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16. FluidFS v6.0 でのデータ削減拡張機能
FluidFS v6.0 以降 FluidFS v5.0 以前
データ削減は NAS クラスタごとに有効になります。 データ削減は NAS ボリュームごとに有効になります。
データ削減は、異なるドメインで作成される、または存在するファイルの
重複排除をサポートします。
データ削減は NAS コントローラごとに適用されます。つまり、異なる
NAS コントローラで所有されている同じデータの塊は重複とは見なさ
れません。
分散辞書サービスは、利用可能なシステムのストレージに応じて
量がほぼ満杯に達し、サイズが 2 倍になるタイミングを検出します。
辞書のサイズは静的で、最適化エンジンによって参照される固有デー
タの量を制限します。
データ削減有効期間ベースのポリシーとアーカイブモード
デフォルトでは、データ削減処理によるパフォーマンスへの影響を最小限に抑えるために、データ削減は、30 日間アクセスまたは変更されていない
ファイルにのみ適用されます。データ削減をファイルに適用するまでの日数は Storage Manager を使用して設定されます。
デフォルトの日数は 30 に設定されます。FluidFS v5 以前を使用するときは、デフォルトを 5 まで低く変更することができ、データ削減処理を即座
アーカイブモード開始することができます。FluidFS v6 以降、アーカイブモードは使用できません。最後にアクセスされたファイルを除外する
および 最後に変更されたファイルを除外する のデフォルト値は、アーカイブモードを使用する代わりに 1 日に設定されます。
アーカイブモードの有効化と無効化の詳細については、『Dell FluidFS FS8600 Appliance CLI Reference GuideDell FluidFS FS8600 アプラ
イアンス
CLI リファレンスガイドを参照してください。
データ削減に関する考慮事項
データ削減を有効にする場合、次の要因を考慮します。
データ削減処理は、削減されたデータに対する読み取り操作のパフォーマンスに 5 20 % の影響を与えます。通常のデータに対する書き
込み操作または読み取り操作には影響しません。
Storage Center Data Progression が影響を受けます。データ削減処理後に、Storage Center により、削減されたデータは階層 1 ディスク
に移行されます。
データ削減処理中に内部トラフィックが増加します。
アンチウイルススキャンのデータはリハイドレートされます。
データは、ターゲット NAS ボリュームに複製される前にリハイドレートされます。レプリケーションがすでに設定されている場合は、削減されるデ
ータはすでに複製されています。
NAS ボリュームのクローンでは、データ削減を有効にできません。
NAS ボリュームの未使用容量が 5 GB 未満になると、データ削減は自動的に停止します。したがって、NAS ボリュームのサイズ変更操作によ
り、データ削減が誤って停止される場合があります。
データ削減の設定
データ削減は、システムレベルで有効にし、NAS ボリュームごとに設定する必要があります。
FluidFS クラスタのデータ削減の有効化または無効化
データ削減は、データ削減が有効になっている NAS ボリュームで実行する前に、システムレベルで有効にする必要があります。システムパフォーマ
ンスへのデータ削減の処理の影響を最小限に抑えるために、データ削減がピーク時以外に実行されるようスケジュールします。
1. ストレージ ビューをクリックし、FluidFS クラスタを選択します。
2. ファイルシステム タブをクリックします。
3. NAS ボリューム をクリックします。
4. 右ペインで、設定の編集 をクリックします。NAS ボリューム設定の編集 ダイアログボックスが表示されます。
5. 縦型タブの データ削減 をクリックします。
6. FluidFS クラスタのデータ削減を有効または無効にします。
FluidFS クラスタ上でデータ削減を有効にするには、データ削減の有効化 チェックボックスをオンにします。
FluidFS NAS ボリューム、共有、およびエクスポート
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