Dell Command | Intel vPro Out of Band バージョン 3.3 ユーザーズガイド October 2020 Rev.
メモ、注意、警告 メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。 警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 © 2020 Dell Inc.またはその子会社。不許複製・禁無断転載。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc.
目次 章 1: 概要........................................................................................................................................ 5 本リリースの新機能.............................................................................................................................................................5 対応オペレーティング システム.......................................................................................................................................5 対応クライアント オペレーティング システム.....................
レポートのスケジュール............................................................................................................................................. 25 レポートの取得.............................................................................................................................................................25 タスク キュー......................................................................................................................................................................
1 概要 Microsoft Windows Server 2011/2012/2012 R2/2016/2019 Essentials 用の Dell Command | Intel vPro Out of Band は、使いやすいア ウトオブバンド管理ソリューションのアプリケーションです。このアプリケーションは、システムの電源状態に関係なくクライアン トシステムをリモートで管理することができます。 Dell Command | Intel vPro Out of Band を使用すると、次のタスクを実行できます。 ● USB プロビジョニング:Intel AMT 対応クライアント システムをプロビジョニングしてセットアップします ● クライアントの選択:新たにプロビジョニングしたクライアント システムを検出および追加します ● インジケーション:Distributed Management Task Force(DMTF)フィルターを使用してクライアントをリモートから監視、診 断、管理します ● クライアントの設定:クライアント システムの次の設定を指定します ○ 電源プロファイル:優先する電源ポリシーを
● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● Windows 8.1 64 ビット Professional Windows 8.1 32 ビット Enterprise Windows 8.1 64 ビット Enterprise Windows 8 32 ビット Windows 8 64 ビット Windows 8 32 ビット Professional Windows 8 64 ビット Professional Windows 7 32 ビット Professional Windows 7 64 ビット Professional Windows 7 32 ビット Ultimate Windows 7 64 ビット Ultimate AMT で管理されたクライアント システムの対応オペレーティング シス テム ● Windows 10 ● Windows 8.
2 Dell Command | Intel vPro Out of Band のイン ストール この章では、Windows Server 2011/2012/2012 R2/2016/2019 Essentials 用の Dell Command | Intel vPro Out of Band のインストール、 アンインストール、アップグレードを行う手順について説明します。 トピック: • • • • • Dell Command | Intel vPro Out of Band のインストールの前提条件 Dell Command | Intel vPro Out of Band のインストール インストーラーの修復オプションの使用方法 Dell Command | Intel vPro Out of Band のアップグレード Dell Command | Intel vPro Out of Band のアンインストール Dell Command | Intel vPro Out of Band のインストール の前提条件 このセクションでは、Dell Command | Intel vPro O
メモ: [Windows インストーラーのログを表示する]オプションを選択して、インストールのログを確認します。 インストーラーの修復オプションの使用方法 Dell Command | Intel vPro Out of Band をインストールするときに発生する可能性のあるインストールの問題を修復します。 1. [コントロール パネル] > [プログラムと機能]の順に開きます。 2. Dell Command | Intel vPro Out of Band を右クリックして、修復 をクリックします。 3. DCIV_Setup_3_3_0.exe パッケージをダウンロードしたフォルダーで、パッケージを実行します。 Dell Command | Intel vPro Out of Band の ようこそ 画面が表示されます。 4. 次へ をクリックします。 5. 次のウィンドウで 修復 を選択して、次へ をクリックします。 プログラム変更の準備完了 画面が表示されます。 6. インストール をクリックします。 インストールプロセスが完了すると、インストールは正常に完了しました 画面が表示されます。 7.
3 Dell Command | Intel vPro Out of Band の使用 この章では、Microsoft Windows Small Business Server(SBS)2011/2012/2012 R2/2016 Essentials 用の Dell Command | Intel vPro Out of Band のインストール後に実行できるさまざまな操作について説明します。 トピック: • • • • • • • • • • Dell Command | Intel vPro Out of Band の起動 Dell Command | Intel vPro Out of Band を使用する前に 設定 USB プロビジョニング クライアントの選択 インジケーション クライアントの設定 操作 レポートの生成 タスク キュー Dell Command | Intel vPro Out of Band の起動 Windows Server 2011 Essentials を実行しているシステムの場合、次の手順に従います。 スタート > すべてのプログラム > Dell > Dell
クライアントシステムで、WinRm が設定されていない場合は、管理者のコマンドプロンプトに次のコマンドを入力します。 1. 「winrm quickconfig」と入力します。 2. 「Do you want to configure winrm?」というプロンプトが表示されたら、y を押します。 3. winrm set winrm/config/client @{AllowUnencrypted="false"} 4. winrm set winrm/config/client/auth @{Digest="true"} 5.
インジケーション 保持日数およびリスナー IP アドレスなどのインジケーション設定を設定します。 1. Dell Command | Intel vPro Out of Band アプリケーションを起動します。 2. 設定アイコンをクリックします。 設定 画面に、インジケーション タブが表示されます。 3.
詳細については、「Dell Command | Intel vPro Out of Band の起動」を参照してください。 2. ホーム 画面で、設定アイコンをクリックします。 3. 設定 画面で、タスクキュー をクリックします。 タスクキュー タブが表示されます。 4. 次を設定します。 ● タスク キュー:タスク キューを自動的に更新するには、スイッチを[オン]の位置にします。 ● 更新頻度:タスク キューの更新頻度を 15~900 秒の範囲で設定します。 ● 履歴制限:タスク キュー データベースに保存するタスクの数を 7~1095 の範囲で設定します。 メモ: 新規タスクが作成されるとき、完了済み、キャンセル済みまたは中止されたタスクだけが削除されます。 5. OK をクリックします。 ログ Dell Command | Intel vPro Out of Band によって取得するログ レベル、およびログの場所を設定します。 1.
5. 管理者がクライアント システムのユーザー同意ポリシーを上書きできるようにする場合は、 [ユーザー同意ポリシーのリモート設 定を有効にする]オプションを選択します。 6. Hello パケットを直ちに送信する場合は、OOB のプロビジョニング(有効化すると hello パケットが直ちに起動します) オプシ ョンを選択します。 7. プロビジョニングされるシステムを記録するため、消耗品レコード オプションを選択します。 8. 証明書ファイルを作成するために使用した ハッシュアルゴリズム の種類を選択します。 9. AMT プロビジョニング用にクライアントシステムに適用する 証明書ファイル を参照して選択します。 10. 証明書ファイルの名前を入力します。 11.
● ● ● ● ● 設定:機能の設定データを設定します ポリシー:フィルターを 1 つ以上のクライアントに適用可能なポリシーに関連付けます サブスクリプションの設定:ポリシーをネットワーク上のクライアントに関連付け、そのポリシーをクライアントに適用します サブスクリプションのステータス:サブスクリプションを表示して管理します イベント:イベントを表示、管理、エクスポートします 推奨フィルターとオプション フィルター 一部のインジケーションは、メッセージ多用向けです。クライアントに適用される場合は、これらのフィルタで、大量のメッセージ が生成される可能性があるため、十分注意して使用する必要があります。ネットワークの輻輳を避けるために、一度にネットワー ク上の単一クライアントに 1 つのオプションのフィルタのみを適用することができます。サポートされているフィルタ: 推奨フィルタ ● Intel® AMT:CorePlatform オプションフィルタ 注意: 以下のオプションフィルタは、ネットワークパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるため、十分に注意して使用して ください。これらのフィルターの最適な使用方法
ポリシーの編集 1. 左側のペインで、インジケーション > ポリシー をクリックします。 2. 編集するポリシーを選択します。 メモ: 非アクティブのポリシーだけを編集できます。 編集ボタンがアクティブになります。 3. 編集 ボタンをクリックします。 ポリシーの編集画面が開きます。 4. ポリシーに必要な変更を加えます。 メモ: ポリシーを保存する前に、フィルタを少なくとも 1 つ選択する必要があります。 注意: オプションフィルタは、ネットワークのパフォーマンスに影響を与える可能性があるために、十分に注意して使用し てください。これらのフィルターの最適な使用方法として、単一のオプション フィルターを短期間、特定のクライアント に適用することで問題の診断を行う、などがあります。 5. OK をクリックします。 メモ: サブスクリプションに含まれるまで、ポリシーはアクティブではありません。 ポリシーの削除 1. 左側のペインで、インジケーション > ポリシー をクリックします。 2.
● ステータス - サブスクリプションのステータスです。単一のクライアントが保留中または再試行状態のままの場合、サブスクリ プションのステータスは「エラーで終了しました」となります。 ● ポリシー名 ● ポリシーフィルタ ● クライアント - 1 つのクライアントがサブスクリプションに含まれている場合は、その完全修飾ドメイン名(FQDN)がテーブ ルにリストされます。サブスクリプションに含まれるクライアント FQDN が 2 つ以上あるときにリストを表示するには、列の [複数...]ハイパーリンクをクリックします。 サブスクリプションテーブルを更新するには、更新 ボタンをクリックします。 サブスクリプションの作成 メモ: サブスクリプションを作成する前に、少なくとも 1 つのポリシーを作成し、クライアントを利用可能にする必要がありま す。 1. インジケーション > サブスクリプションの設定 をクリックしてから、新規 ボタンをクリックします。 サブスクリプションの作成画面が表示されます。 2.
メモ: リスナーの IP アドレス設定が設定されていない場合は、新しいサブスクリプションを適用することはできません。設定 > インジケーション をクリックし、リスナーの IP アドレスを設定します。 メモ: 既存のアクティブなサブスクリプションと同じ 1 つ、または複数のフィルタまたは 1 つ、または複数のクライアントを含 む新しいサブスクリプションを適用することはできません。 メモ: メッセージ多用向けフィルターのいずれかを含む別のサブスクリプションがアクティブな場合に、オプション フィルター のいずれかを含むサブスクリプションを適用することはできません。 メモ: すべてのタスクのサブスクリプションを解除タスクが進行中の場合、サブスクリプションの実行、サブスクリプション の解除、またはサブスクリプションの停止を行うことはできません。 メモ: インジケーション サービス(DellAweSvc)が実行中でない場合、サブスクリプションの実行、サブスクリプションの解 除、またはサブスクリプションの停止を行うことはできません。サービスコンソールでサービスのステータスを確認します。 1.
サブスクリプションの停止 1 つ以上のサブスクリプションの行が準備完了、処理中、または再試行保留中である場合は、サブスクリプションを停止すること ができます。サブスクリプションを停止しても、成功または失敗の状態であるサブスクリプションの行には影響しません。サブス クリプションを停止したら、サブスクリプションの設定 画面に戻り、サブスクリプションを編集、削除、適用、または解除するこ とができます。 メモ: 1 つのクライアントでサブスクリプションを停止すると、その停止がそのサブスクリプションが適用されていたすべての クライアントに適用されます。 1. インジケーション > サブスクリプションのステータス をクリックします。 2. 停止するサブスクリプションを選択します。 3. サブスクリプションの停止 をクリックします。 イベント イベント画面には、サブスクリプションの適用後に返されるインジケーションのリストが表示されます。この画面では、イベント のリストの表示のみが可能ですが、リストを*.
メモ: メッセージ ID がブラックリストに追加されたら、同じメッセージ ID を持つ以前のイベントはイベントリストに残り ます。そのメッセージ ID を持つ新しいイベントのみが破棄されます。 メモ: すべてのイベントをブラックリストに追加すると、すべての、またはほぼすべての新しいイベントが破棄されます。 ブラックリストからのイベントの削除 ブラックリストからメッセージ ID を削除して、それらのタイプのイベントが破棄されることがないようにするには、次の作業を行 います。 1. 左側のペインで、インジケーション > イベント をクリックします。 2. ブラックリストの管理 をクリックします。 イベントのブラックリスト画面が表示されます。ブラックリストに登録されたイベントは、メッセージ ID または説明フィール ドによりソートできます。 3. メッセージ ID を選択して、適切なボックスにチェックマークを付けて、ブラックリストから削除します。 4.
メモ: クライアント システムがネットワークに接続されていない場合は、クライアント システムがオンラインに戻ったあと でタスクを再度実行してください。 8. 実行中のタスクに名前を付けてて、次へ をクリックします。 サマリ タブが表示されます。 9. 終了 をクリックします。 [タスク キュー]ウィンドウが開き、タスクのスケジュール設定に応じて、直ちに実行が開始されるかキューイングされます。 起動順序の設定 対象のクライアントシステム上の起動順序を変更または設定します。レガシー起動デバイスが搭載されたクライアント システム では、起動順序機能により、永続的にまたは一回だけブート シーケンスの変更を行うことができます。 メモ: この 起動順序 機能は、UEFI 起動モードではサポートされていません。 1. Dell Command | Intel vPro Out of Band を起動します。 詳細については、「Dell Command | Intel vPro Out of Band の起動」を参照してください。 2. クライアントの設定 > 起動順序 をクリックします。 3.
メモ: サポートされている BIOS 設定オプションは、各クライアントシステムごとに異なります。 1. Dell Command | Intel vPro Out of Band を起動します。 詳細については、「Dell Command | Intel vPro Out of Band の起動」を参照してください。 2. クライアントの設定 > BIOS 設定 をクリックします。 3. クライアントシステムの BIOS 設定に変更を加えます。 4. オプションで、タスク処理のオプションを選択できます。 ● 処理を続行する。エラー時に停止しない:アプリケーションは、次に選択した BIOS 設定を現在および後続のクライアント に適用し続けます。 ● 次のクライアントに続行するが、エラー時にこのクライアントの処理を停止する:アプリケーションは、エラーが発生した クライアントに BIOS 設定を適用せず、その他の選択したクライアントに移動します。 ● 変更適用後にクライアントを再起動 5. [次へ]をクリックします。 クライアントの選択 タブが表示されます。 6.
7. 起動順序の変更を適用するクライアントシステムを検索します。 8. [使用可能なクライアント]リストから管理するクライアント システムを選択し、 ボタンをクリックすると、選択したシステ ムが[選択済みクライアント]リストに移動します。 ボタンを押すと、検出されたすべての Dell クライアントが移動します。 9. [次へ]をクリックします。 タスクのスケジュール タブが表示されます。 10. パスワードの変更を直ちに適用するか、後で実行するようにスケジュールするかのいずれかを選択できます。 スケジュールに応じて、次のいずれかのオプションを選択します。 ● 今すぐ実行:BIOS パスワード設定は直ちに適用され、[タスク キュー]には[実行中]というステータスが表示されます。 メモ: Dell クライアントシステムがネットワークに接続されていない場合、タスクを再度実行します。 ● 実行待ち:BIOS パスワード設定は[タスク キュー]で待ち状態になります。 メモ: タスクキュー を起動して、完了したタスクおよび保留中のタスクのリストを表示できます。 11.
クライアントの選択 タブが表示されます。 5. 電源管理の変更を適用するクライアント システムを探します。 6. [検出されたクライアント]リストから管理するクライアント システムを選択して、 ボタンをクリックすると、選択したシス テムが[選択済みクライアント]リストに移動します。 ボタンを押すと、検出されたすべての Dell クライアントが移動しま す。 7. [次へ]をクリックします。 タスクのスケジュール タブが表示されます。 8. タスクを直ちに適用するか、後で実行するようにスケジュールするか、いずれかを選択できます。 スケジュールに応じて、次のいずれかのオプションを選択します。 ● 今すぐ実行:電源管理の変更は直ちに適用され、[タスク キュー]には[実行中]というステータスが表示されます。 メモ: Dell クライアントシステムがネットワークに接続されていない場合、タスクを再度実行します。 ● 実行待ち:電源管理の変更は、[タスクキュー]で待ち状態になります。 メモ: タスクキュー を起動して、完了したタスクおよび保留中のタスクのリストを表示できます。 9.
メモ: お使いのクライアントシステムがネットワークに接続されていない場合、タスクを再度実行します。 ● 実行待ち - クライアント ディスク消去操作をタスク キューに入れます。 メモ: タスクキュー を起動して、完了したタスクおよび保留中のタスクのリストを表示できます。 7. 適用しているタスクの手短な説明を入力して、次へ をクリックします。 メモ: [消去後のクライアント データの取得]タスクを実行して、クライアント システムのハード ドライブが正常にフォ ーマットされたことを確認することをお勧めします。詳細については、消去後のクライアントデータの取得 を参照してくだ さい。 8.
● スケジュール:詳細については「レポートのスケジュール」を参照してください。 ● 取得:詳細については「レポートの取得」を参照してください。 レポートのスケジュール ネットワーク上で選択されたクライアントシステムのレポートを生成します。レポートをスケジュールするには、次の手順を実行し ます。 1. スケジュール をクリックします。 クライアントの選択 タブが表示されます。 2. レポートを表示したいクライアントシステムのリストを検索します。 3. [使用可能なクライアント]リストから、管理するクライアント システムを選択し、 ボタンをクリックして、選択したシステ ムを移動します。または ボタンを押して、検出されたすべての Dell クライアントを[選択済みクライアント]リストに移動し ます。 4. 次へ をクリックします。 タスクのスケジュール タブが表示されます。 5.
タスク キュー タスクキュー ウィンドウでは、スケジュール済みのタスクと完了したタスクを確認することができます。以下をクリックすること もできます。 ● 更新:タスク キューを更新します。 ● 表示:タスク キュー内の個々のタスクに関する詳細情報を表示します。情報を Excel ファイルにエクスポートするには、[エク スポート]をクリックします。 ● 再実行:タスクが正常に実行されたクライアント システムはスキップして、クライアント システムで失敗した既存のタスクを 再実行します。タスクがエラーなしで完了した場合は、再実行 をクリックすると、タスク内のすべてのクライアントシステム が再起動されます。 ● 取得:レポート タスクの取得オプション(スケジュールではなく)を実行します。 ● 編集:保留中(実行を待機中)のタスクを編集します。編集が進行中の間、タスクは保留状態に置かれます。 ● 複製:すべての保留中、完了済み、キャンセル済みのタスクを複製します。 ● キャンセル:まだ完了していないタスクをキャンセルします。 26 Dell Command | Intel vPro Out of Band の使用