Owners Manual

Windows マシンから仮想マシンへの保護対象データのエクスポートについて
AppAssure では、仮想マシンへの Windows バックアップ情報の 1 回限りのエクスポートまたは連続エクス
ポートの両方
(仮想スタンバイをサポートするため)がサポートされています。仮想スタンバイマシンにデ
ータをエクスポートすることにより、データの高可用性コピーが提供されます。保護対象マシンがダウンし
ても、仮想マシンを起動してからリカバリを実行することが可能になります。
次の図は、データを仮想マシンにエクスポートするための一般的な導入を示しています。
9. 仮想マシンへのデータのエクスポート
仮想スタンバイは、保護対象データを Windows マシンから仮想マシンへ継続的にエクスポートすることに
より作成されます。仮想マシンにエクスポートするときに、リカバリポイントのすべてのバックアップデー
タと、マシンの保護スケジュールに定義されているパラメータがエクスポートされます。
保護対象 Windows マシンまたは Linux マシンのリカバリポイントの仮想エクスポートは、VMwareESXi
Hyper-V、および Oracle VirtualBox に対して実行できます。
メモ: Appliance(アプライアンス)タブに、Hyper-V および ESXi 仮想マシンの管理のみをサポートす
るすべての仮想マシンが表示されます。他の仮想マシンを管理するには、ハイパーバイザー管理ツール
を使用します。
メモ: エクスポート先の仮想マシンは、ESXiVMware Workstation、または Hyper-V のライセンスバ
ージョンである必要があります。試用版や無償版にはエクスポートできません。
動的および標準ボリュームサポートの制限事項
AppAssure はすべての動的および標準ボリュームのスナップショットの取得をサポートしています。また、
単一の物理ディスク上にあるシンプル動的ボリュームのエクスポートもサポートしています。シンプル動的
ボリュームは、その名前が示すように、ストライピング、ミラーリング、スパニングのいずれも行われてい
ないボリュームです。非シンプル動的ボリュームは完全には認識できない任意のディスクジオメトリを持つ
ため、エクスポートできません。AppAssure では、複雑なボリュームまたは非シンプル動的ボリュームをエ
クスポートできます。
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