Users Guide
● CMC:サーバー管理者 権限。
● iDRAC:iDRAC 設定 権限および iDRAC へのログイン 権限。
権限が不十分である場合には、サーバー上のコンポーネントおよびデバイスのファームウェアインベントリの表示のみが可能となり
ます。そのサーバーでは、どのタイプの Lifecycle Controller 操作用に対してもコンポーネントまたはデバイスを選択できません。
CMC ウェブインタフェースを使用した、サーバーコンポーネントファーム
ウェアのアップデートタイプの選択
サーバーコンポーネントのアップデートのタイプを選択するには、次のようにします。
1. システムツリーで、サーバーの概要 へ移動し、 アップデート > サーバーコンポーネントのアップデート をクリックします。
サーバーコンポーネントのアップデート ページが表示されます。
2. アップデートのタイプの選択 セクションで、必要なアップデート方法を選択します。
● ファイルからアップデート
● ネットワーク共有からアップデート
ファームウェアアップデートのためのコンポーネントのフィルタ
全サーバー全体のコンポーネントおよびデバイスすべての情報は、一度に取得されます。この大量な情報に対処するため、Lifecycle
Controller はさまざまなフィルタリングメカニズムを提供します。
メモ: この機能を使用するには、Enterprise ライセンスが必要です。
サーバーコンポーネントのアップデート ページの コンポーネント / デバイスのアップデートフィルタ セクションでは、コンポーネ
ントに基づいて情報のフィルタリングが可能ですが、これは ファイルでアップデート モードのみで使用可能です。
これらのフィルタにより、次が可能になります。
● 簡単に表示できるよう、1 つまたは複数のカテゴリーのコンポーネントやデバイスを選択。
● サーバー全体のコンポーネントおよびデバイスのファームウェアのバージョンを比較。
● タイプやモデルに基づいて特定のコンポーネントまたはデバイスのカテゴリを絞り込むための、選択されたコンポーネントおよ
びデバイスの自動フィルタリング。
メモ: 自動フィルタリング機能は、Dell アップデートパッケージ(DUP)を使用する際に重要です。DUP のアップデートプ
ログラミングは、コンポーネントやデバイスのタイプまたはモデルにもとづいて行うことができます。自動フィルタリング
の動作は、最初の選択を行った後は、その後の選択決定を最小化するように設計されています。
次に、フィルタリングメカニズムの適用例をいくつか示します。
● BIOS フィルタが選択されると、全サーバーの BIOS インベントリのみが表示されます。複数サーバーモデルで構成される一連の
サーバーがあり、そのうちの 1 つのサーバーが BIOS アップデートの対象として選択された場合、自動フィルタリングロジックに
より、選択されたサーバーのモデルと異なるモデルのサーバーはすべて自動的に除外されます。これにより、BIOS ファームウェ
アアップデートイメージ(DUP)の選択が、サーバーの正しいモデルと適合することが保証されます。
場合よっては、1 つの BIOS ファームウェアアップデートイメージが複数のサーバーモデルと互換性を持つことがあります。この
互換性が将来失われる場合に備え、このような最適化は無視されます。
● 自動フィルタリングは、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)や RAID コントローラのファームウェアアップデート
において重要です。これらのデバイスカテゴリには、種々のタイプやモデルが存在します。同様に、ファームウェアアップデー
トイメージ(DUP)が最適化された形式(ある特定のカテゴリ内の複数のタイプまたはモデルのデバイスをアップデートできる
ように DUP がプログラムされている)で利用できる場合もあります。
CMC ウェブインタフェースを使用したファームウェアアップデートのためのコンポ
ーネントのフィルタ
デバイスをフィルタするには、次の手順を実行します。
1. 左ペインで サーバー概要 に移動し、アップデート をクリックします。
2. サーバーコンポーネントアップデート ページの コンポーネント / デバイスアップデートフィルタ セクションで、次の 1 つまたは
複数を選択します。
● BIOS
56 ファームウェアのアップデート