Users Guide
特定の Exchange Server リカバリポイントに対してチェックサムチェックをシステムに強制実行させるには、以下の手順を行いま
す。
1. Rapid Recovery Core Console の左のナビゲーション領域で、チェックサムチェックを強制実行する保護対象 Exchange Server を
選択して、リカバリポイント メニューをクリックします。
保護対象 Exchange Server の リカバリポイント ページが表示されます。
2. リカバリポイント ペインにスクロールダウンします。
3. リカバリポイント内を移動し、目的のリカバリポイントを見つけます。必要に応じて、リスト内のリカバリポイントの右にあ
る
矢印をクリックして表示を展開します。
展開されたリカバリポイントの情報の中に、リカバリポイントに含まれているボリュームが表示されます。
4. リカバリポイント ペインで、適切なリカバリポイントを表す行から、 をクリックし、ドロップダウンメニューから チェッ
クサムチェックを強制 を選択します。
5. 表示されるダイアログでクリックし、チェックサムチェックの強制を実行することを確認します。
ダイアログボックスが閉じます。システムがチェックサムチェックを実行します。Toast アラートがこのタイプのイベントに
対して有効になっている場合は、チェックサムチェックが開始されているというメッセージが表示されます。
チェックサムチェックのステータスを表示する手順に関しては、「タスク、アラート、およびジャーナルを使用したイベントの表示 、
p. 93」を参照してください。
保護対象 SQL Server の設定と機能
Microsoft SQL Server を Core 内で保護している場合、Rapid Recovery Core Console に追加できる設定と、実行できる追加の機能が
あります。
単一設定 アタッチの可否 は、SQL Server に関連する Core Console で使用できます。
Rapid Recovery Core では、SQL アタッチ可否チェックを実行して SQL データベースが含まれているリカバリポイントの整合性を確
認できます。このアクションは、SQL データベースの整合性をチェックし、サポートしているすべての MDF(データ)と LDF(ロ
グ)ファイルがバックアップスナップショットで使用できることを確認します。
以前のリリースでは、SQL アタッチ可否チェックには Core マシンに SQL Server のライセンス版が従来から必要でした。Rapid
Recovery Core では、Core 上の SQL Server インスタンスまたは保護対象 SQL Server マシンのライセンス版から、SQL アタッチ可
否チェックを実行できるようになりました。
アタッチ可否設定では、このチェックで使用する SQL Server のライセンス版を指定できます。アタッチの可否設定の詳細について
は、「Core の SQL アタッチ可否設定の管理 、p. 47」を参照してください。
SQL アタッチ可否の詳細については、「SQL アタッチ可否について 、p. 165」を参照してください。
Core によって保護された SQL Server で実行可能な機能は次のとおりです。
● SQL Server 資格情報の指定。Rapid Recovery Core では、Core で SQL Server を認証し、情報を取得できるように資格情報を設
定できます。1 つの保護対象 SQL Server マシンの資格情報を設定したり、すべての保護対象 SQL Server のデフォルトの資格情
報を設定したりできます。
SQL Server の資格情報設定の詳細については、「SQL Server マシンの資格情報の設定 、p. 164」を参照してください。
● SQL ログの切り捨て。SQL Server のログの切り捨てを強制実行すると、このプロセスによって保護対象サーバの使用可能な容
量が特定されます。このプロセスは容量を再利用しません。
オンデマンドでの SQL Server ログの切り捨てに関する詳細については、「SQL マシンのログの切り捨ての強制実行 、p. 165」を
参照してください。
● SQL Server のアタッチ可否チェックの強制実行。この機能は、SQL データベースの整合性をチェックし、サポートしているす
べての MDF(データ)と LDF(ログ)ファイルがバックアップスナップショットで使用できることを確認します。
SQL Server のアタッチ可否チェックをオンデマンドで強制実行する方法の詳細については、「SQL Server のアタッチ可否チェッ
クの強制実行 、p. 166」を参照してください。
資格情報を指定する機能の他に、前のリストに記載した各機能をオンデマンドで実行でき、Core に実行される夜間ジョブの一部と
して発生するように設定することもできます。夜間ジョブとしてスケジュール設定できるタスクの詳細については、「夜間ジョブの
理解 、p. 37」を参照してください。夜間ジョブの設定の詳細については、「Core の夜間ジョブの設定 、p. 38」を参照してください。
SQL Server マシンの資格情報の設定
この手順を実行する前に、Rapid Recovery Core の保護対象に SQL Server マシンを追加 する必要があります。保護対象マシンの詳
細については、「マシンの保護 、p. 125」を参照してください。
164 ワークステーションとサーバーの保護










