Administrator Guide
SMB 最大接続数に到達
説明 NAS コントローラ 1 台あたりの最大 SMB 接続数に到達しています。
原因 各 NAS アプライアンスは特定の数の接続に制限されます。
回避策
• システムが最適な状態にあり(すべての NAS コントローラがオンラインの状態)、NAS コントローラ
のいずれかにアクセスする SMB クライアントの数が最大数に到達した場合は、別の NAS アプライ
アンスを追加することを検討してください。
• システムが最適な状態にあるが(すべての NAS コントローラ がオンラインの状態)、NAS コントロ
ーラ間でクライアントのバランスが大きく損なわれている場合は、Storage Manager を使用してクラ
イアントの再バランスを行います。
• システムは劣化した(1 台または複数の NAS コントローラが故障している)状態であり、SMB クラ
イアントが残りの NAS コントローラに接続されている場合は、システムが最適な状態に戻るまで待
つか、システムを使用して SMB クライアントの数を減らします。
SMB 共有が存在しない
説明 存在しない SMB 共有に接続を試みています。
原因
• クライアント側の綴りが間違っています。
• 間違ったサーバーにアクセスしています。
回避策 利用可能な SMB 共有のリストを表示して、すべての SMB 共有が表示され、誤って変更されていないこ
とを確認します。
Windows クライアントで次の手順を使用して、問題のある SMB 共有にアクセスできることを確認しま
す。
1. 実行 をクリックします。
2. 次のように、クライアントアクセス VIP および共有名を入力します。 \\<client_VIP_or_name>
\<SMB_share_name>
SMB 共有のマッピング後のイベントで切り捨てられる SMB 共有名
説明 クライアントが SMB 共有をマッピングした後に、次のイベントが生成され、イベントで SMB 共有名が
切り捨てられます。この例では、SMB 共有は share1_av です。
SMB client connection failure. Un-available share \\172.22.151.106\share1_a
原因 これは、Windows で既知の問題です。Windows は、SMB 共有をその名前と 1 文字切り捨てられた名前に
よってマップしようとします。
回避策 このイベントは無視しても問題ありません。
SMB パスの共有が見つからない
説明 クライアントが、NAS ボリューム内に存在しないディレクトリを参照している共有にアクセスしまし
た。
原因 このエラーは通常、次のシナリオのいずれかによって発生します。
• FluidFS クラスタが、バックアップまたはリモートレプリケーションから復元される。復元中はディ
レクトリの構造が完全ではなく、いくつかのディレクトリは存在していない可能性があります。
• 同じパス内の上位ディレクトリへのアクセス権限を持つクライアントが、別のクライアントにマウ
ントされているディレクトリを削除または変更した場合。複数のクライアントが同じデータセット
にアクセスしているときは、このシナリオを避けるために厳密な権限レベルを適用することをお勧
めします。
回避策
1. FluidFS クラスタが復元中の場合、現在のステータスをクライアントに伝え、復元プロセスが完了す
るまで待機するようにクライアントに指示をします。
2. 別のクライアントがディレクトリを削除または変更している場合は、次の 3 つのオプションがあり
ます。
FluidFS 管理 469