Administrator Guide

NAS ファイルを変更できない
説明 ユーザーまたはアプリケーションがファイルを変更できません。
原因
• ファイルへのパーミッションがないため、クライアントがファイルを変更できません。
• NAS ボリュームが最大容量に達し、ファイルシステムが上書きを含む書き込みリクエストを拒否しています。
• NAS ボリュームはレプリケーションにおけるターゲットで、読み取り専用になっています。
対策
1. 問題が一部のファイルでのみ発生する場合は許可に問題があります。ユーザーアカウントにそのファイルの変更
許可があることを確認するか、別のユーザーアカウントを使用します。
2. 問題が特定の NAS ボリュームに関係する場合は、その NAS ボリュームに十分な空き容量があることを確認
するか、
NAS ボリュームを拡張し、アクセスしている NAS ボリュームがレプリケーションのターゲットではないこと
を確認します。
ファイル所有権の混在が拒否された
説明 ファイル所有者とグループ所有者は、同じ ID タイプ（UNIX または NTFS）に属していなければなりません。違う ID
タイプを設定しようとする操作が検出されました。
原因 元のファイル所有権が SID/GSID の場合、ファイル所有者 ID だけを UID に変更することはできません。
対策 ファイルの所有権を UNIX スタイルの所有権に変更するには、UID と GID を同時に設定します。
UNIX/Linux クライアントからの問題のある SMB アクセス
説明 UNIX/Linux クライアントが SMB を使用して（/etc/fstab を使用するか、直接 smbmount を使用）、
FluidFS クラスタの SMB 共有をマウントしようとしています。
原因 UNIX/Linux クライアントが、次のような smbclient コマンドを使用してファイルシステムへのアクセスを試みていま
す。
smbclient //<FluidFS_cluster_name>/<SMB_share> -U user%password -c ls
対策 UNIX/Linux クライアントから FluidFS クラスタのファイルシステムにアクセスする場合は、NFS プロトコルインタフェー
スを使用することが推奨されます。この問題の対処方法は次のとおりです。
1. システム管理者は、ユーザーが UNIX/Linux クライアントから SMB を使用してアクセスし、mount コマンドを
使用して接続しているのと同じ場所に
NFS エクスポートを作成します。
2. NFS ベースのインタフェースを使用して FluidFS クラスタにアクセスします。たとえば NAGIOS Linux 管理シス
テムから、/check_disk_smb コマンドではなく /check_disk コマンドを使用します。
Dell NAS システムファイルにある不明な UID および GID 番号
説明 ubuntu 7.x クライアントから作成された新規ファイルが 4294967294 の UID および GID （nfsnone）を取得しま
す。
原因 デフォルトでは、Ubuntu 7.x NFS クライアントは、NFS コールで RPC 証明書を指定しません。その結果、これらの
クライアントから作成されたファイル
（ユーザーを問わない）は、4294967294（nfsnone）の UID および GID によ
って所有されます。
回避策 NFS コールに UNIX 証明書を強制するには、Ubuntu fstab ファイル内の FluidFS クラスタマウントに sec=sys オ
プションを追加します。
ネットワーク問題のトラブルシューティング
本項には、一般的なネットワーク問題の考えられる原因と解決策が記載されています。
FluidFS トラブルシューティング
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