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対策 利用可能な SMB 共有のリストを表示して、すべての SMB 共有が表示され、誤って変更されていないことを確認
します。
Windows クライアントで次の手順を使用して、問題のある SMB 共有にアクセスできることを確認します。
1. 実行 をクリックします。
2. 次のようにクライアントアクセス VIP および共有名を入力します。\\<client_VIP_or_name>
\<SMB_share_name>
SMB 共有のマッピング後のイベントで切り捨てられる SMB 共有名
説明 クライアントが SMB 共有をマッピングした後に、次のイベントが生成され、イベントで SMB 共有名が切り捨てられま
す。この例では、
SMB 共有は share1_av です。
SMB client connection failure. Un-available share \
\172.22.151.106\share1_a
原因 これは、Windows で既知の問題です。Windows は、SMB 共有をその名前と 1 文字切り捨てられた名前によって
マップしようとします。
対策 このイベントは無視しても問題ありません。
SMB パスの共有が見つからない
説明 クライアントが、NAS ボリューム内に存在しないディレクトリを参照している共有にアクセスしました。
原因 このエラーは通常、次のシナリオのいずれかによって発生します。
FluidFS クラスタが、バックアップまたはリモートレプリケーションから復元される。復元中はディレクトリの構造が完
全ではなく、いくつかのディレクトリは存在していない可能性があります。
同じパス内の上位ディレクトリへのアクセス権限を持つクライアントが、別のクライアントにマウントされているディレ
クトリを削除または変更した場合。複数のクライアントが同じデータセットにアクセスしているときは、このシナリオ
を避けるために厳密な権限レベルを適用することをお勧めします。
対策
1. FluidFS クラスタが復元中の場合、現在のステータスをクライアントに伝え、復元プロセスが完了するまで待機
するようにクライアントに指示をします。
2. 別のクライアントがディレクトリを削除または変更している場合は、次の 3 つのオプションがあります。
問題のあるパスをバックアップから復元します。
欠落しているディレクトリを手動で作成し、アクセスできるようにします。削除されたパスにある既存データ
にアクセスしようとすると、クライアントにエラーが返されます。
SMB 共有を削除し、これをクライアントに通知します。
3. FluidFS で使用可能なすべての SMB 共有をリストし、問題のある SMB 共有を特定します。問題のある共
有には、その共有へのアクセスができないことが示されています。
SMB による読み取り専用 NAS ボリュームへの書き込み
説明 クライアントが読み取り専用 NAS ボリュームでファイルの変更を試みています。
原因 NAS ボリュームが、レプリケーションのターゲットであるのにもかかわらず読み取り専用に設定されています。
このイベントの最もよくある原因は次のいずれかです。
クライアントは読み取り目的でターゲットシステムにアクセスしたつもりだが、誤ってファイルの変更も試みた。
名前 /IP アドレスが似ていたため、クライアントが誤ったシステムにアクセスした。
クライアントは、クライアントの知識がなくレプリケーションターゲットとされた NAS ボリュームにアクセスした。
回避策
ユーザーに正しい NAS ボリュームを知らせます。
NAS ボリュームに書き込むためには、まず、レプリケーションを終了させて、NAS ボリュームをスタンドアロンにする
必要があります。
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FluidFS トラブルシューティング