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DNS ベースのフェールオーバー前に記録したクラスタ A の設定を使用します。
3. クラスタ B から、クラスタ B とクラスタ A 間のレプリケーションパートナーシップを設定します。
4. クラスタ B で昇格されたすべてのリカバリボリュームのレプリケーションを設定し、クラスタ A の元のソースボリュームにサイド複製するように指定
します。
レプリケーションポリシーは、次の例のように、ボリューム単位の 1 1 で一致する必要があります。
ソースボリューム B1クラスタ Bからターゲットボリューム A1クラスタ A
ソースボリューム B2クラスタ Bからターゲットボリューム A2クラスタ A
…………………………
ソースボリューム Bnクラスタ Bからターゲットボリューム Anクラスタ A
5. クラスタ B で昇格されたリカバリボリュームB1B2..Bnに対して手動でレプリケーションを実行します。レプリケーションが完了したら、次
の手順に進みます。
レプリケーションが失敗したら、発生した問題を解決してレプリケーション処理を再スタートします。すべての NAS ボリュームがクラスタ A に正
しく複製されていることを確認します。
6. クラスタ A から、元のソースボリュームを昇格しますA1A2..An
7. クラスタ B から、昇格されたリカバリボリュームB1B2..Bnのレプリケーションを削除し、ソースボリュームの設定をクラスタ B からクラスタ
A に適用します。この手順を繰り返して、すべてのレプリケーションポリシーを削除し、クラスタ A のターゲットボリュームすべてをスタンドアロン
NAS ボリュームに移動します。
8. クラスタ A から、クラスタ B のユーザーとグループの設定を復元します。これによって、クラスタ A のユーザー設定およびグループ設定がクラスタ
B 設定に復元されます。
メモ: システム設定の復元に失敗した場合は、元の設定にシステムを手動で設定します前に記録したクラスタ A の設定を使
9. クラスタ A の使用を開始して、クライアント要求に応えます。
a. 次のいずれかのオプションを選択します。
IP アドレスベースのフェールオーバークラスタ A で使用していた IP アドレスと一致するように、クラスタ A IP アドレスを変更し、クラ
スタ
B で使用していた IP アドレスと一致するようにクラスタ B IP アドレスを変更します。既存のクライアント接続が切断され、再
確立する必要がある場合があります。
DNS ベースのフェールオーバーDNS サーバーから、クラスタ B ではなくクラスタ A DNS 名をポイントします。
クラスタ A DNS サーバーが、クラスタ B DNS サーバーと同じ、または同じ DNS ファーム内にあることを確認します。既存のクラ
イアント接続は切断されるため、再確立する必要があります。クライアントの NFS エクスポートをアンマウントしてから再度マウントす
る必要もあります。
b. 単一 NAS ボリュームのフェールオーバーフェールオーバーされた NAS ボリュームの DNS エントリを手動でアップデートします。これによっ
て、このボリュームにアクセスしているクライアントがクラスタ B からクラスタ A にリダイレクトされ、他のクライアントは同じ DNS 名を使用し
て他のボリュームへのアクセスを維持します。クライアントシステムは、DNS キャッシュを更新する必要がある場合があります。
c. 単一 NAS ボリュームのフェールオーバーSMB および NFS クライアントをクラスタ A に強制するには、クラスタ B SMB 共有と NFS
エクスポートを削除する必要があります。これにより、SMB および NFS クライアントが、クラスタ A に接続されていた時のように強制的に
再接続されます。クラスタ A のソースボリューム設定が復元された後、すべての SMB 共有と NFS エクスポートはターゲットボリューム
ラスタ A に存在するため、SMB 共有 /NFS エクスポートの設定情報が紛失することはありません。
フェールオーバーしたボリュームはこれで、クラスタ A でホストされていることだけを除き、クラスタ B でホストされていたものと全く同じ DNS
名と SMB 共有 /NFS エクスポート名を使用してアクセス可能となります。
d. クラスタ A AD サーバーまたは LDAP/NIS に参加させます。
e. クラスタ A から、元のソースボリュームA1A2..Anと元のターゲットボリュームB1B2..Bn間のレプリケーションを設定して、
次の災害復旧に備えます。
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