Administrator Guide

Table Of Contents
サポート対象アンチウイルスアプリケーション
サポートされるアンチウイルスアプリケーションの最新のリストについては、『Dell Fluid File System Support MatrixDell Fluid File System サポ
ートマトリクスを参照してください。
アンチウイルススキャンの設定
アンチウイルススキャンを実行するには、アンチウイルスサーバを追加し、SMB 共有ごとにアンチウイルススキャンを有効にする必要があります。
メモ: 外部サービスのいずれかが IPv6 リンクローカルアドレスで設定されている場合、モニタは常にこれらのサービスを
Unavailable として表示します。
スナップショットの管理
スナップショットは、NAS ボリュームデータの読み取り専用のポイントインタイムコピーです。ストレージ管理者は、必要に応じてスナップショットから
NAS ボリュームを復元できます。また、クライアントは、ストレージ管理者の操作を必要とせずに簡単にスナップショット内のファイルを取得できま
す。
スナップショットでは、書き込み時にリダイレクトメソッドを使用して NAS ボリューム変更を追跡します。つまり、スナップショットは変更セットをベース
とします。
NAS ボリュームの最初のスナップショットが作成されると、ベースラインスナップショットの後に作成されたすべてのスナップショットには、前の
スナップショットから変更された部分が含まれます。
スナップショットを作成するタイミングやスナップショットの保存期間など、スナップショットの作成に関してさまざまなポリシーを設定できます。たとえ
ば、チャーンレートの高いミッションクリティカルなファイルは 30 分ごとにバックアップする必要があるのに対し、アーカイブ共有は 1 1 回のバックアッ
プで十分な場合があります。
VM 整合スナップショットを使用するために NAS ボリュームを設定している場合、スケジュール済み、マニュアル、レプリケーション、または NDMP
どの各スナップショット作成操作では、VMware サーバーで自動的にスナップショットを作成します。この機能を使用すると、VM NAS ボリューム
のスナップショットが作成される前の状態に復元できます。
スナップショットは NAS ボリューム上の容量を消費することから、NAS ボリュームにユーザーデータとスナップショットの両方を確保するために十分な
空き容量が常に存在するように NAS ボリュームの使用可能容量を監視し、スナップショットをスケジュールして保持します。また、スナップショットが
NAS ボリューム容量を大幅に消費しているときに通知が行われるように、スナップショット容量消費量アラートを有効にします。
FluidFS クラスタは、次の場合に NAS ボリュームのスナップショットから 1 つ、または複数を自動的に削除します。
NAS ボリュームを削除すると、FluidFS クラスタは NAS ボリュームのすべてのスナップショットを削除します。
NAS ボリュームをスナップショットから復元すると、FluidFS クラスタは、NAS ボリュームを復元した元のスナップショットの後に作成されたスナップ
ショットをすべて削除します。
専用 FluidFS リプレイプロファイル
FluidFS 展開の場合、Storage Manager FluidFS LUNストレージボリュームに自動的に割り当てられている、専用の FluidFS リプレイを作
成します。プロファイル設定はデフォルトの 毎日 に設定され、保持ポリシーは 25 時間後に削除されます。
オンデマンドスナップショットの作成
NAS ボリュームのスナップショットを作成して、スケジュールされたデータの即時ポイントインタイムコピーを作成します。
1. ストレージ ビューで、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. ファイルシステム ビューで、NAS ボリューム を展開して NAS ボリュームを選択します。
4. NAS ボリュームのステータス パネルで、スナップショットとクローン タブをクリックします。
5. スナップショット 領域で、作成 をクリックします。
スナップショットの作成 ダイアログボックスが開きます。
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FluidFS データプロテクション