。
● 合計消費電力量が設定可能な
システム入力電力制限
を超える場合。
● 非冗長構成で電力障害が発生した場合。
110V PSU AC 操作
デフォルトで、110V PSU AC 操作機能が使用可能です。ただし、110V と 220V 操作の組み合わせはサポートされません。両方の電
圧の入力が CMC によって検出されると、一方の電圧値のみが選択され、もう一方の電圧レベルに接続されている電源装置の電源
がオフにされて、機能していないと表示されます。
リモートロギング
電力消費のレポートを、リモートのシステムログサーバーに報告することができます。収集期間中のシャーシの電力消費の合計量、
最大値、最小値、および平均値をログすることができます。この機能の有効化、および収集 / ログ間隔の設定に関する詳細につい
ては、「電力の管理と監視」を参照してください。
外部電源管理
CMC 電源管理は、オプションとして OpenManage Power Center(OMPC)から制御することができます。詳細については、『OMPC
ユーザーズガイド』を参照してください。
外部電源管理を有効にすると、OMPC は次を管理します。
● 対応 VRTX サーバーのサーバー電源
● 対応 VRTX サーバーのサーバー優先順位
● システム入力電力容量
● 最大節電モード
CMC は次の維持または管理を継続します。
● 冗長性ポリシー
● リモート電力ログ
● 電源冗長性よりサーバーパフォーマンスを優先する
● 動的電源供給
OPMC は次に、シャーシインフラストラクチャと前世代のサーバーノードへの電力の割り当て後に使用できるバジェットから、対応
VRTX サーバーノードの優先順位付けと電力を管理します。リモート電力ログは、外部電源管理には影響を受けません。
サーバーベースの電源管理モードが有効化された後、シャーシが PM3 管理用に準備されます。すべての対応 VRTX サーバーの優先順
位は 1(高)に設定されています。PM3 はサーバー電力および優先順位を直接管理します。PM3 は互換性のあるサーバー電力割り当
てを制御するので、CMC は最大節電モードを制御しなくなります。従って、この選択は無効化されます。
最大節電モード が有効化されると、CMC はシステム入力電力容量を、シャーシが対応できる最大量に設定します。CMC は電力の
最大容量の超過を許容しませんが、PM3 は他の電力容量制限のすべてに対応します。
電力の PM3 管理が無効化されると、CMC は外部管理が有効になる前のサーバー優先度設定に戻ります。
メモ: PM3 管理が無効化されても、CMC は最大シャーシ電力の以前の設定には戻りません。設定値を手動で回復するには、以
前の設定の CMC ログ を参照してください。
CMC ウェブインタフェースを使用した電力バジェットと冗長性の設定
メモ: 電源管理処置を実行するには、シャーシ設定システム管理者 権限が必要です。
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