Administrator Guide
Table Of Contents
- Dell Storage Manager 2016 R3 管理者ガイド
- このガイドについて
- Storage Manager の概要
- ストレージ管理
- Storage Center の概要
- Storage Center の導入
- Storage Center 自動セットアップをサポートするオペレーティングシステム
- 初期化されていない SCv2000 シリーズの Storage Center の検出と設定(iSCSI)
- Dell Storage Manager Client の ようこそ 画面から、初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを開く
- 初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを Dell Storage Manager Client から開く
- 初期化されていない Storage Center の検出と選択
- システム情報の設定
- 管理者情報の設定
- iSCSI フォールトドメインの設定
- Storage Center 設定の確認
- Storage Center の初期化
- 設定の継承
- 時刻の設定
- SMTP サーバの設定
- SupportAssist のシステム状態情報の収集およびストレージの契約内容の確認
- 連絡先情報の提供
- Storage Centerのアップデート
- デフォルトのストレージプロファイルの設定(SCv2000 シリーズのコントローラのみ)
- 設定の完了と次の手順の実行
- 初期化されていない SCv2000 シリーズのStorage Centerの検出と設定(Fiber Channel / SAS)
- Dell Storage Manager Client の ようこそ 画面から、初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを開く
- 初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを Dell Storage Manager Client から開く
- 初期化されていない Storage Center の検出と選択
- システム情報の設定
- 管理者情報の設定
- Storage Center 設定の確認
- Storage Center の初期化
- 冗長パスの確認
- 設定の継承
- 時刻の設定
- SMTP サーバの設定
- SupportAssist のシステム状態情報の収集およびストレージの契約内容の確認
- 連絡先情報の提供
- Storage Centerのアップデート
- デフォルトのストレージプロファイルの設定(SCv2000 シリーズのコントローラのみ)
- 設定の完了と次の手順の実行
- 初期化されていない SCv3000 シリーズの Storage Center の検出と設定
- Dell Storage Manager Client の ようこそ 画面から、初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを開く
- 初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを Dell Storage Manager Client から開く
- 初期化されていない Storage Center の検出と選択
- システム情報の設定
- 管理者情報の設定
- Storage Center 設定の確認
- Storage Center の初期化
- キー管理サーバの設定の入力
- ストレージタイプの作成
- ポートの設定
- 設定の継承
- 時刻の設定
- SMTP サーバの設定
- SupportAssist のシステム状態情報の収集およびストレージの契約内容の確認
- 連絡先情報の提供
- Storage Centerのアップデート
- 設定の完了と次の手順の実行
- 初期化されていない SC5020 および SC7020 Storage Centerの検出と設定
- Dell Storage Manager Client の ようこそ 画面から、初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを開く
- 初期化されていないStorage Centerの検出と設定 ウィザードを Dell Storage Manager Client から開く
- 初期化されていない Storage Center の検出と選択
- システム情報の設定
- 管理者情報の設定
- Storage Center 設定の確認
- Storage Center の初期化
- キー管理サーバの設定の入力
- ストレージタイプの作成
- ポートの設定
- 設定の継承
- 時刻の設定
- SMTP サーバの設定
- SupportAssist のシステム状態情報の収集およびストレージの契約内容の確認
- 連絡先情報の提供
- Storage Centerのアップデート
- 設定の完了と次の手順の実行
- ローカルホストまたはVMwareホストのセットアップ
- Storage Center の管理
- Storage Center サーバー管理
- Storage Manager を使用した仮想ボリュームの管理
- PS Series ストレージアレイの管理
- Dell Fluid Cache for SAN クラスタの管理
- Fluid Cache クラスタに必要なコンポーネントおよび権限
- Fluid Cache クラスタの追加、消去、および削除
- Fluid Cache ボリューム
- Fluid Cache クラスタの管理
- Fluid Cache クラスタからのキャッシュデバイスの削除
- Fluid Cache クラスタに接続されているキャッシュデバイスの再アクティブ化
- Fluid Cache クラスタからのキャッシュサーバーの削除
- Fluid Cache クラスタからの Storage Center の削除
- Storage Center への Fluid Cache クラスタの再接続
- Fluid Cache クラスタへのキャッシュサーバーの追加
- Fluid Cache クラスタへのキャッシュデバイスの追加
- Fluid Cache クラスタへの Storage Center の追加
- Fluid Cache クラスタのライセンスの変更
- Fluid Cache クラスタの名前の変更
- Dell SupportAssist を使用した Fluid Cache クラスタ情報の送信
- Fluid Cache クラスタのメンテナンスモードへの切り替え
- Fluid Cache クラスタのメンテナンスモードの無効化
- Fluid Cache クラスタのシャットダウン
- Sub-Cluster の作成
- Storage Center ボリュームのサーバーロードイコライズの有効化
- トラブルシューティング
- ハードウェア障害発生後に Fluid Cache クラスタを再作成できない
- キャッシュノードが表示されません
- 特定のキャッシングモードの無効化
- Fluid Cache ライセンスファイルが無効
- クラスタを作成するオプションを利用できません
- Fluid Cache クラスタにボリュームを追加できません
- イベントメッセージが届いていません
- Storage Center を使用できない
- Fluid Cache サーバーを使用できない
- Storage Center と Fluid Cache クラスタの情報表示の違い
- Fluid Cache クラスタのすべての部分が相互に通信していることの確認
- データパスが機能していることの確認
- Fluid Cache クラスタ 画面のクラスタに赤いマークが付いている
- Dell Fluid Cache for SAN を使用する Storage Center で定義されたサーバークラスタの設定の問題
- Storage Center のメンテナンス
- Storage Center 設定の管理
- Storage Center の設定の継承の設定
- Storage Center ユーザーおよびグループの管理
- フロントエンド IO ポートの管理
- フォールトドメインを使用した Fibre Channel IO ポートのグループ化
- フォールトドメインを使用した iSCSI IO ポートのグループ化
- フォールトドメインを使用した SAS IO ポートのグループ化
- ディスクおよびディスクフォルダの管理
- Secure Data の管理
- データ冗長性の管理
- ディスクエンクロージャの管理
- エンクロージャの追加
- エンクロージャの削除
- エンクロージャの交換
- ディスクエンクロージャの名前変更
- ディスクエンクロージャの資産タグの設定
- エンクロージャの削除
- エンクロージャのアラームのミュート
- エンクロージャアラームのミュート解除
- エンクロージャ冷却ファンの交換ステータスのクリア
- エンクロージャ IO Module の交換ステータスのクリア
- エンクロージャ電源装置の交換ステータスのクリア
- 故障した電源装置の交換
- 電源装置の電圧不足ステータスのクリア
- 温度センサーの交換ステータスのクリア
- 温度センサーの最小および最大記録値のクリア
- 故障した冷却ファンセンサーの交換
- ディスクのインジケータライトの有効化または無効化
- ディスクの交換ステータスのクリア
- Storage Center コントローラの管理
- Storage Center のアップデート
- Storage Center のシャットダウンと再起動
- フィールド交換可能ユニット(FRU)の管理
- Storage Center 情報の表示
- SMI-S
- FluidFS v6 クラスタの管理
- FS8x00 スケールアウト NAS の動作
- FS Series アプライアンス用 FluidFS システム管理
- FluidFS ネットワーク
- FluidFS アカウントの管理および認証
- FluidFS NAS ボリューム、共有、およびエクスポート
- FluidFS データプロテクション
- FluidFS 監視
- FluidFS メンテナンス
- FS Series VAAI プラグイン
- FluidFS トラブルシューティング
- FluidFS v5 クラスタの管理
- FluidFS 搭載の FS8x00 スケールアウト NAS の概要
- FS Series アプライアンス用 FluidFS システム管理
- FluidFS ネットワーク
- FluidFS アカウントの管理および認証
- FluidFS NAS ボリューム、共有、およびエクスポート
- FluidFS データプロテクション
- FluidFS 監視
- FluidFS メンテナンス
- FS Series VAAI プラグイン
- FluidFS トラブルシューティング
- Storage Center の災害復旧
- リモート Storage Center およびレプリケーション QoS
- Storage Center レプリケーションと Live Volume
- Storage Center DR の準備とアクティブ化
- リモート Data Collector
- VMware SRM 向けストレージレプリケーションアダプタ
- Storage Center の監視とレポート
- Storage Center しきい値アラート
- Storage Center レポート
- Storage Center Chargeback
- Storage Manager ログの監視
- Storage Manager メンテナンス
- Data Collector の管理
- Storage Manager のユーザー管理
- Dell SupportAssist の管理
内部ネットワーク
内部ネットワークは、NAS コントローラ間の通信に使用されます。次のことを実現するために、FluidFS クラスタ内の各 NAS コントローラは、
FluidFS クラスタ内の他のすべての NAS コントローラ にアクセスできる必要があります。
• FluidFS クラスタの作成に接続を提供する
• 高可用性を維持するために、ハートビートメカニズムとして機能する
• NAS コントローラ間の内部データ転送を有効にする
• NAS コントローラ間のキャッシュミラーリングを有効にする
• NAS コントローラ間のクライアント分散を有効にする
LAN/ クライアントネットワーク
LAN/ クライアントネットワークは、SMB 共有および NFS エクスポート、および FTP ランディングディレクトリへのクライアントアクセスに使用されま
す。また、
FluidFS クラスタを管理するためにストレージ Administrator によっても使用されます。FluidFS クラスタには 1 つ、または複数の仮想 IP
アドレス(クライアント VIP)が割り当てられ、クライアントは FluidFS クラスタに単一のエンティティとしてアクセスできます。また、クライアント VIP に
より、NAS コントローラ間での負荷バランシングが有効になり、NAS コントローラの障害発生時にフェールオーバーが行われます。
FluidFS クラスタへのクライアントアクセスがルーターを経由しない場合(つまり、フラットネットワークである場合)は、NAS コントローラ 1 台につき 1
つのクライアント VIP を定義します。クライアントがルーター経由で FluidFS クラスタにアクセスする場合は、NAS コントローラ 1 台につき、クライアン
トインタフェースポートごとに
1 つの VIP を定義します。
データキャッシュおよび冗長性
新しいファイルおよび変更されたファイルは最初にキャッシュに書き込まれ、次にピア NAS コントローラにただちにミラーリングされます(ミラーリングモ
ード)。データキャッシュにより高いパフォーマンスが提供され、ピア NAS コントローラ間のキャッシュミラーリングによりデータ冗長性が確保されます。
キャッシュデータは、最適なデータ配置スキームを使用して最終的に
(非同期で)永続ストレージに転送されます。
キャッシュミラーリングが可能でない場合(1 つの NAS コントローラに障害が発生した場合や BPS バッテリのステータスが低い場合など)、NAS コン
トローラ
はストレージに直接書き込みを行います(ジャーナリングモード)。
ファイルメタデータの保護
FluidFS クラスタには、ファイルメタデータ(名前、所有者、権限、作成日、変更日、ファイルのストレージの場所へのソフトリンクなどの情報を含む)
を保管および保護する複数の機能が組み込まれています。
• すべてのメタデータアップデートは、電源障害発生時に破損またはデータ損失を回避するために常に記録されます。
• メタデータは、2 つの異なるボリュームに複製されます。
• メタデータは、個別のキャッシング方式を介して管理されます。
• チェックサムは、メタデータおよびディレクトリ構造を保護します。バックグラウンドプロセスが継続的にチェックし、誤ったチェックサムを修正します。
負荷バランシングおよび高可用性
可用性とパフォーマンスを最適化するために、クライアントの接続は使用可能な NAS コントローラ間で負荷分散されます。NAS アプライアンスの
2 つの NAS コントローラは、同時に動作します。NAS アプライアンスの 1 つの NAS コントローラで障害が発生すると、クライアントは自動的にピア
コントローラにフェールオーバーされます。フェールオーバーが実行された場合、一部の SMB クライアントは自動的にピア NAS コントローラに再接
続します。それ以外の場合、
SMB アプリケーションは失敗することがあり、ユーザーが再起動する必要があります。NFS クライアントはフェールオー
バー時に一時的に停止しますが、クライアントネットワークトラフィックは自動的に再開されます。
障害シナリオ
FluidFS クラスタは、データの可用性に影響を与えず、データを損失せずに 1 台の NAS コントローラの障害を許容できます。NAS アプライアンスの
1 台の NAS コントローラが利用できなくなった場合(たとえば、NAS コントローラに障害が発生した場合、電源がオフである場合、ネットワークから
切断された場合)、NAS アプライアンスのステータスは劣化します。FluidFS クラスタはまだ動作可能であり、クライアントがデータを利用できます
が、ほとんどの設定を変更できず、データがキャッシュされなくなるためにパフォーマンスも低下することがあります。
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FS8x00 スケールアウト NAS の動作