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Live Volume の災害復旧アクティブ化の種類
バージョン 6.5 以降を実行している Storage Center によってホストされた Live Volume には、2 種類の DR が使用できます。
Live Volume の保持セカンダリボリュームをプライマリに昇格することによって、セカンダリボリュームに IO 要求を送信します。Live Volume
削除されず、ソース Storage Center がオンラインに戻った後で管理者がボリュームを復元すると、修復される可能性があります。ボリューム ID
が維持されるため、ボリュームにマップされたサーバーに対して管理者が介入する必要はありません。レプリケーションが Live Volume によって
管理されている場合、管理されたレプリケーションが保存され、
DR アクティブ化されたボリュームに従います。
メモ: Live Volume の保存 DR アクティブ化は、プライマリ Storage Center とセカンダリ Storage Center の両方でバージョン
6.5 以降を実行している場合のみ使用できます。
Live Volume の再作成Live Volume の保存 が選択されていない場合や使用できない場合、Storage Manager により Live Volume
削除され、ビューボリュームが作成されてサーバーにマップされます。リカバリプロセス中に、Live Volume が再作成されます。レプリケーションが
Live Volume によって管理される場合、管理されたレプリケーションはリカバリプロセス中に削除されます。
災害復旧アクティブ化の制限
レプリケーションに対する DR をアクティブ化すると、アクティブ化されたボリューム元の宛先 / セカンダリボリュームをソースボリュームとして使用す
るレプリケーションがすべて削除されます。
関連リンク
単一ボリュームの複数の宛先への複製
計画的または非計画的な災害復旧アクティブ化
災害復旧アクティブ化の際には、計画的 DR アクティブ化を許可するかどうかを選択できます。次の表に、計画的 DR アクティブ化と非計画的
DR アクティブ化のいくつかの違いを示します。
計画的 DR アクティブ化 非計画的 DR アクティブ化
実稼働サイトのサーバーがシャットダウンされます。 実稼働サイトのサーバーはシャットダウンされません。
実稼働サイトの Storage Center をシャットダウンする必要はありませ
ん。
実稼働サイトの Storage Center がシャットダウンされます。
ソースボリュームは、サーバーにマップされなくなります。 ソースボリュームは、実稼働サーバーに引き続きマップされます。
アクティブ化の前に残りのデータをコピーして、データロスを回避します。 リカバリポイント目標PROによって、データが失われる可能性があり
ます。
実稼働サイトは再びオンラインにならず、サービスは DR サイトに切り替
えられます。
実稼働 Storage Center とサーバーがオンラインに戻る場合があり、ス
プリットブレインが発生する危険が生じます。
災害復旧アクティブ化の手順
サイト全体が使用不能になった場合は、影響を受けたすべてのボリュームに対し、1 回の操作で DR をアクティブにすることができます。1 つのボリュ
ームが使用不能になった場合は、それに対応する復元ポイントで DR をアクティブ化します。
複数の復元ポイントに対する災害復旧のアクティブ化
Storage Center のペアが複数のレプリケーションと Live Volume をホストしている場合、対応するすべての復元ポイントに対して災害復旧を同時
にアクティブ化することができます。
前提条件
復元ポイントを保存し、検証します。
手順
1. レプリケーションと Live Volume ビューをクリックします。
2. 復元ポイント タブをクリックして、災害復旧のアクティブ化 をクリックします。災害復旧のアクティブ化 ウィザードが表示されます。
3. DR をアクティブ化するソース / 宛先の Storage Center ペアを選択し、次へ をクリックします。次のウィザードページが表示されます。
Storage Center DR の準備とアクティブ化
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