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Dell Fluid Cache for SAN クラスタの管理
Dell Fluid Cache for SAN はサーバー側のキャッシングアクセラレータであり、高速 PCIe SSD を共有の分散型キャッシュリソースにします。Fluid
Cache は、SAN 内の PowerEdge サーバーからなるクラスタに導入され、RoCE が有効なネットワークアダプタによって接続されます。
Fluid Cache クラスタに必要なコンポーネントおよび権限
Fluid Cache クラスタを配置するには、1 つまたは複数の Storage Center、Storage Manager、およびキャッシュデバイスによる Fluid Cache サー
バへの接続が必要です。クラスタの作成には管理者権限が必要ですが、その他のユーザータイプでも一定のタスクを実行できます。これらのコンポ
ーネントと権限の関連性を次の表に示します。
コンポーネント 機能
キャッシュサーバ 1 ～ 9 台の PowerEdge サーバ
• 完全に冗長なクラスタを作成するには、少なくとも 3 台のサーバを
使用します。
• ライトバックキャッシュを使用するには、少なくとも 2 つのキャッシュデ
バイスがクラスタ内に存在し、個別のサーバにインストールされてい
る必要があります。
• ライトスルーキャッシュを使用するには、少なくとも 1 つのキャッシュデ
バイスがクラスタ内に存在する必要があります。
Storage Center
バックエンドストレージ（SAN）を Fluid Cache クラスタに提供
スイッチ
• すべてのキャッシュサーバに接続する 1 つの専用スイッチ
• SAN を使用しているシステムのネットワークに Storage Center
（SAN）を接続する 1 つまたは複数の Fiber Channel/iSCSI スイ
ッチ
• キャッシュサーバスイッチと Storage Center スイッチ経由で管理ア
クセスを提供する 1 つまたは複数のスイッチ
ネットワークアダプタ
• ネットワークアダプタは、クラスタ間の通信を行うために RoCE
（RDMA over Converged Ethernet）
をサポートしている必要があ
ります。
Storage Manager
次に示す管理機能とレポート機能を提供
• Fluid Cache クラスタへの Fluid Cache サーバの追加
• Fluid Cache クラスタへの Storage Center の割り当て
• Fluid Cache クラスタの監視
Storage Manager バージョン 2014 R2 以降が必要
Fluid Cache の権限は以下のとおりです。これは、同じ名前の Storage Manager 権限とは違います。
Dell Fluid Cache for SAN クラスタの管理
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