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Live Volume に対する管理されたレプリケーション
管理されたレプリケーションにより、プライマリ Live Volume 3 番目の Storage Center に複製することができ、プライマリとセカンダリの Storage
Center が存在するサイトがダウンした場合のデータロスから保護できます。Live Volume の役割のスワップが行われた場合、管理されたレプリケー
ションは他の Storage Center のプライマリボリュームに従います。
管理されたレプリケーションを伴うサポート対象 Live Volume のトポロジ
Live Volume タイプと管理されたレプリケーションタイプは、特定の 3 つの組み合わせがサポートされています。次の表に、サポートされている組み
合わせを示します。
Live Volume タイプ 管理されたレプリケーションタイプ
非同期 同期
非同期 非同期
同期 非同期
管理されたレプリケーションを伴う Live Volume の設定例
次の例では、Live Volume の役割のスワップの前と後での管理されたレプリケーションの動作を示します。
Live Volume の動作プライマリ Storage Center 近くのサーバーがプライマリボリュームを変更する IO 要求を送信すると、プライマリ Live
Volume に対する変更は Fibre Channel または iSCSI を介してセカンダリ Storage Center に複製されます。セカンダリ Storage Center の近
くのサーバーがセカンダリ
Live Volume IO 要求を送信すると、セカンダリ Storage Center はその IO 要求をプライマリ Storage Center
のプライマリボリュームに転送します。プライマリボリュームに対するこれらの変更は、最終的にセカンダリボリュームに複製されます。
管理されたレプリケーションの動作プライマリ Live Volume に対する変更は、Fibre Channel または iSCSI を介して 3 番目の Storage
Center
に複製されます。Live Volume の役割のスワップが行われると、管理されたレプリケーションは他の Storage Center のプライマリボリュ
ームに従います。
Live Volume
の役割スワップ前の管理されたレプリケーション
次の図では、プライマリ Storage Center が左側になり、セカンダリ Storage Center が右側になっています。
80. 管理されたレプリケーションを伴う Live Volume の設定例
1. サーバー 2. Fibre Channel または iSCSI を介したプライマリボリュームへのサ
ーバー
IO 要求
3. プライマリボリュームLive Volume と対象レプリケーション 4. Fibre Channel または iSCSI を介した Live Volume レプリケー
ション
5. セカンダリボリュームLive Volume 6. セカンダリボリュームへのサーバー IO 要求セカンダリ Storage
Center
がプライマリ Storage Center に転送
7. サーバー 8. 宛先ボリューム管理されたレプリケーション
9. Fibre Channel または iSCSI を介した管理されたレプリケーション
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Storage Center レプリケーションと Live Volume