Administrator Guide
原因 デフォルトでは、Ubuntu 7.x NFS クライアントは、NFS コールで RPC 証明書を指定しません。その結
果、これらのクライアントから作成されたファイル(ユーザーを問わない)は、4294967294(nfsnone)
の UID および GID によって所有されます。
回避策 NFS コールに UNIX 証明書を強制するには、Ubuntu fstab ファイル内の FluidFS クラスタマウントに
sec=sys オプションを追加します。
ネットワーク問題のトラブルシューティング
本項には、一般的なネットワーク問題の考えられる原因と解決策が記載されています。
ネームサーバが応答しない
説明 NIS、LDAP、または DNS サーバーのすべてにアクセスできないか応答しません。
回避策 各サーバーについて、次を実行してください。
1. FluidFS クラスタサブネット上のクライアントからサーバーに ping 送信して、応答があるか確認しま
す。
2. FluidFS クラスタサブネット上のクライアントからサーバーにリクエストを発行し、応答があるか確
認します。
3. サーバーのログをチェックし、サーバーがリクエストに応答しない原因を確認します。
DNS 設定のトラブルシューティング
説明 クライアントが、システム名を使用して FluidFS クラスタに接続できないか、またはホスト名を解決で
きません。
原因 次の原因が考えられます。
• クライアントの IP アドレス情報が正しく設定されていません。
• FluidFS クラスタが正しい DNS サーバーを使用するよう設定されていません。
• DNS レコードが正しくありません。
回避策
1. クライアントの IP アドレス情報が正しく設定されていることを確認します。
2. FluidFS クラスタが正しい DNS サーバーを使用するよう設定されていることを確認します。
3. DNS サーバーの管理者に問い合せて DNS の記録の作成を確認します。
RX および TX 一時停止警告メッセージ
説明 Storage Manager が非最適状態にある接続を報告した場合、次の警告メッセージが表示される場合があり
ます。
Rx_pause for eth(x) on node1 is off.
Tx_pause for eth(x) on node 1 is off.
原因 FluidFS クラスタコントローラに接続されたスイッチで、フロー制御が有効になっていません。
回避策 スイッチベンダーのマニュアルを参照して、スイッチのフロー制御を有効にしてください。
レプリケーションの問題のトラブルシューティング
本項には、一般的なレプリケーション問題の考えられる原因と解決策が記載されています。
レプリケーション設定エラー
説
明
ソースとターゲットの FluidFS クラスタトポロジに互換性がないため、ソースとターゲットの NAS ボリ
ューム間のレプリケーションに失敗しています。
原因 ソースとターゲットのシステムに、レプリケーションのための互換性がありません。
回避策 ソースとターゲットの両方に同じ数の NAS コントローラが搭載されていることを確認します。
FluidFS 管理 475