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ワークステーションとサーバーの保護
トピック:
• マシンの保護
• マシンの管理
• VM エクスポート
• 過去のデータ管理
• レプリケーション
マシンの保護
本項では、Rapid Recovery 環境内の保護対象マシンを保護、設定、および管理する方法について説明します。
Rapid Recovery によるマシンの保護について
Rapid Recovery を使用してデータを保護するには、Rapid Recovery Core Console でワークステーションおよびサーバ(お使いの
Exchange Server、SQL Server、Linux サーバなど)を追加する必要があります。
Core で保護するすべての物理マシンまたは仮想マシンに、Rapid Recovery エージェントソフトウェアをインストールする必要があ
ります。
メモ: このルールの例外は、VMware または ESXi ホストで仮想マシンを保護する場合、エージェントレスの保護を使用できる
ということです。エージェントレスの保護の制限事項など、詳細については、「仮想の高速スナップに対する理解 、p. 166」を参
照してください。
Rapid Recovery Core Console で、いずれかのマシン保護ウィザードを使用する場合、保護するマシンを指定できます。次の操作が
可能です。
● ネットワークホスト名または IP アドレスを使用しているマシンに接続すると、マシン保護ウィザードを使用して、その 1 台のマ
シンを保護することができます。1 台のマシンを保護する方法の詳細については、「マシンの保護 、p. 125」を参照してください。
● ネットワークホスト名または IP アドレスを使用しているクラスタまたはノードに接続すると、クラスタを保護 機能を使用して、
ネットワーククラスタを保護することができます。
● Microsoft Active Directory® を使用するマシンに接続すると、または vCenter あるいは ESXi ホストに接続すると、複数のマシン
の保護ウィザードを使用して、同時に複数のマシンを保護できます。また、手動で入力するマシンリストに、ネットワークホス
ト名または IP アドレスを指定できます。
メモ: 保護操作を失敗させるリソース不足を未然に回避するため、デルは同時に保護するマシンの台数を 50 以下に制限するよ
うに推奨しています。
ウィザードで 1 台のマシンの保護要件を識別するとき、保護するボリュームを指定できます。複数のマシンを保護する場合、すべ
てのボリュームがデフォルトで保護されます(この指定はマシンごとに後から変更できます)。
またウィザードでは、保護に対して、カスタマイズされたスケジュールを定義できます(または既存のスケジュールを再利用できま
す)。
詳細設定 オプションを使用すると、保護するマシンのバックアップに暗号化キーを指定また適用して、セキュリティ対策を追加す
ることができます。
最後に、リポジトリがまだ存在していない場合は、ウィザードを使用してリポジトリを定義できます。
エージェントソフトウェアをインストールしたら、インストール後の再起動をマシンごとに実行する必要があります。
ワークステーションとサーバを保護する方法の詳細については、「マシンの保護 、p. 125」を参照してください。
注意: Rapid Recovery は、ext2 ブートパーティションを使用している Linux マシンの Bare Metal Restore(BMR)をサポー
トしていません。EXT2 パーティションが存在するマシンで BMR を実行すると、そのマシンが起動しなくなります。ext2 ブ
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