Administrator Guide

モリーによるものです。これは、無中断動作であるため、既存の Live Volume の Live Volume ALUA を有効にするには、メン
テナンス期間中に実行する必要があります。
● 最適化されていないパスのレポート作成：最適化されていないパスのレポートは、次のいずれかの方法を使用して有効または無
効になります。
○ ［ALUA 最適化ウィザード］：［最適化されていないパスのレポート］チェックボックスをオンまたはオフにして、最適化され
ていないパスのレポートを有効または無効にします（「Live Volume ALUA の最適化の有効化」を参照）。
○ ［Live Volume 設定の編集］ダイアログ ボックスの場合：［最適化されていないパスのレポート］チェックボックスをクリア
または選択して、最適化されていないパスのレポートを有効または無効にします（「最適化されていないパスのレポートの有
効化または無効化」を参照）。
● Microsoft Windows 環境：Microsoft Windows 環境で最適化されていないパスを使用することはお勧めしません。最適化されて
いないパスのレポートは無効にする必要があります。すべてのパスが最適化されていないと報告される場合、MPIO ドライバー
は予想どおりラウンドロビンでは機能しません。データ転送が単一パスに削減され、フェールオーバーが遅延します。
メモ: 一部の Windows Server 2016 バージョンは、最適化されていないパスのレポートを適切にサポートできます。Microsoft
Server 2016 での MPIO の設定に関する詳細とベスト プラクティスのガイドラインについては、デル サポート サイトのホワ
イト ペーパー『Dell EMC SC Series ストレージおよび Microsoft マルチパス I/O』を参照してください。
Live Volume ALUA 最適化の有効化
ALUA 最適化 ウィザードを使用して、アップグレードの対象である既存の Live Volume で ALUA 最適化を有効にします。
このタスクについて
メモ: Live Volume ALUA の有効化は中断を伴うプロセスであるため、メンテナンス操作中に実行してください。
手順
1. ［ホーム］メニューをクリックします。
Unisphere Central ホーム ページが表示されます。
Unisphere Central のドロップダウン リストから Storage Center を選択した場合は、 （ホーム）をクリックします。
2. ［データ モビリティー］メニューから、［レプリケーションと Live Volume］をクリックします。
3. Live Volume タブをクリックします。
［Live Volume］ビューが表示されます。Live Volume が最適化されていない場合は、バナー メッセージが表示されます。このメ
ッセージの内容は、使用可能な Live Volume が ALUA 最適化の対象であることの通知です。
4. ［最適化された ALUA へのアップデート］をクリックします。
［最適化された ALUA へのアップデート］ダイアログ ボックスが開きます。
5. 最適化する Live Volume を選択します。
6. セカンダリー サーバー マッピングをリセットするかを選択します。
● ［セカンダリー サーバー マッピングのリセット］チェックボックスを選択した場合、セカンダリー Live Volume のサーバー マ
ッピングはリセットされ、即時停止が引き起こされます。手動による再スキャンを実行する必要があります。
● デフォルトでは、［セカンダリー サーバー マッピングのリセット］チェックボックスは選択解除されており、停止は引き起
こされません。セカンダリー側のサーバーは、後からメンテナンス操作中に再起動する必要があります。
7. 最適化されていないパスのレポートをするかを選択します。
● デフォルトでは、［最適化されていないパスのレポート］チェックボックスが選択されており、Live Volume は、セカンダリ
ー システムからの最適化されていない ALUA パスをレポートします。
● ［セカンダリー サーバー マッピングのリセット］チェックボックスを選択解除すると、Live Volume は、セカンダリー システ
ムからの最適化されていない ALUA パスをレポートしなくなります。
メモ: 最適化されていないパスの使用は、Microsoft Windows 環境では推奨されず、最適化されていないパスのレポートは無
効化しておく必要があります。すべてのパスが最適化されていないとレポートされる場合、MPIO ドライバーは、想定され
るラウンド ロビンで機能しません。データ転送は単一パスに低減され、ファイルオーバーの遅延の原因になります。
メモ: 一部の Windows Server 2016 バージョンは、最適化されていないパスのレポートを適切にサポートできます。Microsoft
Server 2016 での MPIO の設定に関する詳細とベスト プラクティスのガイドラインについては、デル サポート サイトのホワ
イト ペーパー『Dell EMC SC Series ストレージおよび Microsoft マルチパス I/O』を参照してください。
8. OK をクリックします。
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