Users Guide
192 CMC ウェブインタフェースの使用
フィルタリング機構
全サーバーのコンポーネントおよびデバイスすべての情報は、一度に取得されま
す。この大量な情報に対処するため、
Lifecycle Controller
はさまざまなフィル
タリング機構を提供しています。これらのフィルタにより、次が可能になります。
•
簡単に表示できるよう、
1
つまたは複数のカテゴリーのコンポーネントやデ
バイスを選択。
•
サーバー全体のコンポーネントおよびデバイスのファームウェアのバージョ
ンを比較。
•
選択されたコンポーネントおよびデバイスを自動的にフィルタリングして、
タイプやモデルに基づいた特定のコンポーネントやデバイスのカテゴリの絞
り込みを実施。
メモ
: 自動フィルタリング機能は、Dell アップデートパッケージ(DUP)を
使用する際に重要です。
DUP のアップデートプログラミングは、コンポーネ
ントやデバイスのタイプまたはモデルにもとづいて行うことができます。自
動フィルタリングの動作は、最初の選択を行った後は、その後の選択決定を
最小化するように設計されています。
例
次に、フィルタリング機構の適用例をいくつか示します。
•
BIOS
フィルタが選択されると、全サーバーの
BIOS
インベントリのみが表
示されます。複数サーバーモデルで構成される一連のサーバーがあり、その
うちの
1
つのサーバーが
BIOS
アップデートの対象として選択された場合、
自動フィルタリングロジックにより、選択されたサーバーのモデルと異なる
モデルのサーバーはすべて自動的に除外されます。これにより、選択された
BIOS
ファームウェアのアップデートイメージ(
DUP
)が、正しいサーバー
モデルとの互換性を持っていることを確実にします。
場合よっては、
1
つの
BIOS
ファームウェアアップデートイメージが複数の
サーバーモデルと互換性を持つことがあります。この互換性が将来失われる
場合に備え、このような最適化は無視されます。
•
自動フィルタリングは、ネットワークインタフェースコントローラ(
NIC
)
や
RAID
コントローラのファームウェアアップデートにおいて重要です。
これらのデバイスカテゴリには、種々のタイプやモデルが存在します。同様
に、ファームウェアアップデートイメージ(
DUP
)が最適化された形式
(ある特定のカテゴリ内の複数のタイプまたはモデルのデバイスをアップ
デートできるように
DUP
がプログラムされている)で利用できる場合もあ
ります。