Users Guide
15. 「初回の 1 回限りのエクスポートを実施」を選択して、スケジュールされた次回のスケジュール済みスナップショットの後ではな
く、直ちに仮想マシンのエクスポートを実行します。
16. ボリューム ページで、完了 をクリックしてウィザードを完了し、エクスポートを開始します。
メモ: Virtual Standby または イベント ページを表示して、エクスポートのステータスおよび進捗状況を監視することがで
きます。
過去のデータ管理
本項では、リポジトリに保存された過去のスナップショットデータを管理する方法について説明します。説明には、リポジトリ内
のリカバリポイントの保持、保持ポリシー、容量を節約するためのリカバリポイントをロールアップした結果行われる処理などが
含まれます。リポジトリから Dell の DR バックアップおよび重複排除アプライアンスに、リカバリポイントを再配置する新しい機
能について説明します。
また、本項では、ロールアップの対象とはならない長期ストレージのデータをアーカイブする方法と、アーカイブされたリカバリポ
イントへのアクセス方法について説明します。
Rapid Recovery のデータ保持とアーカイブについて
Core がスナップショットをキャプチャするたびに、そのデータはリカバリポイントとしてリポジトリに保存されます。リカバリポ
イントは時間の経過に伴い自然に蓄積されます。Core は保持ポリシーを使用して、スナップショットデータがリポジトリに保持さ
れる期間を指定します。夜間ジョブのロールアップ期間中、Core は保持ポリシーを適用して、消費されるストレージ容量を低減し
ます。ロールアップ中に各リカバリポイントの日付は最新のリカバリポイントの日付と比較されます。Core は古いリカバリポイ
ントを結合するか「ロールアップ」します。時間の経過に伴い、最も古いリカバリポイントが最も古い保持期間を経過すると「期限
切れ」になり、古いリカバリポイントは新しいポイントと最終的に置き換わります。
結合されて最終的に削除されてしまうリカバリポイントを保持するために、Core Console からアーカイブを作成できます。アーカ
イブとは、Core で保護されているマシンのリカバリポイントが作成された時点の完全なセットを含むファイルです。
アーカイブはファイルシステムまたはクラウド内のストレージアカウントに保存できます。
リカバリポイント内のデータにアクセスする必要がある場合は、後でアーカイブを添付(Rapid Recovery 6.x 以降の場合)またはイ
ンポートして、これらのリカバリポイントをリポジトリにリストアできます。現在 Core にある他のリカバリポイントと同様に、そ
のデータで同じ操作を行うことができます。
メモ: Core はアーカイブでリカバリポイントの元の日付を認識するため、インポートされたリカバリポイントはもう一度ロール
アップされるか、次の夜間ジョブの期間中に削除されます。古いリカバリポイントを保持する場合は、関連するマシンのロー
ルアップを無効にするか、保持期間を延長できます。
保持ポリシーの管理
保持ポリシーは、ロールアップの開始前にリカバリポイントを保持するために、Core の時間の長さを指定する規則です。保持ポリ
シーは時間、日、週、月、年に基づいてロールアップできるように設定できます。最大 6 つの規則を設定できます(デフォルトの
ポリシーは 5 つ規則を設定します)。
5 分ごとなど頻繁にバックアップを行うことができますので、保持ポリシーの最初の規則はすべてのリカバリポイントを保持する
期間を通常に設定します。たとえば、マシンを 15 分ごとにバックアップする場合、ロールアップが開始されるまで 1 日ごとに 96
のリカバリポイントをリポジトリに保存されます。保持ポリシーを管理しないと、データ量によりリポジトリがすぐに一杯になり
ます。
メモ: 管理者は、頻繁にバックアップを行うと、ネットワークトラフィックに影響が出ることに注意する必要があります。ネッ
トワークトラフィックに影響を与える他の要因には、他の転送(レプリケーションなど)、データの変更率、ならびにネットワ
ークのハードウェア、ケーブル、およびスイッチが含まれます。
Core のデフォルト保持ポリシーがあらかじめ設定されています。 デフォルトのポリシー機能は以下のものを保持します。
● 3 日間のすべてのリカバリポイント
● 2 日間の 1 時間あたりの 1 つのリカバリポイント
● 4 日間の 1 日あたりの 1 つのリカバリポイント
● 3 週間の週ごとの 1 つのリカバリポイント
● 2 ヶ月の 1 ヶ月あたりの 1 つのリカバリポイント
● X 年間の 1 年あたりの 1 つのリカバリポイント(デフォルトポリシーでは無効)。
ワークステーションとサーバーの保護 199










