Administrator Guide

シックプロビジョニングは VVol VM の作成またはクローン作成などの操作ではサポートされていません。サポートされているのは
シンプロビジョニングだけです。
VASA プロバイダ
VASA プロバイダは VMware VVol 操作のサポートを有効にします。
VASA プロバイダは、vSphere vCenter サーバとベンダーのストレージアレイ間のソフトウェアインタフェースです。デルは独自の
VASA プロバイダを提供して、vCenter で Dell ストレージを使用した作業ができるようにします。この VASA プロバイダは VMware
VASA 2.0 API 仕様をサポートしています。
VASA プロバイダが登録されると、vCenter を使用して Storage Center 上に VVol を作成し、管理できるようになります。
お使いの環境で VVol を使用する場合は VASA プロバイダを設定する必要があります。
VASA プロバイダの制限事項
VASA プロバイダには次の制限事項が適用されます。
● Storage Manager VASA プロバイダは、1 台の vCenter サーバのみに登録できます。
● VASA プロバイダに対するすべての ESXi 要求と vCenter サーバ要求は、単一の Storage Manager ユーザーにマップされます。
● VASA プロバイダは、ユーザー定義のストレージプロファイルをサポートしません。VM ストレージポリシーでは、デフォルトの
システム定義ストレージプロファイルのみを使用できます。
VASA プロバイダの登録
vCenter サーバに VASA プロバイダを登録し、Storage Center の サーバ ビューから管理できます。
次のいずれかの方法を使用して VASA プロバイダを登録します。
● 最初に Storage Manager クライアント内の vCenter Server を登録する際に、［VASA プロバイダーの登録］チェックボックスを
選択します。
● Storage Manager クライアントにすでに登録されている vCenter Server については、［設定の編集］を選択し、［VASA プロバイ
ダーの登録］チェックボックスを選択します。
メモ: ソフトウェアをアップデートした後、次のエラーが発生する可能性があります。
Error registering VASA provider: Error running VMware method
[Method: RegisterVasaProvider] [Message: The VASA provider did not
respond]
エラーを修正して VASA プロバイダーを登録するには、次の手順を実行します。
1. 次のファイルを開きます：:msaservice\plugins\module_manager\product-metadata.json。
2. VASA ステータスを［導入］に変更します。
3. Data Collector の再起動。
関連タスク
VMware vCenter Server の登録 、p. 162
VASA プロバイダの登録解除
VASA プロバイダの登録を解除して vCenter から削除します。
前提条件
注意: VASA プロバイダは、次のタスクを開始する前に登録解除する必要があります。
182 Storage Manager を使用した仮想ボリュームの管理