Users Guide
保護対象 Exchange Server の設定と機能
Microsoft Exchange Server を Core 内で保護している場合、Rapid Recovery Core Console に追加できる設定と、実行できる追加の機
能があります。
単一設定である 自動マウント可否チェックを有効にする は、Exchange Server に関連する Core Console で使用できます。有効にす
ると、Exchange Server のマウント可否チェックは自動的に実行されます。この設定は、保護対象マシンのステータスが緑色(アク
ティブ)または黄色(一時停止)の場合に使用できます。
詳細については、「Exchange データベースのマウント可否チェックについて 、p. 163」を参照してください。
保護対象 Exchange Server マシンの リカバリポイント ペインから、オンデマンドでマウント可否チェックを実行することもできま
す。詳細については、「Exchange データベースのマウント可否チェックの強制実行 、p. 163」を参照してください。
Core によって保護されている Exchange Server で実行可能な機能は次のとおりです。
● Exchange Server 資格情報の指定。Rapid Recovery Core では、Core で Exchange Server を認証し、情報を取得できるように資
格情報を設定できます。
Exchange Server の資格情報設定の詳細については、「Exchange Server マシンの認証情報の設定 、p. 162」を参照してください。
● Exchange ログを切り捨て。Exchange Server のログの切り捨てを強制実行すると、このプロセスによって使用可能な容量が特
定され、保護対象 Exchange Server で容量が再利用されます。
オンデマンドでの Exchange Server ログの切り捨てに関する詳細については、「Exchange マシンのログの切り捨ての強制実行 、
p. 163」を参照してください。このプロセスは夜間ジョブの一部として実行することもできます。
● Exchange データベースのマウント可否チェックの強制実行。この機能は、Exchange Server 上のすべてのデータが正常にリカバ
リされるように、Exchange データベースがマウント可能かどうかをチェックし、破損を検出して管理者に警告します。
オンデマンドでのマウント可否チェックの強制実行の詳細については、「Exchange データベースのマウント可否チェックの強制
実行 、p. 163」を参照してください。
スナップショットを作成するたびに自動的に実行されるように、マウント可否チェックを強制実行することもできます。マウ
ント可否チェックの詳細については、「Exchange データベースのマウント可否チェックについて 、p. 163」を参照してください。
● Exchange Server リカバリポイントのチェックサムチェックの強制実行。この機能は Exchange データベースファイルが含まれ
るリカバリポイントの整合性をチェックします。
オンデマンドでのチェックサムチェックの強制実行の詳細については、「Exchange データベースファイルのチェックサムチェッ
クの強制実行 、p. 163」を参照してください。
Exchange ログを切り捨て、夜間ジョブの一部としてチェックサムチェックを強制実行できます。夜間ジョブとしてスケジュール設
定できるタスクの詳細については、「夜間ジョブの理解 、p. 37」を参照してください。夜間ジョブの設定の詳細については、「Core
の夜間ジョブの設定 、p. 38」を参照してください。
Exchange Server マシンの認証情報の設定
ログイン認証情報を設定するためには、保護されたボリュームに Exchange Server が存在する必要があります。Rapid Recovery によ
って Exchange Server の存在が検知されない場合は、認証情報を設定 の機能が Core Console に表示されません。
Microsoft Exchange Server 上のデータを保護すると、Rapid Recovery Core Console でログイン認証情報を設定できるようになりま
す。
Exchange Server ごとに認証情報を設定するには、次の手順を実行します。
1. Rapid Recovery Core Console の左側にあるナビゲーションエリアで、認証情報を設定する保護された Exchange Server マシンを
選択します。
その保護された Exchange Server の サマリ ページが表示されます。
2. ページの一番上にあるリンクから サマリ ページを開き、Exchange メニューの右側に表示される下向き矢印
をクリックして、
表示されるドロップダウンメニューから 認証情報を設定 を選択します。
その保護された Exchange Server の Exchange 認証情報を編集 ダイアログボックスが表示されます。
3. Exchange 認証情報を編集 ダイアログボックスで、次のように認証情報を入力します。
a. ユーザー名 テキストフィールドで、その Exchange Server に対する権限を持つユーザーの名前を入力します。たとえば、
Administrator(マシンがドメイン内にある場合は [ドメイン名]\Administrator)となります。
b. パスワード テキストフィールドで、Exchange Server に接続するために指定したユーザー名に関連付けられているパスワード
を入力します。
c. 「OK」をクリックして、設定を確認し、ダイアログボックスを閉じます。
162 ワークステーションとサーバーの保護










