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表 127. ギガバイトあたりの帯域幅の例
ブロードバンド 帯域幅 最大変更レート
DSL 768 Kbps 以上 330MB / 時
ケーブル 1 Mbps 以上 429MB / 時
T1 1.5 Mbps 以上 644MB / 時
ファイバー 20 Mbps 以上 8.38GB / 時
メモ: 最適な結果を得るために、次の表に示す推奨事項に従ってください。
データ転送中にリンクが切断された場合は、(リンク機能が回復されると)レプリケーションが前回の不具合ポイントから再開され
ます。
ネットワーク設定によっては、レプリケーションは非常に時間のかかるプロセスになります。レプリケーション、バックアップなど
のその他の Rapid Recovery 転送、および実行する必要があるその他の重要なアプリケーションに対応するために十分な帯域幅を確
保してください。
問題が発生した場合は、特に特定の保護対象マシンまたはレプリケートされたマシンにネットワーク上で正常にデータを転送するた
めに、それらのマシンのデータ転送レートを調整することを検討してください。詳細については、「転送設定の変更について 、p.
142」および「転送速度のスロットル 、p. 142」を参照してください。
レプリケーションおよび暗号化されたリカバリポイントについて
シードドライブにはソース Core レジストリと証明書のバックアップが含まれていませんが、ソースからターゲットにレプリケート
されているリカバリポイントが暗号化されている場合は、ソース Core からの暗号化キーが含まれています。レプリケートされたリ
カバリポイントは、ターゲット Core に転送された後、暗号化されたままになります。ターゲット Core の所有者または管理者は、
暗号化されたデータをリカバリするためのパスフレーズが必要です。
レプリケーションの保持ポリシーについて
ソース Core およびターゲット Core の保持ポリシーは同期されません。ロールアップおよびオンデマンド削除は、初回のアクション
や夜間ジョブの際に Core ごとに個別に実行されます。
保持ポリシーの詳細については、「保持ポリシーの管理 、p. 199」を参照してください。
自己管理ターゲット Core へのレプリケーション
この設定は、オフサイトロケーションへのレプリケーション、および相互レプリケーションに適用されます。次の手順が必要条件で
す。
● Rapid Recovery コアは、すべてのソースおよびターゲットマシンにインストールする必要があります。
● Rapid Recovery をマルチポイントツーポイントレプリケーションに設定する場合、このタスクをすべてのソース Core と 1 つの
ターゲット Core で実行する必要があります。これらのレプリケーション設定の説明については、レプリケーション 、p. 204 を
参照してください。
● シードドライブを作成し、物理的なリムーバブルストレージボリュームに転送し、既存のリカバリポイントの初期転送を実行す
る必要がある場合は、適切なポータブルストレージデバイスを用意する必要があります。シードドライブのアーカイブにコピー
をアタッチするには、ソース Core マシンに対する物理的アクセスを確保する必要もあります。
● 自己管理ターゲット Core でシードドライブを使用している場合、ご自身または信頼できる管理者がターゲット Core に対する物
理的アクセスを確保する必要があります。
自己管理ターゲット Core は、アクセスのある Core のことです。たとえば、自己管理 Core はオフサイトロケーションでご自分の会
社により管理されるか、ソース Core ではない別の地理的な場所でホストされることがよくあります。シードドライブを使用して
データをシードする選択を行わない限り、レプリケーション全体はソース Core で設定できます。このような場合は、この手順に従
ってシードドライブを作成し、後でシードドライブをターゲット Core に後でアタッチし、アーカイブされたリカバリポイントデー
タを消費する必要があります。詳細については、シーディングの要件と戦略の決定 、p. 207 を参照してください。
次の手順を完了し、自己管理 Core へのレプリケーションを行うためにソース Core を設定します。
1. ソース Core の Rapid Recovery コアコンソールへ移動します。
2. ボタンバーで、
Replicate(レプリケーション)をクリックします。
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